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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2020年9月27日(日)
冬の新型ウィルス対策に揺れるUK クリスマスの楽しみ方は如何に
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夏の後ろ姿は、瞬く間に遠くへ小さく霞んでいったロンドン。秋の到来にも負けず、天気が良ければパブのガーデン席は今でも結構な混み具合。多くのお客さんがパイントグラス片手に、サンシャインを楽しんでいます。

今週、ジョンソン英首相により冬の新型ウィルス対策が発表され、揺れに揺れている英国。悲しいことに自国含め、ヨーロッパ中で感染者数は増える一方。秋冬の間、何としてでも国のロックダウンだけは回避せねばと、新規制が設定されたのです。

今回の主な変更点とは、パブ・レストランは夜10時に閉店を強いられたこと。ソーシャルディスタンスを保つため、テーブルレイアウトを変更し、やっと再オープンを果たしたパブ、レストランも多い中、この新ルールはかなりな痛手を負うことに。

また今週以前に措置されたのは、その名も「ルール6 (Rule of 6)」。これは家族、友人との集まりは最高6人までにという規制。となると、クリスマスに兄弟姉妹家族で同時に集まるのは無理なご家庭も多く、UK全国撃沈ムードに。

12月25日は家族全員が集まって一緒にお祝いすることを何よりも大切にしている英国人。今年のクリスマスの日は、一味違う工夫が必要となってきます。

イギリスのお母さんが腕によりをかけたアツアツの美味しいターキーを囲むのも6人まで。兄家族を優先させるか、弟家族に先に来てもらうか、また祖父母はどのタイミングで招待するか等々。お母さんにとって未だかつてない悩ましいクリスマスとなりそうです。

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