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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2021年1月31日(日)
純白の雪にほっこりしたロンドナー グラストンベリーフェスが中止に
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三度目のロックダウンに突入してから早4週間が経過したUK。毎日の感染者数は低下しつつあるものの、延べ死者数が10万人を突破。
英ジョンソン首相は、この結果に対し「全面的に責任を取る」とした上で「できることは本当に全て行った」と表明。何故、この状況を止めることができなかったのか。政府は、そして科学者チームはどの時点で誤ったのか。連日シビアな検証が進められています。

そんな暗いニュースの中、先週はロンドンに雪が! 積雪は僅かでしたが、日曜日朝に突如お目見えした真っ白な雪化粧は、ロンドナーの心を優しく軽やかにリフレッシュさせてくれました。

テムズ河沿いのリバーサイドウォークを歩いてみると、そこには小さな雪だるまたちがたくさん! 子供たちも走り回って少しばかりの雪を最大限に満喫しています。
それぞれの雪だるまコレクション。散歩で通り過ぎる大人たちも足を止め、見ては笑って、写真を撮って、愉しんでいました。
ぴりぴりとしたロックダウン中、束の間のホッとした心温まる瞬間でした。

もう一つ悲しいニュースとは、世界最大級の音楽フェス、グラストンベリー・フェスティバルが今年も中止となったこと。
昨年30周年を迎える予定だったグラスト。今年は何としてでもと開催に意欲を燃やしていましたが、この状況では断念せざるを得ないと発表したのです。

オーガナイザーのエミリー・イービスは、英国にはキャンセルを余儀なくされた音楽フェスをサポートするスキームがないと主張。ドイツではそのような補助金制度があるそう。これを受け、今やっと英国の国会議員が動いている最中だとか。

世界中から20万人以上の極上オーディエンスが集まるグラストンベリーは、国が誇る一大文化。何としてでもグラストを、そしてこのフェス文化を守らなければならない使命があるはず。さて政府はどんな対応を示してくれるのでしょうか。国民の期待を裏切らないで欲しい。皆、切に懇願しています。

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