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人間なのか蛙なのか、もはや蛙と一体化しているといっても過言ではない草野心平の世界。彼の耳にしか聞こえない蛙の擬音を文字化できる能力も凄いのですが、「●」だけで表現している詩や、「ヘビに食べられているナウ」な蛙の詩など、どうやったら思いつけるの?!とあっけにとられるアイディアも満載です。小さい頃から「昔の田舎は蛙が凄かった。おばあちゃんちに行った夜、あぜ道で蛙の大合唱になってしまって、怖くて一歩も踏み出せなかった」という逸話を、都会育ちの母から何度も聞いて育った私ですが、今回『誕生祭』を読んで初めて母の子どもの頃の思い出とシンクロできたような気がします。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年06月21日
川口松太郎『紅梅振袖』
2020年06月14日
ガース・ウィリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ』
2020年06月07日
ディケンズ『信号手』
2020年05月31日
メリメ『カルメン』

アーカイブ
蛙のガリアード/村治佳織(ギター)
たくさんの蛙の詩にちなんで、蛙の曲を選びました。ガリアードは、ルネサンス時代にヨーロッパに普及した舞曲。エリザベス1世は、ガリアードの名手でした。
埴生の宿(ホーム・スウィート・ホーム)/鮫島有美子(ソプラノ)
「エレジー」という詩、恋人のモリアオガエル”くみーる”は、ソプラノで「ホーム・スウィート・ホーム」を歌いました。そして、卵を生むとき「美しいわ」となんども言いました。
I'm In Love with A Big Blue Frog.(大きな青い蛙に恋をした)/ピーター・ポール&マリー
草野心平が愛したすべての蛙たちに捧げたいと小川さん。
 
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