22.03.11
パラスポーツのエキスパートにフォーカス

金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
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パラスポーツのエキスパートにフォーカス
ユージ:東日本大震災から11年が経った今も、被災地では、たくさんの人々が、それぞれの地域で、それぞれの大きな課題と向き合いながら、未来を信じて活動されています。
吉田:どんな方法で、被災地の復興や、まちづくりをするのか?それは、被災された地域によって様々ですが、その方法のひとつに「スポーツで街を盛り上げよう」という動きもあります
ユージ:そんな中、去年、東京パラリンピック 自転車競技 日本代表チームの監督を務めていた方が、今、福島県 いわき市を拠点として、地域に根ざした活動をされていることをみなさんはご存知でしょうか? 今日は、その方、権丈泰巳さんの活動にフォーカスします。
吉田:権丈さんは学生時代、ロードバイクの世界に魅了され、数々の大会に出場されていた頃に、障害のある方を2人乗りのタンデム自転車に乗せて走る活動に参加。その事に喜びを感じ、大学卒業後からは日本障害者自転車協会で選手の育成に携わります。その後、パラサイクリングの日本代表監督に就任され、2012年には日本パラサイクリング連盟を自ら立ち上げ、競技の普及活動にも力を入れていらっしゃいます。
ユージ:そんな権丈さんに、お話を伺いました。まず、パラサイクリングとは、どんな魅力がある競技なのでしょうか?
権丈さん:様々な障害を持った方が、自転車に乗れないっていうことがない競技です。例えば視覚障害の方が、タンデム自転車、二人乗り自転車の後ろに乗って競技をすることができます。通常、車椅子で生活してるような方は、ハンドサイクル、手で漕ぐ自転車で競技をします。脳性麻痺の重度の方で、通常だと二輪で転んでしまうような方、その方は、三輪の自転車を使って協議することができます。その他、二輪に乗れる方は、通常の二輪の自転車で、一般の健常者の方と通常のレースで走る選手もたくさんいます。そうすることで、より障害者だけの自転車のレースよりも、一緒に健常者の方と楽しむことができるのが、パラサイクリングの一番の魅力だと考えています。
吉田:そんなパラサイクリングの普及活動に励んでいる権丈さん。2019年には、活動の拠点を、福島県いわき市に移されています。
権丈さん:2018年にですね、たまたまいわき市の方から、いわき市でパラサイクリングの合宿ができないか?ということで、2、3度見に行く機会をいただきまして、その中で震災の話だったり、審査を乗り越えてサイクリングロード「七浜海道」があるんですけど、そういったところを使って自転車を使った”まちづくり”をやっていく話を聞いたんですが、悪い意味ではないんですけど、いわき市の良いところは、すごく惜しいところとおいうことで、いろんなものを少しチョイスするだけで良くなるんじゃないかなと考えたところ、そのチョイスの部分、僕が行ったら良くなるんじゃないかな?という思いで、いわき市の方にあっという間に引っ越しました。「七浜海道」には、きれいな海がありますので、海沿いをゆっくり走るっていうところでロケーションは最高な感じなんですけども、やはり自転車乗りは、同じ道まっすぐ行ってまっすぐ戻ってくるいうよりは、途中途中の街を寄りながらというところで、いわきの良いところは、海と中山間部、山の部分ですね。そういうところが比較的近いので、海沿いだけじゃなく、中山間部の方にも入り込みながら、いわきの魅力をもっともっと知ってほしい。海だけじゃないんだよというところも、私がすごく推したいところでした。
ユージ:「自転車を通じて、いわき市の「街」の魅力をもっと伝えたい。」そんな思いを胸に、被災地の新しい未来を描き続ける権丈さん。ご自身の活動によって、どんな「まちづくり」をしたいのか? 伺いました。
権丈さん:実際2019年から住んでみて、ハードの面は建物が建て替わったりしてるんですけど、まだまだソフトの部分、地元の方と話す中で、ふとした拍子に、ちょっと昔の暗い影が出てきたりもありますので、そこを拭い去ることはできないので、それ以上に楽しい事を日々、皆さんが生活の中で感じれるような、私ができるのは、その中で自転車でなので、自転車を使って、皆さんに笑顔が戻ってくるような活動をしていきたいなと思っております。道路整備も含めて、私たちが自転車をレンタルで貸し出しとかですね、とにかく乗りたい人が乗れる環境作りをやっていきたいです。それは年齢だったり性別関係なくですね、障害を持った方、持ってない方、いつでも誰でもどこでも自転車に乗れるような環境を作りたい想いが1番あります。だからもっともっと優しい世の中にしたいし、社会にしたいし、そうすれば争い、ちょうど今、争い事が世界で起こっていますが、そういったことが、なくなってくるんじゃないかなとは思ってます。例えば三輪の自転車で、脳性の麻痺の人が郵便配達してもいいんじゃないかなと。障害持った方がちょっと郵便ポスト間違えて隣の人の分を入れたりすると、そこから隣の人同士のコミニケーションが広がるんじゃないかなとか、何でも何でもスマートシティーだったり、便利になりすぎることが僕は大嫌いで、もっと不便なとこから始まるコミニケーションの方が多いような気はしております。
ユージ:インフラを整えていくハードの面の復興はもちろん大切ですが、ソフトの面、つまり心の安定を担うのは、こういった活動なんでしょうね。
吉田:自転車を乗りたくても乗れない方にとってもすごくいいニュースですよね。
ユージ:様々な種類があるパラサイクリング、魅力的でしたね。
吉田:日本パラサイクリング連盟では、応援してくれる企業や団体を募集中とのことです。活動にご興味のある方は、日本パラサイクリング連盟にお問い合わせください!
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
リポビタンD TREND NET ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 11, 2022
3/11金 #ユジコメ は"まちづくり"に取り組む、
【パラスポーツのエキスパート】にフォーカス! 東日本大震災から11年、被災地の復興、まちづくりは、今も続いています。その方法の1つにスポーツで街を盛り上げるものがあります。#ワンモ #TOKYOFM
リポビタンD TREND NET ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) March 11, 2022
海や山が魅力のいわき市の現状をランニングやドライブで見ることもできるけど、自転車のスピードと目線なら、足りていないところが分かったり、休憩したカフェでお話を聞いて街の復興の進展を知ったり、これから先の未来が見えたりする。自転車ならではだなと思いました。