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SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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ヴァイオリニスト古澤巌さん/旅するカメラプロジェクト・続報

  • ON AIR
  • 2019/09/01

ヴァイオリニスト 古澤巌さんを迎えて

写真 今週、ゲストにお迎えしたのは日本を代表するヴァイオリニストのひとり、古澤巌さんです。 古澤さんと「SUNDAY’S POST」には、ある縁が。実は、番組のエンディングテーマの「めぐり逢い」は、古澤さんの演奏によるものなのです!
写真 小山「僕はこの曲が使われている映画『めぐり逢い』が大好きで。古澤さんは、なぜこの曲をレコーディングされたんですか?」

古澤「実は僕、オリジナルの『めぐり逢い』の方は知らなくて」

小山「ウォーレン・ベイティ版の方ですね」

古澤「あの映画のお嬢さんがあまりに可愛くて。あとは、このエンニオ・モリコーネの曲がやっぱり大好きだったんです」

(※『めぐり逢い』には、1939年公開版、1957年公開版、1994年公開版の3作品があります。ウォーレン・ベイティが主演を務め、エンニオ・モリコーネが音楽を担当したのは1994年公開版です)

小山「僕もまったく同じで、この映画が好きで。いつもレコーディング用に、素敵だなと思う曲をストックされているんですか?」

古澤「いえ、たまたまですね。いつもレコーディングの最中に探して、『これ、あるじゃんか』みたいな風にしていて。でも、好きと言ってもらえて嬉しいですね」

宇賀「私、その映画は観たことないです。探して観てみますね」

小山「僕、何本も持っているんで、1本あげましょうか? 好きすぎて何本も持っているんです(笑)」

日本の風景や魅力を音や手紙で伝えるSUNDAY’S POST。まずは古澤さんの出身地を聞いてみました。

古澤「茅ヶ崎の病院で生まれたので、『茅ヶ崎生まれ』ってプロフィールには書いているんですけど、本当は東京ですね。両親は嬉野と佐世保で、九州なんですよ。父親は佐世保の海軍にいるときに父親と知り合って。おばあちゃんに聞くと、ものすごい恋愛結婚だったらしいですね」

小山「ヴァイオリンはどのタイミングで出会われたんですか?」

古澤「僕、天皇陛下と同じ学年なんです。天皇陛下が3歳の頃にヴァイオリンをお始めになられて、そのニュースを見た母親が『同じ学年だから』って、無理やりさせたんじゃないかな? と思っています」

小山「共演はないんですか?」

古澤「ありましたよ。学習院大学のオーケストラに、音楽大学の学生がサマーキャンプでコーチに行くことがあって。そのときに、陛下と一緒にカルテットをやりましょう、とか。楽しくて楽しくてしょうがな畔、その時は夜中までずっと弾いていました」

小山「それはお母様も感激されたんじゃないですか?」

古澤「おばあちゃんが特に喜んでいましたね」

宇賀「小さい頃からずっとヴァイオリンをやられていて、途中で嫌になられたことはなかったんですか?」

古澤「ずっと嫌でしたよ。全然関係ないんですけどね、ゴルゴ13っているじゃないですか。多分あの人も、好きであんな仕事しているんじゃないと思うんですよ。ただ、幼少の頃につらい訓練を受けたシーンが出てくるじゃないですか。……あんな感じですよね」

宇賀「そこに共感するんですか!(笑)」

古澤「『ゴルゴも大変だったろうな、僕も一緒だな』って(笑)。だって野球したくてもできないんですよ。やっと練習を言えてグローブを持って走ると、町のチャイムが鳴って、家に帰ることの繰り返しだったんです。だからその反動で、大人になってから遊ぶようになりましたね」

古澤さんがヴァイオリンを学んでいた当時、日本人にプロはいなかったそうです。古澤さんは8歳年下の葉加瀬太郎さんと知り合い、バンドを組んだことがいまのキャリアの始まりになったのだとか。

