22.01.07
今年の箱根駅伝、新たに誕生した記録の裏側にフォーカス!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、スポーツライターの酒井政人さんです。
酒井さんに伺うお話はこちら!
【今年の箱根駅伝、新たに誕生した記録の裏側】
吉田:大学生ランナーがタスキをつなぐ新春恒例の箱根駅伝は、1月2日・日曜日と3日・月曜日に行われ、青山学院大学が大会新記録となる10時間43分42秒で2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。
ユージ:元・箱根駅伝のランナーで、現在はスポーツライターをされている酒井政人さんにお話を伺いました。
酒井さん:今回は前回王者の駒沢大学と、出雲駅伝、全日本2位の青学との2強対決と言われていましたが、終わって見ると青学の圧勝だったんですね。改めて青学の強さを感じたのと、大会記録も上回り、箱根駅伝の高速化、青山学院の速さ、強さをものすごく感じる大会になりました。
吉田:記録ラッシュとなった今回の箱根駅伝。スポーツライターの酒井政人さんは、その理由は大きく分けて2つあると仰っています。
酒井さん:1つ目は、往路は微妙な追い風が吹いていて、復路はほとんど風がなかったんですね。絶好のコンディションに恵まれたこともあって、各区間でものすごく記録が出ました。ここまで記録が出た大会も、最近では珍しかったと思います。
吉田:まず1つ目は、「絶好のコンディションに恵まれたこと」!
ユージ:たしかに、屋外のスポーツにおいて風の影響というのはとても大きいんです。ずっと風を受けながら長距離を走るとなると、体力面にも大きな影響がありそうですよね。それが今回は往路が追い風、復路は無風ということで、天気も崩れませんでしたし選手の皆さんは力を出しやすかったんじゃないでしょうか。
吉田:衝撃的な成績を残した選手を振り返りますと、
1区では、中央大学・吉居大和選手が15年ぶりの区間新記録。
2区では、駒沢大学・田澤廉選手が各校のエースが揃う中で歴代4位の好走。
3区は、東京国際大学・丹所健選手が日本人最高記録更新。
9区は、青山学院大学・中村唯翔選手が14年ぶりの区間新記録。
10区は、青山学院大学・中倉啓敦選手が従来の記録を50秒も更新する区間新記録。
これだけでも、半分の区間で歴史的な記録が生まれたということが分かります。
ユージ:そして、記録ラッシュを生んだ2つめの理由は、いま、長距離界を席巻しているあのシューズ!
酒井さん:2つ目としましては、厚底シューズ。かなりの大学が使っていますが、その中でカーボンプレートが入っているということで、これまでと故障の箇所が変わってきています。その中、青山学院大学は、シューズをしっかり履きこなして故障をしない身体作り、そういったトレーニングを積んでいたのが他のチームより上だったと感じます。股関節周りの筋トレをかなりするようになって、インナーだけでなくアウターマッスルも鍛えたことによって、故障しない身体を作ったのと、厚底シューズを利用してより早く走るようなトレーニングの成果が今回の結果に繋がったと思います。
ユージ:今年も厚底シューズ、特にナイキの厚底シューズが記録を量産したそうです!
吉田:いま、長距離界で人気の厚底シューズ。酒井さんによりますと、これまで長距離の主流だった、薄くて軽いシューズに比べて、ソール部分が厚く、中に反発力のあるカーボンファイバープレートが入っているシューズのこと。ソール部分の厚みと反発力によって、「速く走れて終盤に足が疲れにくい」という事で、駅伝からマラソンまで、いま長距離ランナーに広く愛されているんです。ちなみに、酒井さんによりますと、今大会では出場した選手210人中、154人がナイキの厚底シューズを使用していました。他にも、アディダスの厚底シューズが28人、アシックスの厚底シューズが24人、だったそうです。
ユージ:つまり210人のうち、薄底シューズを履いてたのは、わずか数人!
吉田:これまで、薄底シューズが主流のときは、足の下の部分、ふくらはぎや足首まわりの故障が多かったそうなんですが、厚底シューズが主流になってからは、股関節まわり、仙骨などへのダメージが増えて、疲労骨折によって欠場してしまうケースが最近増えているんだそうです。そこで、青山学院大学はいち早く、カラダの鍛え方から見直しました。厚底シューズ時代の新たなトレーニングを実施した事がこの結果につながったのでは?と酒井さんは分析されていました。
ユージ:厚底シューズに合わせて選手のカラダの基礎から変えていくというのは、スゴイ事ですよね。
吉田:箱根駅伝は終わったばかりですが、来年に向けてすでに動き出しています。来年の箱根駅伝をどうみるのか、酒井さんに伺いました。
酒井さん:まあ青学がものすごいメンバーを揃えていて強いと思います。ただ、本当に何が起こるか分からないし、駒沢大学も3年生以下のメンバーが揃っています。東洋大学も2区の松山選手が活躍したり、今回は登場しませんでしたが出雲と全日本で活躍した石田選手というルーキーもいるので、順天堂大学、中央大学含めて、どんな戦いになるのか?読めない部分があります。それもまた楽しみにしていただきたいなと思います。
ユージ:今回は青山学院大学の圧勝に終わりましたが、それぞれの大学、新たなチーム編成になると、どうなるか分かりません。シューズメーカー各社の今後の戦いも気になりますよね。これからどんな勢力図になっていくのか?そして、記録はさらに塗り替えられるのか?見どころ沢山です!ますます楽しみになってきています!
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 7, 2022
1/7金は【 #箱根駅伝】にフォーカス!好記録が続出した今大会は、青山学院大学が大会新記録で2年ぶり6回目の総合優勝を果たしました。好記録続出の要因の1つは、往路が追い風、復路は無風という恵まれたコンディションでした。そしてもう1つの要因は…#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 7, 2022
ほとんどの選手が履いていた厚底シューズ。マラソン選手だけでなく、趣味で走る人にも流行っています。毎朝10キロ走る僕の友人も使っていて、走るのが楽しくなったと言っていたのですが、走り続けて膝を傷めてしまいました。#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) January 7, 2022
いつもより楽に走れてスピードが出ることで、使っていない筋肉に負荷がかかる。プロはそれを調整できますが、そうでない趣味の方は、自分の身体と相談して走るのがいいと思います。長距離界の厚底シューズブームは、どこまで続くのか?今後も注目です。#ワンモ #ユジコメ