22.04.05
急速に置き換わりつつあるオミクロン株の派生型「BA.2」

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
BuzzFeed Japan 編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!
『急速に置き換わりつつあるオミクロン株の派生型「BA.2」』
吉田:東京都の小池百合子知事は定例記者会見で新型コロナウイルスの感染状況について、オミクロン株の派生型『BA.2』への置き換わりが「急速に進んでいる。感染再拡大への警戒を継続する必要がある」と語りました。
神庭さん、オミクロン株の派生型『BA.2』への置き換わり、海外ではどうでしょうか?既に進んでいるんですか?
神庭さん:はい、そうなんですね。日経新聞によると、インドではすでに新規感染がすべてBA.2に置き換わっているということなんですね。イギリス、ベトナムでも9割超えていて、韓国で6割、アメリカでも5割と海外では相当に高い水準になってきているんです。
吉田:国内でも置き換わりへの懸念が高まっていますよね。
神庭さん:東京都は、3月15日~21日の新規感染者のうちBA.2疑いの割合が52.3%だったと発表しました。前々週が17.8%、前週が39.6%ですから、非常に急速に置き換わりが進んでいるという状況なんですね。国立感染症研究所の試算では、5月第1週にはBA.2が93%まで増えるとみています。つまり、確実に今後、BA.2が主流に置き換わると。まん延防止の解除とか学校の新学期の開始も相まって、感染者数も増えていくかもしれません。
ユージ:改めてこのオミクロン株の派生型と言われている、『BA.2』の特徴を教えていただけますか?
神庭さん:第6波で流行したオミクロン株『BA.1』とは別の箇所が変異していて、感染力が高まっています。先月30日に開かれた厚労省アドバイザリーボードの資料によりますと、BA.2の『世代時間(自分が感染してから2次感染を起こすまでの時間)』は、BA.1に比べて15%短い。また、1人の感染者が新たに感染させる人数を示す『実行再生産数』という指標があるんですが、これも26%高い。実効再生産数に関してはBA.1の1.4倍という報告もあります。つまり、BA.1に比べて、“より短い時間で効率よく感染を広げる”という非常に厄介な性質を持っているということなんですよね。
ユージ:感染してしまった時に「どれだけ重症化してしまうのか?」も気になりますよね?
神庭さん:気になるところですよね。同じアドバイザリーボードの資料によると、動物実験でBA.2の方が病原性が高い可能性を示唆するデータもあるんですけれども、実際の人間の入院リスクとか重症化リスクに差は見られないとも報告されています。ワクチンに関してはですね、イギリスの報告によると予防効果はBA.1もBA.2も差がない。ワクチン接種の後、時間が経つとともに効果は減少していきますけれども、3回目の追加接種でオミクロンに対する感染予防効果であるとか、発症予防効果、入院予防効果が回復することがわかっています。BA.2であっても、ワクチンの効果は十分期待できるということですね。またですね、一部の治療薬に関して従来株に比べると効果が下がるという実験結果も出ているんですけれども、一方で、ちゃんと有効な薬もありますから、「ヤバいんじゃないか!」「どうしよう、どうしよう…」と過度にパニックになったり、心配する必要はないと思います。
吉田:この置き換わりで、「第7波か…」という声もあるということなんですけど、どう考えるべきですか?
神庭さん:そうですね、「すでに第7波に入っている」という声もありますけれども、僕の大好きなドラゴンボールのパロディー漫画で『転生したらヤムチャだった件』という作品があるんですけれども、これは、男子高校生がドラゴンボールの世界にヤムチャとして転生して、ドラゴンボールの知識を生かしてなんとかサバイブしていく話なんですけれども、第7波というのは、言ってみれば7週目の転生みたいなものかと思っていて、これから何が起こるのかある程度予想できるわけじゃないですか。これまでの経緯を考えると、“医療の司令塔機能が発揮できないと病床の逼迫を招くかもしれない”であるとか、“デジタル化が不十分だと保健所とか病院に負荷がかかっちゃうよね”とか、“あまりに強すぎる規制は現役世代とか子どもたちのダメージなってしまう可能性もあるよね”であるとか、“高齢者やハイリスクの人は3回目接種を急いだ方がいいかもしれない”とか、あるいは、“検査キャパがいろいろ足りてないかもしれない”とか、いろいろありますよね、そういう過去のいろいろな経験を踏まえた『~かもしれない』がたくさんあるわけで、4周目、5周目くらいまでは、右往左往するしかなかったわけですけれども、今の段階になってくると、知識と経験という武器を身につけつつあるわけですよね。もちろん、敵も進化してますから、まったく同じことの繰り返しではないんですけれども、過去の失敗・教訓は確実に生かせるかなと思っていて、漫画とかの転生モノとかタイムリープものにありがちな、何回繰り返してもバッドエンドになっちゃう…という展開は絶対避けたいですから。ヤムチャに転生した高校生のように賢く切り抜けていきたいなというふうに僕は思っています。
ユージ:漫画『ドラゴンボール』は、ドラゴンボールを7つ集めると神龍が出てきて、願いをかなえてくれるわけじゃないですか。実際そうだったらいいんですけど、そうもいかないということで、迎えるであろう第7波を、僕らは、まじめに1つずつ向き合っていかなきゃいけないなという気もしてますし、一方で、経済も回していかないといけないという、ここもすごく大事なポイントになってくるので、警戒はしつつも、先のことも考えて行動していかないといけないですよね。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 5, 2022
「急速に置き換わりつつあるオミクロン株の派生型BA.2」について
オミクロン株の派生型「BA.2」への置き換わりが急速に進んでいるとのことです。
海外でも日本以上に感染拡大は進んでいます。#ワンモ
#ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 5, 2022
「BA.1」と呼ばれるこれまでのオミクロン株との違いは、
感染スピードが早いことと、1人の感染者が新たに感染させる人数を表す実効再生産数は26%高いことです。
それによって、第7波がくると言われていますが、もう7回目です。
#ワンモ
#ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) April 5, 2022
「BA.2」に警戒はしつつも、経済活動を止めない”うまい向き合い方”が確立しつつあるのではないかなと思います。
なので、個々の感染予防はこれまで通り続けていけたら良いのではないかなと思います。#ワンモ