小山「その出会いがなければ……ですね」

古澤「だから僕、彼を誘った日のことを覚えているんですよ。『バンドやったことないんだけど、葉加瀬の顔にバンドって書いてあるよ』って。『僕はクラシックを弾きたいんですけど』って彼が言ったんですけど、そんなの大人になってからやりなよって言って。それがきっかけだったんです。だから僕の自慢は、まだ海のものとも山のものともわからなかった頃の葉加瀬太郎をスカウトしたことですね」

そして、古澤さんが日本で好きな場所についてもうかがいました。

古澤「宮崎県の日向ですね。演奏をするのに20年以上通っていますね。あそこにしかない柑橘類で、“へべす”というものがあるんですけど……」

小山「あ、知っています!」

古澤「さすがですね。見た目はカボスのような感じなんですけど、味は全然違う。ものすごくジューシーで甘くて、あのあたりでしかとれないんです。僕はへべす好きが生じて、へべす大使にもなりました」

古澤さんが出演されている、へべすのPR映像はこちらから見ることができます。
「へべすCM古澤巌編(30秒)」

写真 古澤「それから、最近はサーフィンもするようになりましたね」

宇賀「おいくつから始めたんですか?」

古澤「55、6だと思います」

宇賀「えー、すごい!」

古澤「『なに、きみ、今日から始めるの?』なんて海に行ったら他のおじさんに声をかけられて。『俺なんて60になってから始めるよ』っていう人もいます。定年になってから始める人が行くような、極楽浄土みたいなところなんですね」

小山「実は僕、いま55歳なんですけど……今年、初めてサーフィンをしたんですよ」

古澤「どうでした?」

小山「1回目から立てて、こんなに簡単に乗れるんだ! と勘違いしまして。それ以来、まだやっていないんですよ。次は立てないんじゃないかなって怖いんですよ。宇賀さんもやったことあるんですよね」

宇賀「あるんですけど、あまりに下手でもうやめました」
写真 古澤「波によって変わりますからね。2つと同じ波はないし。ゆっくり、誰にでも乗れるような波が来た時に、よっこいしょ、って乗ればいいんです。教わってできるものでもないですしね」

普段は関東で過ごされている古澤さん。いまは週に数回、湘南の海で波に乗っているようです。

小山「サーフィンを始めてから、演奏スタイルとか音楽性に影響はあったんですか?」

古澤「2つありましたね。昔、僕は演奏会を年間150公演やっていたんです。でも30代の頃に、疲れすぎてやめちゃったことがあったんですよ。その時にサーフィンを始めて、そうするといやでも海の中に入るじゃないですか。入ってみたら、自分の体が充電されていくのがわかったんです。例えば山だとか温泉とかはあまりピンとこないんですけど、海は浸かっているだけで充電されるんです」

海には、コンサートがある日の朝にも入ることもあるとか! そして、サーフィンが古澤さんに与えた影響、もう1つは?

古澤「昔はコンサートが終わると、足が疲れて棒みたいになっていたんですけど。サーフィンをやるようになったら、フワっと立てるようになったのか楽になったんですよね」

宇賀「サーフィンが、古澤さんに本当にあっていたんでしょうね」

スタジオでは、古澤さんに生演奏も披露いただきました。曲は、アコーディオニストのcobaさんがサーフィンをする古澤さんをイメージしながら作った1曲「Summer Splash」でした。楽曲は、5月にリリースされたニューアルバム「Limpida〜潤いの時」に収録されています。

