コブクロ小渕健太郎さんが登場!
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- 2025/07/13
コブクロの小渕健太郎さんをお迎えして
今回はスタジオに、コブクロの小渕健太郎さんをお迎えしました。
宇賀「薫堂さんはもうお付き合いは長いんですか?」小山「何年ぐらいですかね?」
小渕「気がつくと、8年、10年くらいになると思いますね」
小山「日本酒の蔵のパーティーで山形で会ったのが最初ですよね」
小渕「そうですね、10年以上になるかもしれないですね。そこから仲良くしていただいて」
宇賀「お二人とも万博に携わっていらっしゃるんですよね」
コブクロは開催中の大阪・関西万博のオフィシャルテーマソング「この地球の続きを」を手掛けています。
宇賀「あの曲のオファーはいつ頃あったんですか?」
小渕「今から5年近く前になって。ちょうど万博の誘致が大阪に決まって、やがてテーマソングの話も出てきた時に、僕らに声をかけていただいたんですけれども。『ストリートライブからそこまで頑張った君たちに書いてほしい』みたいなシンプルなお願いで、夢を叶えていくというテーマと万博というテーマは繋がるはずだから、と。ただ、まだ何も万博の具体的な何かは決まっていない中で、テーマは『いのち輝く未来社会のデザイン』ということと、ミャクミャクのシンボルマークだけは決まっていたんです。あの2つだったんですよね」小山「でもプレッシャーありますよね、きっと。1970年の時は三波春夫さんが歌われて。その55年後にコブクロが歌うんだ、と。どんな気持ちだったんですか、依頼された時は?」
小渕「(1970年の万博に)僕の親も九州からでも行っていた、というのはよく聞いていたので。日本、世界のイベントというイメージの中で、革新的ないろんなものが見れるんだろうなというドキドキ感みたいなものだけを閉じ込めたかったんですね。僕もまだ見ていなかったので。たとえば映画とかCMとかだとその画を見て『こういう画なんだ』と曲を作らせてもらったことはあるんですけど、万博だけはまだ更地だったので。そこからイメージする万博を僕なりに描いたのがあの歌詞です」小山「先に歌詞を書いたんですか?」
小渕「同時進行でメロディと歌詞ができていったんですけど、『こんにちは』の部分はまったく決まっていなかったんですよ。あそこだけ白紙で。♪桜咲く〜、♪幕が開く〜みたいなことを言っていたんですけど、ここは何だろう? と最後の最後まで悩んで、『こんにちは』だ! と。最後にパッとひらめいたというわけではないですけど、55年前にあれだけ日本中の人が口ずさんだ歌に対するリスペクトと、『こんにちは』ってすごい使う言葉なのに、過去、僕は歌に1回も入れたことがなかった。なんて不思議な言葉なんだろうと思って。すごく明るいし、世界の人も知っている言葉に今回よりなったらいいなという意味も込めて」小山「僕はてっきり三波春夫さんの曲をモチーフにこれができたのかなと思ったんです。全然違うんですね」
小渕「最後の最後にギューっと見つめていたら、奥からポンと。テーマ性とかも見つかって、ここは1つそういうオマージュを入れてもいいなという思いで作りました」
宇賀「実際に万博会場には?」小渕「行かせていただきました。テストランと、いても立ってもいられず、先日一人で。ご案内は万博の方についていただいたので、いくつもパビリオンも見れたんですけど。最初に万博に行って見させてもらったのがEARTH MARTでした」
小山「ありがとうございます」
小渕「本当にすごく楽しくて。食に対して知らなかったことが多すぎるということと、知って『へー』と思えることだらけだったんですよね。しかも目で見るだけじゃなくて手で触って何かを感じて、人に言いたくなるパビリオンという感じがすごくしたんですよ」小山「もう特別名誉応援団長に(笑)」
宇賀「コブクロは去年が結成25周年で、『QUARTER CENTURY』というアルバムをリリースされたということで」小山「二人で初めて組んだ時に、25年後、一緒にやっていると思いました?」
小渕「いやいやいや、明日のご飯で大変でしたからね。その日の移動するガソリン代もなかったので。それくらいの中で日々でやり続けて、やっぱり商店街で初めて『桜』を歌った時に、どこからともなく人がワーッと集まってくる景色。その時に鳥肌が立って、こんなことがこれからいろんな場所で起こっていけばいつか日本中の人に聞いてもらえるんじゃないか、というのだけを支えにやっていましたね」
宇賀「長く続けていく上での大切なことって何ですか?」
