メッセージ
today's topic

「ダメ男が久々に登場しましたね!」と小川さんもお怒り気味でしたが、確かに主人公のハモンド氏、どこまでも自己中で子どもっぽい男性でした。旅から10か月ぶりに帰ってきた妻の様子がなんだかおかしい、船の中でなにやら事件があったらしい…しかしその真相を知っても「そんな大変なことがあって、君は大丈夫だったの?」と妻を労る気配はみじんもなく、「久々の再会が盛り下がったわー」としらけるのみ。そんな姿をみて妻の方はこの夫との人生自体が盛り下がったのではないでしょうか。小川さんは「これは決定的。離婚ですよ!」とおっしゃっていましたが、人生が一瞬で変わってしまうその瞬間をするどく捉えたマンスフィールドの筆。『園遊会』に続き今回も感服いたしました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年10月11日
『八木重吉詩画集』
2020年10月04日
エドガー・アラン・ポー『アッシャー家の崩壊』
2020年09月27日
いわむらかずお『14ひきのひっこし』
2020年09月20日
横溝正史『八つ墓村』

アーカイブ
HOW DEEP IS YOUR LOVE/
Adeaze

ハモンド氏は、ジェーニーが自分と同じように再会をよろこんでいるのか?いつか飛び去ってしまうのではないか、という不安を持ち続けています。♪君の愛の深さを示してほしい♪という歌詞。オリジナルはビージーズ。アデアゼは、ニュージーランドの人気ボーカル・デュオです。
ピアノ・ソナタ 第2番「葬送」変ロ短調 第3楽章/
ショパン作曲、横山幸雄(ピアノ)

船から降りて、ジェーニーは、乗客の一人を自分の腕の中でみとったことを夫に打ち明けます。ショパン作曲。マンスフィールドのニュージーランド、ウェリントンの生家は記念館になっています。彼女はピアノが得意でピアノや楽譜が飾ってあるそうです。そこでピアノ曲を選びました。
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。