そして、薫堂さんのお願いで、「めぐり逢い」も演奏していただけました!
写真 宇賀「素敵でした!」

小山「ヴァイオリンって、過去の記憶をくすぐるような音がしますね。自分の中に埋もれている、忘れていたものを音で巻きあがらせるみたいな……」

宇賀「私は背筋がピンと伸びるというか、すごく崇高な気持ちになりました」

古澤「面白いですよね。実際に僕が弾いているのは、音楽の中に入っているエッセンス。それはいま、2人が言われたような、いろんな気持ちや歴史が音楽の中に詰まっているんですね。それをやっぱり楽器で弾くのが我々の使命で。その曲を誰が作って、どんなシチュエーションだったのか、そういうところが面白い。その人の世界観を旅できるというのが、演奏家としては大変嬉しいと思います」
写真 古澤さんは、いま東儀秀樹さん、cobaさんとのユニット「TFC55」の全国ツアーの真っ最中。3人によるツアーは、今回で最後となるそうです。9月5日(木)には、NHKホールでのライブが予定されています。

最後に、古澤さんに、思い出に残っている「手紙」について聞いてみました。

古澤「何十年も前なんですけど、イベントで演奏していたら、僕の目の前に高倉健さんが立っていたことがあったんです。おそらくゲストでいらっしゃっていて。そのすぐ後に、健さんからファンレターのような、直筆のお手紙をいただいて。『あなたのCDは全部買いました』と書いてあって。今となっては本当に貴重なことだったし、その時はずっと仁王立ちをされて、聴き続けてくださったんです。萎縮しちゃうくらいでしたね」

古澤巌さん、素敵なお話と演奏をありがとうございました!
写真 東儀秀樹×古澤巌×cobaコンサートツアー2019詳細はこちらからお願いします

手紙文化を盛り上げよう! ポスト会議#16

全国におよそ2万4千局ある郵便局と連携を取りながら、新しいムーブメントを作ったり、商品開発をしていく企画コーナー「ポスト会議」。

宇賀「今週は、以前、お知らせした企画『旅するカメラ』の続報をお伝えします」

小山「我々が日常の気になったものをインスタントカメラで撮影をして、これをリスナーへバトンを渡すようにお送りして、いつか戻ってきた時に現像をしてみる……そういう企画でしたよね」
写真 写真 このカメラのバトンを受け取りたい! というリスナーの方から、早速お手紙が届きました。
薫堂さんがカメラを渡す相手に選んだのは、福岡県北九州市の安永さん。51歳で、現役の大学生、主婦、日舞の師範の3役をこなすパワフルなお方。薫堂さんが副学長を務める京都造形芸術大学の通信制の生徒で、月に1回は京都か東京のキャンパスに通う生活。「次にきちんとバトンを渡してくれる真面目で面白い友人・知人に今は恵まれています。次に回したい人もイメージしています」との熱いメッセージを寄せてくれました。
写真 写真 そして宇賀さんは、愛知県愛西市の女性、なおこさんを選びました。「旅するカメラプロジェクトの話を聞いて、大好きな絵本作家デイヴィット・ウィーズナー作『漂流物』を思い出しました。〈海岸に流れ着いたカメラに写っていたもの。それは長い時流の時々に、このカメラを拾った人のポートレートが入れ子のように写り込んだ写真でした〉
こんな不思議なことはないにしても、偶然+記録のリレーという楽しいことがあるといいなあと思っていた矢先の募集だったので、なんだかドキドキしました」とのこと。
写真 写真 小山「ルールはあまりないでけど……写真は1人、3枚までですかね? だからカメラ1台で、6人から7人。本当に戻ってきますかね?」

宇賀「まあ、とりあえずやってみましょう!」

 そして、絵てがみの生みの親・小池邦夫さんを審査員に迎える「第1回 小池邦夫杯 絵手紙選手権」も、たくさんのご応募いただき、ありがとうございました! 審査会は、近日開催予定です。こちらもお楽しみに。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、神奈川県にある<青葉台郵便局>の、盒倶涜析困気鵑任靴拭

「手紙は、嬉しいことを伝えたり逆に悲しいことを伝えたりする手段なので、そういったものを無事お届けする一つのお手伝いをさせて頂いているなかで、お客様から感謝の気持ちを手紙で頂くことも。とてもありがたく、やっていて良かったなと思います。」
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