木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2025年09月21日Flow 第三百七十三回目「拓哉キャプテン × 山田裕貴」Part3

今月のマンスリーゲスト、山田裕貴さんとのトークも今週が最後!
そして、山田裕貴さんにとっての「人生の1曲」も伺います!


山田:僕ら世代、僕は今34歳なんですけど、(木村さんが)本当にいるんだって思っちゃいます(笑)。

木村:もう結構だいぶ色んなお話を話したよ(笑)。

山田:語弊があったらアレなんですけど、めちゃくちゃ喋りやすくてびっくりしてます。

木村:イメージ的には何か違った?

山田:イメージですか? いやでも、色んな人からお話聞くたびに「めちゃくちゃ優しいよ」っていうのは聞くんで。

木村:でも、“誰から回ってる話か”によるかもな、それは。盛ってる可能性があるから(笑)。

山田:いやでも、「優しい人だよ」っていうのを聞いてたんで、多分喋りやすい人なんだろうなって。でも、自分がテレビで観て、まだ何もそういうお話を聞いてない時とかは、「会った時にどうやって喋りかけたらいいだろう?」っていうのはありました。
でも1つだけ、「ONE PIECE」のお話すればいいんだ、っていうのだけは、それだけは思ってました。

木村:(笑)。あ、なるほど。そこが入口として間違いない。

山田:で、「ONE PIECE」好きな人に悪い人いねぇだろうと思ってて(笑)。

木村:出たよ。「ONE PIECE」と釣り人が一緒になっちゃってるぐらいの感覚になってますけど。まぁそうかもね。

山田:多分、テレビとかメディアに映ってる姿はそういう感じじゃないけど、もしかしたらルフィのマインドは持ってるんじゃないかな、っていう。

木村:俺が? ルフィのマインド…。

山田:はい。あと、ゲッターズ飯田さんに見てもらった時があったんですけど、僕の手相とか生年月日とか色々見てもらって、「山田さんは木村拓哉さんと一緒の部分が1つだけあります」と言われたんですよ。「やった!」と。「それは何ですか?」って聞いたら、「精神年齢が17歳で止まってます」って。

木村:それ、ゲッターズ飯田を介してのディスりだな(笑)。今めちゃくちゃ変化球だったけど、落差あったなぁ。絶対当たると思ったら、ストーン、って落ちたな。

山田:でも、少年の心を持ち続けると言うか。そのチャレンジ精神とか色んな前向きなことも含めて、だから(精神)年齢もルフィに近いというか。
ちょっと僕1個質問していいですか? さっきの“剃り上げて”とか“インソール入れて”とかの、役作りの話なんですけど。

木村:うん。

山田:木村さんは原作モノとかがあった時、自分で、「やっぱり原作に忠実に」って思うタイプか、それとも「いや、この原作を実写にするなら、こういう設定があった方がいいかもしれない」みたいなので、自分で足していったりする方ですか?

木村:それは、足す・足さないは、その現場に立ってみないと分かんない。自分1人で成立するものは1つもないから。
だから、原作モノがあって、この役を誰々さんがやってくださるって言って、一緒にやるから、その方がどれぐらい原作のそのキャラクターをやってくださるかも分からないし。自分だけが原作に沿って沿って、「そうっすよね。こうやって立ってますよね。こうっすよね」っていうのを体現しても、一緒にやってくださる人たちがどうなるのかなっていうのは、やっぱ現場に行ってみないと分かんないから。
でも、原作っていうものがある時点で、ものすごいクリアな図面というか、プラモデルで言うとすごい具体的な設計図がもう原作として存在してくれてる場合は、楽しめる部分も多いし、プレッシャーに感じる部分も多いかな、とは思うけど。でも、「東卍(東京リベンジャーズ)」の皆はエグかったと思いますよ。

山田:ちょっとあれは、そうですね。皆プレッシャー感じてましたね。

木村:でも、観て思ったけど、原作をちゃんと人がやって、プラスになってるものの1つだと思う。

山田:うわー、嬉しい。

木村:そういうふうに打ち込んでる人がやってるから、観た時に面白いんだろうな。と、思うな。
で、ラジオですけど。ニッポン放送の「オールナイトニッポン」をやってますけれども。これさ、今のスケジューリングで、生放送で、深夜でやってるじゃん? エグくないですか?

