22.02.10
3回目接種、1日100万回が目標

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
3回目接種、1日100万回が目標
吉田:岸田文雄総理大臣は7日、ワクチンの3回目接種について、「2月後半には1日100万回」と、初めて具体的な数値目標を示しました。神庭さん、改めて現在の接種状況について教えてください。
神庭さん:8日現在で、3回目の接種を終えた人は、人口の6.5%です。海外では、イギリス、イスラエル、シンガポール、で50%を超えています。アメリカは27%。3回目は大きく出遅れてしまいました。岸田総理は、去年11月末の段階で、スピーディーに水際対策の強化に動きました。これは非常によかったです。おかげで感染が広がっている国の動向を見て、ウイルスの性質などを分析して、対策を練る猶予が生まれました。そうやって生まれた猶予を有効活用して、本来であれば、3回目のワクチン接種をバンバン進めないといけなかったです。1月中に高齢者や医療関係者1,470万人にワクチンを打つことを目指していましたが、実際には対象者の3割弱しか接種が進まなかったです。
吉田:「1日100万回」の目標は、実現可能だと思われますか?
神庭さん:直近では80万回ぐらいまで来ているという報道があります。週平均で60万回ですから、決して無理ではないかと思います。菅善総理と河野太郎ワクチン担当大臣のコンビは去年、1日100万回をぶち上げ、「そんなの無理でしょ」と言われつつ、一番多い時では170万回という数字を達成しました。決して実現不可能な数字ではないです。今まで数値目標を出していなかったですが、今回100万ということで掲げたことは評価出来ると思います。
ユージ:そもそも、3回目は、なぜ接種が進まないんですか?
神庭さん:ひとつは、1、2回目に自治体でファイザーを打った高齢者が3回目にモデルナを打つ「交差接種」に消極的になっていたことです。ファイザーだけ予約が埋まって、モデルナがガラガラという非常にもったいない状況になってしまいました。実際には、交差接種でも十分に抗体価は上昇するし、感染対策として有効です。副反応も、モデルナの3回目は2回目に比べて発熱などの症状は少ないと言われています。総理はじめ閣僚は、3回目にモデルナを打つ予定で、岸田さんは「ワクチンの種類よりも、スピードを優先して」と呼びかけています。
ユージ:ほかにも遅れた要因があるんですか?
神庭さん:ワクチン接種を進める政府側の体制にも問題がありました。厚労省が科学的な根拠に乏しい「8ヶ月」の接種間隔にこだわり、岸田さんも厚労省の言い分に「聞く耳」を持ちすぎてしまいました。一応、去年の段階で「6ヶ月にしてもいいよ」ということになってはいましたが、あくまで原則は8ヶ月という状態が長く続きました。間隔を縮める対象者が絞られていたり、年齢によっては前倒し接種のスタート時期が遅れたりもして、まごつきました。火曜日にも少しお話ししましたが、先週末、河野太郎前ワクチン担当大臣のこんなツイートが話題になりました。現大臣の堀内さんが批判されていることを受けたもので、
《堀内大臣のことをいろいろ言う人がいるが… 私の時と比べてワクチンチームの人数が激減。私の時は、チームは大臣室の隣にいたけれど、今は隣の建物の地下。厚労省が情報を出さない。最終的な決定権がない。都道府県とのリエゾンチームが解散させられた。ワクチンメーカーとの交渉が一元化されていない。それじゃ私だって仕事できないよ。》
堀内さんは、国会答弁で安定性を欠き、資質の面でも河野さんがやった方がいいんじゃないかと個人的には思っていますが、河野さんがいうように、堀内さんの能力だけでは如何ともしがたい、システムの問題があるのも確かなのだろうと思います。河野さんのツイートは、堀内さんをフォローするテイで、「岸田さん、しっかりしてよ」とハッパをかけたんじゃないかと思います。
ユージ:接種スピードアップのために、政府はどんな対策をとっていますか?
神庭さん:河野さんの指摘も受けて、堀内さん直下のワクチンチームを強化することになりました。河野大臣時代のスタッフを呼び戻し、部屋も地下室から大臣室の隣に移します。自治体に対しては、接種券の配布促進、接種会場の増設などを要請します。早く打ちたいのに、接種券がなくて打てないことほど馬鹿馬鹿しいことはないです。1・2回目の接種券があれば打てるようにできないかと思います。学校や保育所で感染拡大が相次いでいることを受け、自治体に対して、教員や保育士への積極的な接種も呼びかけていきます。これはどんどんやった方がいいです。職域接種は、当初28日からの予定でしたが、21日スタートに前倒しします。原則1,000人以上としていた要件を「500人以上」に緩和。中小企業が共同で職域接種をする場合の補助金も引き上げます。自衛隊の大規模接種会場も、希望者が殺到して予約が取りづらい状況なので、東京では1日あたりの接種回数を4,000回、5,000回と引き上げていきます。数千人という数それ自体よりも、「打ちたい人が集まっている」という画をつくることの宣伝効果の方が大きい気がします。第5波の際、早くワクチンを打ちたい人が長蛇の列をつくっているような状況をテレビで見て、「僕も」「私も」となった人も多いと思います。
ユージ:確かに人々の意識が変わっていることは考えられますよね。
神庭さん:ワクチンはもちろん強制ではないです。副反応だるいなとか、もう少し様子を見たいな、1-2回目に比べると今ひとつ打つ気にならないな…という気持ちもわかります。ただ、特に高齢者や肥満、基礎疾患があるなどハイリスクの方、また身近にそういう人がいる、という方は積極的に検討しても良いのではと思います。ちなみに僕は今日、これから3回目を打ってくる予定です!
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2022
「ワクチン3回目接種、1日100万回」について
8日現在で3回目の接種を終えた人は人口の6.5%なんですね。海外に目を向けると、例えばイギリス、イタリア、イスラエル、韓国等では50%超えてるそうなんです。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2022
アメリカが27%、中国に13%ということで、3回目接種に関して言うと日本はかなり出遅れてしまっているという見方ができそうです。
また、1日100万回の目標これ実現可能かどうかっていうところなんですけども、#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) February 10, 2022
実際に菅総理の時代に河野ワクチン担当大臣が、1日170万回という数字を記録しているので100万回という数字は正直、可能なんじゃないかと思います。
最後に、ワクチン接種は強制するべきものではないので受けない選択をした人のことも尊重してほしい。#ワンモ