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『手紙から始まる物語。』
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小学5年生で料理のためにフランスへ! 料理大好き少年ケイタくんが登場

  • ON AIR
  • 2021/04/18

12歳の料理人 ケイタくんをお迎えして

写真 宇賀「今日はいつものスタジオではなく、薫堂さんのオフィスにおじゃましているんですよね」

小山「今回は宇賀さんには何も伝えず、ただここで収録するということしか言っていないんですよね」

宇賀「なんですか? 私、誕生日もまだ先だし……」

小山「実は、あるシェフを紹介したいんです。まずはそのシェフが作った料理を食べてください」

宇賀「キッチンから音がしていますね」
写真 写真 2人の前に出されたのは、おいしそうなクロックマダムとラザニア。

宇賀「おいしい! チーズとソースがたっぷりで」
写真 小山「パリに行った気分ですね。今日のゲストのシェフが作ったのですが……この料理を食べて、どんなシェフが頭に浮かびますか?」

宇賀「すごく優しい感じ。森の中の山小屋にいるおじいちゃんかおばあちゃんが作ってくれるお昼ご飯って感じ」

しかし、登場したシェフは……。
写真 宇賀「あれ、すごく若いですか?(笑)」

小山「今、おいくつですか?」

ケイタ「12歳です」

小山「今回のゲストを改めてご紹介しましょう。12歳の料理人、ケイタくんです。そして、お母さんのヨウコさん。普段は長野県の伊那市にお住まいなのですが、今日ははるばる来てもらいました」

宇賀「すごく熟練したお料理だなと思ったのでびっくりしたんですけど、いつ頃からお料理をしているんですか?」

ケイタ「僕は覚えていないけど、お母さんによると1歳1ヶ月くらいから」

小山「1歳の時に何を作ったんですか?」
写真 写真 ヨウコ「包丁で野菜を切りたいと主張してきたのが1歳過ぎてすぐですね。2歳になるまでに一人でお味噌汁を作れるようになりました」

宇賀「えっ! まだそんなに喋れない頃ですよね」

ヨウコ「言葉より先にお料理ができるようになりました」

小山「ご家族に料理人の方がいらっしゃるとか?」

ヨウコ「いえ、私が料理が大嫌いなタイプなので……本人にとっては遊びの延長というか、おままごとのリアル版みたいな感じだったと思います」
写真 宇賀「そんなに小さな頃から包丁を持たせるのは怖くなかったですか?」

ヨウコ「怖いなとは思ったんですけど、本物の包丁を使って野菜を切りたいという情熱と言いますか、強く主張してきたことを拒むことはできなかったです。3歳くらいから天ぷらも揚げていました」

宇賀「すごい、3歳の頃なんて天ぷらを認識していなかったですよ(笑)」
写真 ケイタくんは昨年の11月、『料理大好き小学生がフランスの台所で教わったこと(自然食通信社)』という本も出版しました。

宇賀「フランスにはいつ頃行ったんですか?」

ケイタ「2020年の2月の始めから2週間くらい」

宇賀「コロナの影響が出る前ですね」

小山「小学校5年生の時にフランスの家庭料理を学ぶために、フランスの友達のところに行って、この本ができたんですね。なんでフランスに友達が?」

ケイタ「お父さんが農家で、世界中からボランティアさんを集めていたからです」

宇賀「どうしてフランスに行きたいと思ったんですか?」
写真 写真 ケイタ「フランス人のジェレミーというシェフがいて、いろいろ料理を作ってくれたんだけど、いつも『フランスの野菜がないから、この料理は日本風』と言っていて。フランスで作られた本当のフランスの野菜で料理を作って食べてみたいなと思ったから、行きました」

小山「本を作るために、ケイタくんとお母さんの2人でフランスに行かれたわけですよね。本の帯を見てびっくりしたんですけど、渡航費はクラウドファンディングで集めたんですか?」

ヨウコ「フランスで本場の料理を修業したい、と募ったところ、161名の方が支援してくださって、86万4千円、目標の7倍集まりました」

小山「それは返礼品のようなものはあったんですか?」

ケイタ「Facebookで毎日書く日記と、ジェレミーのお料理教室の動画、あとはありがとうの気持ちを込めた手紙も渡しました」
写真 小山「ピュアな子どもの想いだから集まったんでしょうね。将来の夢は、やっぱり料理人ですか?」

ケイタ「いや、まだ何になるかは決めていないけど、料理人にはならないと思う」

宇賀「えっ、なんで?」

ケイタ「ジェレミーに料理を教わったけど、(立ちっぱなしで)足とか痛くなるから、ずっとやるのはちょっと……」

小山・宇賀「(笑)」
写真 小山「急に子どもっぽくなりましたね(笑)」

宇賀「思っていたより大変だった?」

ケイタ「はい」

小山「料理は好きだけど、趣味の範囲にしていたい?」

ケイタ「そうです!」

宇賀「この春から中学生になったんですよね。中学校でやってみたいことはありますか?」

ケイタ「中学校にある本を全部読みたい」

小山「僕らはこれまで、Z世代、Z世代と言っていましたが……もうZ世代の先ですね」
写真 宇賀「ケイタくんはお手紙を書くことはありますか?」

ケイタ「あんまりない」

宇賀「でもクラウドファンディングに協力してくれた人たちには書いたんですね」

ケイタ「はがきに書きました」

ヨウコ「感謝のお手紙を書くと、またそれへのお手紙が届いたりもしましたね」
写真 宇賀「実は今日、ケイタくん宛てのお手紙を預かっているので、代わりに読ませていただきますね。
〈いつも優しくて、家に行ったときに色々な料理を作ってくれて、ありがとう。こないだ遊びに行った時には、穴を掘るのが上手だし、小屋を建てるのが上手で、辞書みたいに何でも頭に入っていて、何でも教えてくれて、しかも歩くから、うちでは歩く辞書って呼ばれているよ。すごいことだらけだけれど、これからもよろしくね。 ウリより〉」

ヨウコ「ウリちゃんは小学5年生の女の子で、東京に住んでいるんですけど、時々長野に遊びにきてくれる子です」

宇賀「今日の放送を聞いてケイタくんにお手紙を書きたいと思ってくださった方は、ぜひ、番組にお寄せください。責任を持ってご本人にお渡しします。【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POSTケイタくん 宛】にお願いします」
写真 ケイタくん、お母さんのヨウコさん、ありがとうございました!

『料理大好き小学生がフランスの台所で教わったこと(自然食通信社)』

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「#手紙にしよう」では季節に合わせたポストカードを更新しています。
春の楽しみがぎゅっと詰まったお手紙、届けてみませんか? ビンゴカードのように、たくさんの春が並んだポストカードや、会える日を待ち遠しく思う気持ちを伝えたくなるポストカードをご用意しております。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。

「&POST #手紙にしよう」

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、大分県〈大分津留郵便局〉土屋奈津子さんでした!

「私が入社してまだ何も分からなかった時に、郵便の仕事のすべてを教えてくれた方から、ある年末に喪中はがきが届きました。その方がよくお話しされていたお母さまの訃報だったので、とても寂しい思いをされているだろうなと思い、恥ずかしながらも初めて喪中はがきに対する返信を書きました。 その後、すぐに返事が来て、はがきがとても嬉しかったことと、13年前、その方が私に「『喪中はがきが来たら、必ず返信を書いているのよ』と話していたことを覚えてくれていたのかな?」と返信が来ました。その時、私もこれからは喪中はがきの返信をしようと決めたのですが、その度にその方を思い出すだろうな、と思います。」
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