山田:エグいっすね…!

木村:エグいんだ(笑)。

山田:でも、本当に小さい頃から人を笑わせるのが好きだったんですよ。笑わせる腕はないかもしれないけど、どうにか笑顔になってもらいたいとか。
それこそ高校生の時に宴会部長みたいなキャラクターだったって、そうなってたのも、元々僕は人が笑ってくれてることに安心するって言うか、人が笑ってくれることで「あ、俺ここにいていいんだ」って思えるような子だったので。何か変なことやったりとか、一発ギャグやってみたりとか、学校でそういうようなキャラだったんですよ。とにかくいじられキャラと言うか。

木村:いじられに行くキャラね。

山田:はい。そんなに笑わせられる腕はないかもしれないけど、とにかく大きな声を出して(笑)、とにかく騒いで、1時〜3時を盛り上げるっていう。

木村:1時〜3時だからね?(笑)

山田:いや、「お休みになりながら聴いてください」っていうラジオは今まであったと思うんですよ。1時〜3時から仕事に出かけなきゃいけない人たちもいるだろうから、俺は逆にめっちゃ大声出して、めっちゃ盛り上げるんだ、と。「なんだこいつ。馬鹿だな」って思われながら仕事に行ってもらうとか、運転中に聴いてもらうとか。
で、それで受験勉強の手が止まっちゃった、みたいなのも、今はそれを休み時間にしてもらって、楽しい時間にしてもらって、次また頑張ろうっていうふうにしてもらう時間になってくれればいいな、の延長線上が、このラジオですね。
だから「オールナイトニッポン」のスタッフさんが木村さんとのラジオ聴いたら、「お前、なに猫被ってんだよ?」って僕が絶対言われると思います。

木村:あ、そうなんだ。これ、猫?

山田:いやでも“はじめまして”なんで、真っ当だとは思うんですけど。ここで僕が本当に普段のテンションだったら、音声さん、ミキサーさんが大変なことになっちゃいます。叫んでたりするんで(笑)。

木村:普段のオールナイトニッポンの方は?

山田:はい(笑)。「ワァ〜〜〜!」とか言って、「済美高校の野球部の声」とかって言って。自分の意見とかメッセージとかバーって言ってくんじゃなくて、もう2時間馬鹿やって、「こいつ馬鹿だな。何か頑張ろう!」って思ってもらえるように。

木村:なるほど(笑)。表現難しいけど、「ちょっと世の中的にはジャンクフードって言われちゃってるかもしれないけど、食ったらうめぇよ」っていう。

山田:あー! はい、もうそういう感じでいさせてもらってます(笑)。めっちゃ上手く例えてくださって。

木村:でも、「オールナイトニッポン」っていうのも、10月26日に…待って、横浜アリーナでやんの?

山田:はい(笑)。

木村:ラジオやるとこじゃないよね? 俺ここでライブやったよ。

山田:もう本当に、数々のアーティストさんたちが立たせてもらったところに。去年も横浜アリーナでイベントやらせてもらってて、「山田裕貴のオールナイトニッポンX 横浜アリーナ王におれはなる!」っていうイベントだったんですけど。

木村:うん(笑)。色んなのがミックスしちゃってんね(笑)。

山田:はい。僕、去年“横浜アリーナ王”になりまして。

木村:あれ? でも俺去年、横浜アリーナやりましたよ。

山田:でも王にはなってないですよね? その時横浜アリーナ王になりましたか?

