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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

22.04.26

新型コロナウィルス、GW明けに懸念されるリバウンド
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan 編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『新型コロナウィルス、GW明けに懸念されるリバウンド』


吉田:東京都は21日、新型コロナウイルスについて、今月24日が期限だった『リバウンド警戒期間』を来月22日まで延長することを決めました。また、感染対策の認証を受けた飲食店の滞在時間を2時間以内とすることへの協力依頼を維持した一方、人数制限は1テーブル4人から8人に緩和しました。小池知事は、新規感染者数が十分に下がりきっていない中、人の動きが活発になる大型連休を迎えることで「再拡大が懸念される」と延長理由を説明。ワクチンの3回目接種率が低い若年層に接種を呼びかけました。
神庭さん、まず気になるのは、“連休明けに果たしてリバウンドがきてしまうのかどうか?”というところなんですが、いかがでしょうか?


神庭さん:GWに限らないですけれども、大勢の人が移動すれば当然、接触が増えますから、その分、感染リスクは高まりますよね。連休明けに感染者数が急増するというふうに予測する専門家もいます。『BA.2』への置き換わりは現段階でオミクロン株全体のすでに8割を超えてまして、5月1日には98%に達するとみられています。『BA.2』は、もちろん、感染力が高いので注意が必要なんですけれども、これを聞いて、「怖い」、「どうしよう」とパニックになっても仕方がなくて、結局、私たちには今までと同じ様に『手洗い』、『マスク』といった対策しかできないわけなので、大事なのは、“感染リスクと経済再開の利益を比較して、リスクをどこまで許容するか”という冷静な判断かなと思います。


ユージ:そうですよね。経済もどんどん回していきたいですからね。そこで、“リスクをどこまで許容するか?”でどうしても気になるのが、「マスクを果たしていつまでする必要があるのか?」ということなんですけ、先日、日本医師会の中川会長が「ウィズコロナでマスク解除はない」とおっしゃっていて、ちょっとビックリしました。


神庭さん:言っていましたね。先週の中川会長の会見での発言が波紋を呼んでいます。詳しく言うとこういう言い方でした、日本では、「ウィズコロナの状態でマスクを外す時期が来るというふうには思っていない」、「終息が来ることがわかった時点で、初めてマスクを外していいんだ、となると思う」というふうに言ったんですけど、あまりに希望のない言い方というか、僕も「え!?ずっとマスクということ?」とちょっと思ってしまったので、もう少し言い方があったんじゃないかなと思いますし、確かに、海外に比べてマスクが普及していることで、感染爆発がある程度、抑制されてきた部分はあると思うんですけれども、終息の見通しとか定義も示さないままで、こういう発言をしたら、当然、反発を招くだろうなと思います。


吉田:映像などを見ると、海外ではすでにマスクをとっている姿をよく見られるんですが、このマスクを巡る議論はどうなっているんでしょうか?


神庭さん:テレビとかで見ていると、いいなと思ったりもするんですけど、イギリスは今年1月に早くもマスクの着用義務を撤廃しています。シンガポールは屋“内”ではマスク着用が義務ですけれども、、屋“外”では3月末で義務が解除されていて、アメリカでも3月から義務が撤廃されたんですけれども、一部の都市とか、公共交通機関ではルールが残っていたんですね。フィラデルフィアなどですね、感染者の増加を受けて、解除したんだけどもう一回義務化に踏み切るエリアもあります。
18日にフロリダの連邦地裁判事で公共交通機関でのマスク義務は無効という判断を下しまして、アメリカの航空会社は相次いでマスク義務の撤廃を表明しています。交通機関でのマスク義務化すべきかどうかでいうと、「マスクは義務でいいんだ!続けよう!」というのが民主党支持者に賛成が多くて、一方で、共和党支持者には反対が多いというかたちで、なかば政治問題化してきてしまっている部分もあるんですよね。


ユージ:となると、今後のマスクの必要性について、神庭さんはどう思いますか?


神庭さん:そうですねぇ、僕は、日本人は『2枚のマスク』をしていると思っていて、1枚は“エビデンスという名のマスク”。これは感染防止対策として、医学的・科学的根拠に基づいて着用しているものですよね。じゃあ、もう一枚は何かというと、これは“世間体という名前のマスク”なんじゃないかと。「みんながしているからしておこう」、「周囲から浮いて、批判されたくないし…」という同調圧力に基づくものですよね。この『2枚のマスク』が混ざり合っていることで、ちょっとよくわからなくなっていて、問題が複雑になっている部分があると思っています。僕個人としては、『エビデンスのマスク』は今後も必要な範囲で続けるべきだと思っているんですけれども、『世間体のマスク』は少しずつ脱ぎ捨てていくトレーニングが必要じゃないかなと考えています。
例えば、医療や介護の現場、他にもですね感染リスクが高い人の周辺で暮らす人たちにとっては、それ以外の人に比べてマスク着用の必要度が高いと思うんですよね。一方で、小さな子どもに絶えずマスクをつけさせるべきかどうか?とか、屋外でのジョギングしてる時とか、炎天下で過ごす時までマスクをつける必要があるんですか?といったら、むしろリスクの方が大きい場面もあると思います。なので、こんなふうにエビデンスのマスクと世間体のマスクの間にはグラデーションがあって、どこからどこまでがエビデンスでどこからどこまでが世間体なのかっていうのがあると思うんですよね。この間、駅でくしゃみしそうな人がいて、ハクション!のタイミングでマスクをずらして、くしゃみをしたんですよね…。


ユージ:マスク内にくしゃみをしたくないということで?でも、そういう人ってたまにいるんですよね…。


神庭さん:そう、マスク内にしたくなくて。いやいや、逆でしょ!って。エビデンスのマスクと世間体のマスクが逆転しちゃってるんですよね。なので、これは整理していかなければいけないなと思っていて、社会的な合意を重ねてですね、「明らかにこのシチュエーションではいらないよね」という場面での世間体のマスクを脱ぎ捨てながら、必要最小限のエビデンスのマスクだけ残っていくというふうになっていくといいのかなと思いますね。


ユージ:マスクをしたい方はこのままし続けたり、選択できるようになるといいですよね。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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