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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
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家系図作成代行センターの渡辺宗貴さんが登場!

  • ON AIR
  • 2025/08/31

家系図作成代行センター代表の渡辺宗貴をお迎えして

写真 今回はスタジオに、「家系図作成代行センター」代表 渡辺宗貴さんをお迎えしました。
写真 宇賀「渡邊さんは北海道釧路市生まれ。2004年に行政書士として開業し、家系図作成業務に特化。2011年に、家系図作成代行センター株式会社として法人化。これまでに4000人以上の家系図を作成されています。著書『わたしの家系図物語』は7刷を重ね、今月、最新著書『千年たどる家系図物語』が時事通信社から発売されました」

小山「家系図作成代行というお仕事は他にもあるんですか?」

渡辺「非常に少ないですね」

小山「会社はどちらにあるんですか?」

渡辺「北海道札幌市清田区にあります」

小山「じゃあ今日は札幌からいらっしゃったんですね。札幌に全国からお仕事が舞い込むという感じなんですか?」

渡辺「おっしゃる通りで、営業がインターネットなので、インターネット経由で全国の一般の方からという感じですね」

宇賀「そもそもどうして家系図に特化しようと思われたんですか?」
写真 渡辺「本当にたまたまで、30歳になる時にちゃんとしなきゃなと思って、行政書士の資格をよくわからず取ったんですよね。行政書士の仕事の中に、家系図を作成する仕事があって。面白そうだなと思ったんですよね。家系のこと何も知らないなと思って、自分のものを作ってみたら面白かった。たまたまなんです」

宇賀「作ってみてどうでしたか?」

渡辺「そもそも家系についてまったく知らなかったので。おじいちゃんの名前も微妙なぐらいだったので、こんなに知れるんだと思いました。ここに住んでいたんだ、北海道じゃないんだ、というのがわかったり」

小山「どうやって家系図って作るんですか? なんとなく地元の役所に行かなきゃいけないとか、そういう印象があるんですけど」
写真 写真 渡辺「役所からまず自分の戸籍、お父さん、おじいさんの戸籍を取っていくのですが、郵送で取れるんです。戸籍を取ってもいいですよという委任状をお客さんにいただいて、郵送で全国の役所に取っていく感じなんです」

小山「役所から戸籍を取り寄せて、何代か先まではなんとなく確実にわかりますよね。その先はどうやって作るんですか?」
写真 渡辺「限界点があるんですよね、いちばん古い戸籍で残っているのがおよそ明治19年から20年前後のもので、江戸時代末期に生まれた方。我々の4、5代くらい前が一旦限界なんですよね。そこまで行ったあとは、すごく大きく言うと2パターンに分かれて。武士だったとしたらどこの藩にいたかを調べて、その藩に武士の時代の記録、家系図が残っていないかを調べる。そうじゃない場合はお寺、菩提寺ですね。お寺に過去帳の記録がないか、あるいは郷土資料に何か記録がないかという調べ方になっていきますね」

宇賀「家系図を作るメリットって、先祖を知る、敬うこと以外に何かあったりするんですか?」
写真 渡辺「ごくごく個人的趣味なんですけど、基本的には深く先祖や歴史に興味がある方ではないんですけど、家系図にしてみるとお父さんお母さんがいて、おじいちゃんおばあちゃんが4人いて、ひいおじいちゃんは16人でいっぱいいて、全然知らない方々がいてというのを目にすると、これだけの方がいて、今いるんだなと思うと、ちょっと優しい気持ちになれるかなというのがありますね。相手もそうですよね」

小山「自分の先にどんどん広がっていくわけですもんね」

渡辺「もしかしたらどこかで繋がっていてもおかしくないなと思うと、少し人のことを好きになるというか。それはありましたね」

小山「自分の命も大切にしたくなりますよね」
写真 宇賀「作りたくなってきました。2世代前くらいまではわかりますけど、その先はもうわからないですよね」

小山「家系図を作る上でいちばん大変なことはどういうことですか?」
写真 渡辺「お客様に理解してもらうことですね。必ずしも1000年たどれるわけではない、これ以上の調査はもしかしたらできるかもしれないし、できないかもしれないし……お客様に可能な限り納得いただける状態でご依頼いただくように、最初の説明ですかね」

