木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

2025年09月28日Flow 第三百七十四回目

今週は、皆さんから頂いたメッセージをご紹介します!
最後までお付き合いよろしくお願いします。


まずは8月のマンスリーゲスト、蒼井優さんとのトークを聴いてくれた方からメッセージを頂いています。

【神奈川県 キョンキョン 57歳 女性】
キャプテン、こんにちは。蒼井優さんとのトーク、拝聴いたしました。
映画を作るって、監督によって全然違う作り方をするものなのですね。
私は、映画や写真は「時間を閉じ込める芸術」だと思っているので、どんな風に作っているのかな、と興味を持ってお話を聞きました。
お二人は、OKが出ても「ああすれば良かった」と思い返すことがあると聞き、「優ちゃんもキャプテンも、仕事の振り返りをきちんとしているんだな〜」そのプロ意識を見習わなくちゃ、という気持ちになりました。
公開前で「言っていいこと」と「言っちゃいけないこと」がある中、言葉を探しながら一生懸命話しているのが伝わってきました。
映画の公開が楽しみです。これからもお身体に気をつけてご活躍ください!


木村:ありがとうございます。
本当にこのラジオというものは、マイクの前で僕らが色々思ったこと、感じたこと、楽しいこと、やだな〜と思うこと、お話をさせて頂くんですけど、もう本当にツールとしては声のみになってしまうんですよね。その声が、優ちゃんの場合、笑ってますからね。もう笑顔の声っていう。
なんか、歌のタイトルになりそうですね。そんな声の持ち主なので、お話してても非常に楽しかったですし、改めて素敵な方だな、っていうふうに思いましたね。

優ちゃんとも一緒に出演させて頂いております、山田洋次監督の91作目の最新作、映画「TOKYOタクシー」。11月21日(金)公開ですので、皆さん是非受け取って欲しいと思います。よろしくお願い致します!

そして「木村さ〜〜ん」っていうYouTubeの方では、「TOKYOタクシー」の映画の撮影でもお世話になりました、柴又帝釈天を散歩させて頂いたんですけども。なんとそこに、「嘘でしょ?」、「山田洋次監督が、なんで『木村さ〜〜ん』にいるの?」っていう(笑)、不思議な時間、貴重な時間を一緒に過ごさせて頂きました。
こちらの方も是非観て頂けると、山田監督の、もうそれこそキャリアで言ったらとんでもないキャリアの方なのに、「こんなにフラットで、こんなに目線下げてくださる人なんだ!」っていうのが皆さんにも理解して頂けるんじゃないかなと思うので、良かったら是非是非。

続いてはこちらのメッセージを紹介します!

【滋賀県 うさぎ 46歳 女性】
こんにちは、いつもラジオ楽しみに聴いています。
ラジオで木村さんは、働きながら定時制高校に通われていたのを知り驚きました。
私は高校を中退して、26で通信制高校に2年通いました。
自分のやりたいことを続けたかったので、両立するには通信が良いと決めました。
それから、大学も通信制に通い4年間頑張りました。
年齢幅が広く、社会人が多いので刺激になりました。
卒業して8年経過しましたが、自分で取り組む姿勢は身についたので、大学での勉強の延長線として、法律家の夢を叶えたいです。
夢が叶ったら、船で世界一周すること、世界遺産をこの目で見たい。世界遺産の勉強もしたいと思っています。
木村さんの今後のご活躍も、いちファンとして楽しみにしております。
個性豊かな木村さんの演技を期待しています。


木村:ありがとうございます。
優ちゃんとのトークの中で、「僕自身は三部制高校の午前の部に4年間通わせて頂きましたよ」というお話もさせてもらったんですけど。いや本当に普通に、電車で乗り換えて、行ってましたね。2WAYで行けたので、「今日はどっちから行こうかな?」っていう。「どこどこ経由で行くか」、「右回りのこっちから乗って、あそこで乗り換えて、目的地の駅に行くか」っていう、気分で行ってたような気はするな。
だから、そういう“高校卒業”っていう資格とは別に、違うルートで人生を歩んでる人たちっていうのもたくさんいらっしゃるし、どっちが正解、どっちがいい・悪いっていうのはないしね。本当に、“人との出会いにどれだけ恵まれることができるか”っていうのが一番大きいのかなと僕は思うかな。

続いてのメッセージはコチラ!

【大阪府 オレンジジュース 18歳 女性】
大学一回生です。
以前読んだ本で、あすなろ白書ではじめは木村さんにカケイくんのオファーがきていたにも関わらず、未来を見据えた上で取手くん役を演じることを決めたということを知りました。
それからYouTubeやドラマ、テレビ番組で木村さんを追いかけるうちに木村さんの生き方に憧れを抱くようになりました。
私はやりたいことは沢山あるのですが、未来自分がどういう姿でいたいのか具体的にイメージできていません。
そのため、木村さんが私と同じ20歳ごろ、自分の未来についてどのようなことを考えていたのかを教えていただきたいです。