小渕「やっぱり二人組なので、若い頃は『いやそれはどうだ』『これはどうだ』って。ちょっとしたバトルは今もあるんですよ、1つのことをよくしようとする意見をお互い言うという。でも、15年くらい前なんですけど、『ここからこっちは俺がやる』とやっちゃうとすごく上手くいかない時があったんです。まったく逆のことを僕は言うようになって、『ここからこっちは頼むわ』という考え方を持つようになったんです。そうしたら向こうも『こっからこっち頼んでおくね』と。同じことなんですけど、お互いに任せ合うというか、そういうことになった時に境目がなくなって。やっぱり信じ合うというか許し合うというか……お互いにダメなところがいっぱいあるんで、わかった上で『頼むね』と言い合うようになりました。絶対にケンカをしないコツがあるんですけどご存知ですか?」小山「何ですか?」
小渕「ケンカしないって決めるだけなんです。すごくシンプルなんですけど、わあって思う時があるじゃないですか、仲間でも家族でも。でもその時にそういう風にならないと決めておいたら、ならないので。ケンカをしないコツは、ケンカをしないと決めておくだけです」
宇賀「コブクロは、アルバムがリリースされるんですね?」
小渕「7月16日に、メジャーデビューをして初めてミニアルバム『THIS IS MY HOMETOWN』を出します。『この地球の続きを』も、万博の開会式の旗手入場の部分の音楽も入れたスペシャルトラックが入っているので、聞くと万博を思い出してもらったり。あとは僕が大阪マラソンを10年以上前から走っているんですけど、テーマソングを2回書かせてもらったので、それを入れたりとか。以前、やしきたかじんさんの『大阪恋物語』というラブソングをカバーしたことがあって、そのライブテイクにストリングスを足して、生まれ変わりをしたものを入れたりして。楽しいミニアルバムになっています」
宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、小渕さんはふるさとやそれ以外でも、お手紙が書きたくなるような場所ってどこかありますか?」小渕「僕は絶対に行くカフェが東京にあって。そこでいろんなことをやります。周りでみんな喋っているのがよくて、そこに持っていってデザインをしたり、もちろん手紙を書く時とか大事なことはその中でやっています」
小山「心地良いんですか、ノイズが?」
小渕「心地良いんですよ。集中しすぎない、ちょっと頭が散漫な状態でやりたいことをやるというのが得意な方なので。ギューっとなり過ぎないようにしています」宇賀「今日は小渕さんに、『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」
小渕「2つ上の姉が福岡に住んでいるんですけども、その姉に宛てて手紙を書きました」
小渕さんから、お姉様へ宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(*7月20日まで聴取可能)
宇賀「今日の放送を聞いて、小渕さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 小渕健太郎さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
小渕健太郎さん、ありがとうございました!
コブクロ オフィシャルサイト
今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。
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皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ
国分寺郵便局のみなさん
今回のメッセージは、香川県〈国分寺郵便局〉中村 百華さんでした!
「香川県と言ったら、美味しいうどん屋さんがあることが魅力です。また、国分寺は盆栽が有名で、国分寺郵便局の風景印にも盆栽が描かれています。
年賀状の作成は、パソコンで作って印刷するのが主流になってきていますが、ある友達が送ってくれた年賀状は、宛名だけでなく、イラストも手書きで、特別感があって思い出深い1枚でした。すごく絵が上手な友達で、ヘビのイラストが可愛く描かれていました。また、手書きの文字からすごく温かみを感じました。手紙は、普段なかなか口では言えないことや自分の気持ちをそのまま綴ることができ、受け取った側も心が温かくなる、素敵なものだと思います。」
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