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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

22.06.01

外国人観光客の受け入れ、今月10日に再開
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!


外国人観光客の受け入れ、今月10日に再開

吉田:政府は、外国人観光客の受け入れを、今月10日から再開します。観光目的の入国を認めるのは、およそ2年2か月ぶりとなります。塚越さん、どのような国から観光客を受け入れるのか、空港の検疫体制はどうなるのかなど、ポイントを改めて教えてください。


塚越さん:政府はきょう・6月1日から、1日の入国者数の上限を、現在の1万人から2万人に引き上げる方針で、観光客もこの2万人の枠内に収めます。受け入れ対象の国・地域は、感染状況等から「青」「黄」「赤」に分類します。観光客の受け入れを可能とするのは、リスクの低い青。アメリカや中国、韓国、イスラエル等98の国・地域で、入国時の検査や自宅待機も免除となります。直近の入国者数のうち、8割程度がこの青の国・地域からの人々になっています。外国人観光客の受け入れは、現状、添乗員付きのパッケージツアー客に限定し、段階的に対象を拡大します。また、岸田総理はこれにあたり、旅行会社等を通じて、国内でのマスク着用の徹底を求める考えを示しています。


吉田:6月10日から外国人観光客の受け入れを再開すること、塚越さんはどのように思われますか?


塚越さん:どこかで舵を切る必要があるので、それ自体は分かります。一方で、国民への周知や理解を求める動きをみせてもいいと思います。2022年度の補正予算が5月31日に成立しましたが、野党に円安対策を問われ、岸田総理はインバウンド(=訪日外国人)が資金を国内に留めると述べています。このことからも、インバウンド消費を重視していることが分かります。


ユージ:外国人観光客の受け入れをめぐっては、マスク着用などの感染対策をどのように徹底させるのか、これが課題と言われていますよね?


塚越さん:日本はマスクに関して、他国よりも厳しい社会規範があり、私達自身も心の習慣として欧米と比べるとマスクを付ける感覚があります。これを観光客がどう思うかです。現状ではマスクの徹底を観光客に呼びかけるということですが、インバウンド重視の傾向、また昨今は熱中症対策等の名目で、屋外ならマスクは外してもいいのでは、といった政府関係各所のアナウンスがあります。これについては、科学的根拠がないまま様々なところでアナウンスされているのは問題だと感じますが、例えばこの旅行で感染者が多少増えたとしても病床に余裕があり、データもあるというアナウンスがあると外していけると思いますが、空気で動いてしまう日本文化の特性を利用して、科学的な議論をして国民にも周知してほしいと思います。ちなみに、欧米とアジアで人の顔を見る時にどこを注目するか、という研究があります。視線を追うアイトラッカー技術を利用したところ、注目する箇所は、欧米は「口」に着目するという研究も出ています。日本を含めた東アジアは「目」を重視するので「口」は見えなくても気にしませんが、逆にサングラスをしていると不信感を感じます。欧米はこの逆です。つまり、このマスク社会で欧米の人が感じる気持ち悪さは、例えて言うなら、日本ですべての人がサングラスをしているようなものです。これだけが理由ではないが、それだけ欧米の人には忌避感があると思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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