小山「家系図をお渡しするのは直接ではないんですか? 郵送とかなんですか?」

渡辺「どうしても全国対応なので、ほとんどが郵送になります」

小山「きっと感激したり、びっくりしたりしてお手紙が返ってくること多いんじゃないですか?」

渡辺「喜びの声なんかをいただくこともありますね。それは嬉しいですね」
写真 小山「最長、何代くらいまでさかのぼることができたんですか?」

渡辺「源平藤橘という源氏、平氏、藤原氏、橘氏、そこまでたどり着くと、40代から50代前なんですよね。逆にそれ以上は神話の世界になってしまうので」

小山「それくらいまで行けるものなんですか?」

渡辺「経験上、30件から50件に1件くらいはあるんじゃないかなと思います」

宇賀「すごい!」

小山「渡辺さんにとって家系図をさかのぼっていくという作業はどんな気分なんですか? 探検家のような気分でやるのか、探偵みたいな気分でやるのか」

渡辺「自分の家系では知らないことを知っていくので探検家ですよね。旅をしているような感じではありました」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、渡辺さんはお手紙を書きたくなる場所はどこかありますか?」

渡辺「先祖の住んだ場所です。私は母方の先祖をさかのぼったら青森だったんですね。行ったことも見たこともないところだったんですけど、そこに何十軒か母と同じ名字の家があって。そこに手紙を書きました。『うちの家系のこと知りませんか?』と。お返事をもらえて、知っているよ、本家はここ、お墓はここにあるよと教えてもらえて。実際に出してみた話ですけどね」

小山「会社の中では毎日何通、何十通とお手紙を書かれているわけですよね」
写真 渡辺「おっしゃる通りですね。下手したら100とかありますね。少ない名字を調べる時に全然わからなくて、思い切って全国の少ない名字の方に出してみたりってあるんですよね」

宇賀「今日は渡辺さんに、『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」

渡辺「見たこともない先祖に向けて書いてきました」

渡辺さんからご先祖様へ宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください。
(*9月7日まで聴取可能)
写真 宇賀「家系図を作ってみたいと思った方は、どうしたらいいですか?」

渡辺「2つ方法があります。私たちのような業者に頼む方法もあれば、自分でも作れるので。ネットで調べてもいいし、私の本に作り方も書いてありますので、参考にして自分で作ってもいいし、困ったら相談してくれればいいし。メールでもお電話でもいただけたらという感じです」

小山「自分で作る手もあるんですね」

渡辺「それも楽しみなので」

宇賀「ぜひ、興味のある方はチェックしていただけたらと思います」
写真 宇賀「今日の放送を聞いて、渡辺さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 渡辺宗貴さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

渡辺宗貴さん、ありがとうございました!
写真 「家系図作成代行センター」

渡辺さんの新著『千年たどる家系図物語』(時事通信社)も、ぜひお手に取ってみてください。
千年たどる家系図物語(ヒストリエ)
写真 写真 今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。

「SUNDAY’S POST」Xのアカウントはこちらから。

9月1日は防災の日

9月1日は「防災の日」です。
日本郵便には災害でなくしたくない大切なものを預けるサービス「防災ゆうストレージ」があります。なくしたくない 思い出の手紙の保管にもピッタリです。東京駅のそばにあるKITTEでは防災に関するイベントが9月1日まで開催されています。気になる方は特設サイトをご覧ください。

親子で見て触って学べる!防災2DAYSひろば

サンポスオリジナルはがきをプレゼント!

写真 この夏一緒に遊んだお友達やご親戚に手紙を出したくなると思い、サンポスオリジナルのはがきを3枚セットにして、抽選で10名様にプレゼントします。お手紙でご応募いただくか、Xに#サンポスをつけて投稿してください。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】です。ご応募お待ちしています!
写真

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆「文風」をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

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松江中央郵便局のみなさん


今回のメッセージは、島根県〈松江中央郵便局〉安達 優誠さんでした!

「小学生の頃、よく友達と手紙を出し合っていました。普段なかなか面と向かって言えないことを書いたり、遊ぶ予定を立てたりして、手紙だからこそ味わえる嬉しさや楽しさがあったことを今でもよく覚えています。友達の家までは歩いて2、3分の距離なのですが、それでも『手紙が楽しい』という気持ちが勝って、お互いにお小遣いをためて、切手を買って、貼って、送る、というのを繰り返していました。やっぱり面と向かって言えないことも、文面だと素直に書けるんですよね。だからこそ、よくお手紙を書いていたのだと思います。その時のお手紙は今でも大切に保管していて、だいたい100通は超えています。当時のその手紙たちは、一生残る、大切な宝物です。」

※出演した郵便局、及び郵便局員宛ての手紙はいただいてもお返事できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
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