木村:これね、どこでどう話が変化したのか、してるのか。これ自分で「いや、僕はお話頂きましたけど、掛居っていう役ではなく、未来の自分を見据えて取手っていう役をやらせて頂きます」な〜んてカッコイイこと、できてないですから。全然。
これはその当時のプロデューサーが、「拓哉がさ〜、掛居やったらさ〜、かっこ良すぎて駄目だからさ〜、取手くんね」っていう感じでしたよ。その方のジャッジですよ。
オレンジジュースが今現在18歳で、「具体的に未来の自分がイメージできてない」って書いてあるんだけど、まさしく、多分オレンジジュース並みに、イメージできてなかったです。当時の自分を振り返ると、びっくりですけど「ビッグになりたい」とか、俺はすごい好きじゃない言葉なんだけど、「売れたい」とか。今で言う“モチベ”がなかったので(笑)。

だから、オレンジジュースが今18歳で、何になりたいとかはないのかもしれない。でもそれは、まだオレンジジュースが出会えてないだけだと思うから。もう本当に、豊かなオレンジジュースの人生の時間っていうのはまだいっぱいあると思うし、その中でしっかり見つけていって欲しいなと思うかな。また見つかったらお知らせお願いします。待ってます。

続いてのメッセージはコチラ!

【愛知県 kou 14歳 女性】
木村くんこんにちは!
今回はこれからの人生に繋がる大事な時期を迎えている私からの相談に乗って欲しくてこのメッセージを書いてます。
私は今年から中学3年、高校受験生となりました。
周りはまだ進路に迷っている子が多いのですが、私は1つの高校に中2の頃から決めていました。
それは食物調理科のある高校です。
私は「グランメゾン東京」を観て、フランス料理人になりたいという夢を持ちました。
その夢を叶える第1歩として、食物調理科のある私立の高校を志望しています。
そこには、見学にも行って、先生方も良い方ばかりで、高校卒業と同時に調理師免許が取れる数少ない私立高校です。
私は本気でそこに入学したいと思ってます。
そんな私は、受験生として受験勉強に没頭しないといけないのですが、どうしてもスマホなどの誘惑に負けてしまい、自分でも「なにやってんのまじで。」と自己嫌悪に陥ったり、大反省会をしています。
木村くんだったら、私のような状況になった場合、どんな受験生生活を送りますか?
もしくは、木村くんが受験シーズンの時どんな生活をしていましたか?
何かアドバイスをください。
私は本気でその高校に行って、フランス料理人の夢に近づきたいです。
でも今の私では遠ざかってしまっいてる一方だと思ってます。
厳しい言葉でも構いません。木村くんからのパスを待ってます。


木村:でもさ、kouちゃん、俺、高校受験…まあ、したよ? 確かにした。公立を1個。私立…要は“滑り止め”ってやつですよね。滑り止めっていう価値感で1個、「受ける高校ここにしておこうかな」みたいな。kouちゃんみたいに、「ここに行きたい」じゃなかったんですよ。「ここにしておこうかな」っていう、もう本当にそれぐらいの。
だから「何かになりたいから進学したい」っていうことじゃなかったし、皆が受験するから、皆が「高校には行っといた方がいいっしょ」みたいな感じで行くから、「え? じゃあそういうことなの?」みたいな感じで、選択としては、そういう選択の仕方をしてたのかもしれないね。
でもkouちゃんは「○○に行きたい」、「□□に近づきたい」っていうものがあるわけじゃん。そこが、僕とは全然違うし。

なんだけど、「スマホの誘惑に負けちゃってる」っていうふうに言うんですけど。それは負けるよね。こんなもんなかったし。で、もしあったとしたら、ヤバかったと思いますよ(笑)。
でも、その誘惑が多い分、kouちゃんみたいに「なりたい」「行きたい」っていう、いっぱい自分の中の「〜たい」、それを大事にしてもらえれば、きっと「なにやってんの、まじで」っていうのが解決できるんじゃないかな。

俺、「自分は〇〇したい」っていうのがなかった。だからkouちゃんには的確なアドバイスはできないのかもしれないけど。でも唯一、繋がれてる部分としては、「グランメゾン東京」を観てそうなりたいってkouちゃんが思ってくれたっていうのが、俺はそれをやった、作った人間だから。
僕らはフィクションを作ったけど、あれをkouちゃんがノンフィクションの世界で進みたいってなったら、マジでもう生半可な努力じゃ無理だと思うからね。「なにやってんの、まじで」って自分でまだ自分にツッコめる程度で終われてるからいいけど、やっぱりね、“作ったものをお客様に食べて頂く”っていう、そのコミュニケーションを取りたいって言ってくれてるんだとしたら、やってほしいな。
「本気見せてみろ」っていう…kouちゃんの覚悟と本気を見せて欲しいなっていう気がします。「グランメゾン東京」っていうのには尾花夏樹っていうキャラクターがいて僕はそれをやらせてもらったんですけど、彼だったら多分そう言うと思いますね。「お前の本気見えねーよ」って言うかな?
ごめんね。「厳しい言葉でも構いません」って書いてあったから、俺もちょっと大きく出てみましたけど(笑)。

[OA曲]
M.RECIPE (レシピ)/山下達郎

NEW

ARCHIVE

LINK

    TOKYO FM

top_back