木村:いや、狙いに行ってないから(笑)。横浜アリーナ王は狙ってない(笑)。

山田:(笑)。ですよね。“王”を名乗った人は多分今まで1人もいないんで、横浜アリーナ王は僕が獲りに行こうと。

木村:あーなるほど(笑)。じゃあ、2024年の横浜アリーナ王。

山田:それは、僕です。

木村:良かった〜。獲りに行かなくて。

山田:次は甲子園を開催しようとしてて。やっぱり野球が好きなので、「優勝旗をニッポン放送に持って帰る」っていう。だから今は優勝を目指してます。

木村:え? 甲子園の優勝旗を、ニッポン放送に持って帰ってろうとしてるの?

山田:でも、場所は横浜アリーナです。

木村:ん? 1人だよね?

山田:(笑)。アーティストさんたちは来てくださいます。SUPER BEAVERの渋谷さんとか。

木村:あ、そうなんだ。

山田:勝地涼さん。Aogumoっていう、自分が見つけてしまったアーティストさんとか。スキマスイッチさん。Kep1erさんっていうアーティストさんたちが、一緒に優勝を目指して。

木村:それは何か…いいとこまでいきそうだね…(笑)。

山田:(笑)。

木村:いやいや、そのメンツで初戦敗退はないだろう。

山田:はい。初戦敗退はないだろうな、っていう。あと、対戦相手もいないんで。

木村:不戦勝じゃん。

山田:はい。だからもう、優勝決まってます。

木村:“優勝旗を持って帰る”っていうモチベもちょっと違ってくるよね。

山田:違います。でもやっぱり、僕のラジオでよく言ってるんですけど、「ラジオは野球。野球は野球」っていう。

木村:その心は?

山田:ちょっと僕もよく分かってないです。

木村:あ、マジか(笑)。

山田:(笑)。

木村:でも、そうね、言われてみりゃそういうことかもなって今聞いてて思ったのは…。

山田:本当ですか!?

木村:いや、聞いてて思ったのは、要は、発信する側だけど、それを聴いてくれてる人がいなかったらただの壁当てじゃないですか。なんだけど、それをちゃんとキャッチボールできるっていうのは、相手がいてくれるから。相手に取りづらいものを投げてしまった場合は、相手も取れないわけだし。っていうことなのかな、って、今聞いてて思ったんですけど。

山田:木村さんの方が分かってる…。(甲子園に)出場しますか?(笑)

木村:(笑)。でも、危険なのは「甲子園」って聞いてると、俺は甲子園に行きそうだから。「ごめん、集合時間に来てるんだけど、お前どこにいるの?」って言って。

山田:これはものすごい心配されてて。「山田裕貴のリスナーさんたちはちょっとお馬鹿ちゃんだから、『ドラゴンフェニックス甲子園』というイベントをやったら、本当に甲子園に行ってしまうんじゃないか」っていうのを、本気で心配されてるスタッフさんたちが何人かいて。

木村:何人か行くと思うよ。

山田:いや、だから、横浜アリーナです。大阪じゃなくて、新横浜駅の。

木村:知ってる知ってる。プリンスホテルの近くだよね。

山田:はい。

木村:今月はマンスリーゲストに、“ゆうくん”こと山田裕貴をお迎えしてお送りしてきました。
9月12日に公開されたばかりの主演映画「ベートーヴェン捏造」。

山田:はい。「結果的に“本当”って何だろうね?」、「真実ってやっぱり本人にしか分からないよね」っていう(お話です)。

木村:なるほど。僕も拝見したいと思います。
この番組、毎回ゲストの方に「人生の1曲」っていうのを伺ってるんですけど、「山田裕貴にとっての人生の1曲」はありますか?

山田:PhilHarmoUniQueっていうアーティストさんの「みちしるべ」っていう曲があるんですけど、それは「イキガミ」っていう映画で流れて来て、僕は心にズシーンって刺さった曲です。歌詞の中に「生きるとはなんなんだろうか?」っていう歌詞が出てくるんですけど、そういう歌詞がすごくストレートに歌に載ってるんで、僕、カラオケで締める時はいつもこの曲を歌うんです。逆に、木村さんにもこの曲を聴いてもらいたいなと思います。

木村:はい。

[OA曲]
M.みちしるべ/PhilHarmoUniQue

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