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21.11.17

政府の行動制限緩和案。何がどのように変わるのか?
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
神庭さんに取り上げていただく話題はこちら!


『政府の行動制限緩和案。何がどのように変わるのか?』


吉田:政府は、飲食やイベント、旅行に関する、新型コロナウイルスの行動制限について、緩和案をまとめました。昨日、この案が分科会で了承され、政府は、明後日19日に正式決定する方針です。神庭さん、政府がまとめた行動制限の緩和案には、緩和の条件のようなものは示されているのでしょうか?


神庭さん:条件というか鍵になるのが、『ワクチン・検査パッケージ』なんですね。イベントとか飲食店に行く際にワクチンの接種証明書や陰性の検査結果を提示する仕組みで、国内で2回のワクチン接種を完了した人が75.5%、1回でも打った人を含めると78.7%に達しています。しかも、分母は子供も含めてですから、相当高い水準まできていて、2回目の接種率はG7でも1位ということで、世界的にも高い値になっていますよね。ここ最近は、感染者数も大きく減っているということで、まあ、どこまで行っても完全なゼロリスクはないです、ないんですが、『ワクチン・検査パッケージ』を活用して可能な限り感染リスクを下げて、経済活動の再開に向けて舵を切っていきましょうということなんです。


吉田:緩和案では、『飲食』の緩和について、どのようなことが示されているんでしょうか?


神庭さん:現状では、政府は5人以上での飲食を避けるように呼びかけていますけれども、平時の場合は、この人数を撤廃。緊急事態宣言であるとか、まん延防止等重点措置が出た場合は、5人以上はNGになるんですけれども、『ワクチン・検査パッケージ』を使うと宣言下とか重点措置下でも人数制限がなくなり、5人以上でも飲食ができるようになるということですね。あと、これまでですね、宣言エリアとか重点措置エリアではお酒の提供ができなかったんですけれども、感染対策ができていると都道府県が認証したお店では、お酒が出せるようになりますよということです。営業時間に関しても、認証店は優遇されていて、重点措置の場合は認証店は時短要請なし。宣言エリアでも夜9時までなら営業できるようになります。


吉田:『イベント』の緩和については、どのようなことが示されていますか?


神庭さん:スポーツ観戦とかコンサートとかのイベントの場合、現状では、観客数5000人か定員の50%以下のどちらか大きい方が上限になるんですね。例えば、5万人の会場だったら上限は半分の2万5000人になるんですけれども、今回の案だと、“観客が大声を出さない”、“しっかり換気をする”、あるいは、“マスクを着用する”といった『感染防止安全計画』というものを策定することを条件にして、上限を撤廃すると。平時にはですね、収容人数MAXまでお客さんを入れられるようになるんですけれども、じゃあ、宣言下ではどうか?というと、宣言下では1万人、重点措置下でも減ってしまうんですけれども、『ワクチン・検査パッケージ』を使うことで、これらの人数制限もなくなって、宣言下でも定員100%の動員が可能になるということなんですね。


ユージ:飲食、イベントの緩和についてはお話しいただいたんですけど、『旅行』の緩和については、どうでしょうか?


神庭さん:そこも気になるところですよね。これまで緊急事態宣言下だと、都道府県をまたぐ移動の自粛というのを求められてきたんですけれども、ワクチン接種とか検査を受けた人に対する自粛要請はやめると。これによってかなり、旅行とか出張もしやすくなると思います。ただし、修学旅行ですとか、学校行事は適用対象外になるということなんですね。子どもはワクチンを打ってないからということなんだろうと思いますが、やっぱり、一生の思い出になることでもあるので検査なり何らかの代替案は用意してあげてほしいなと思いますね。


ユージ:どうしてもやっぱりね、「行動制限を緩和しま~すっ!」となると、リバウンドを懸念する声というのもあると思うんですけれども、『ワクチン・検査パッケージ』の活用でリバウンドを防ぐことができると思われますか?


神庭さん:う~ん…、まずはこれで走り出して、不都合があれば走りながら修正していくというかたちを取るしかないのかなと思っていて、経済再開というか、緩和に舵を切る以上は接触とか移動も当然増えますよね。だから、そうするとやっぱり、多少のリバウンドは折り込んだ上で感染者数だけじゃなくて重症者数とか病床ひっ迫とかのデータをモニタリングしながら、都度、対応を判断していくことになると思うんです。
新型コロナウイルス分科会の尾身会長も、『ワクチン・検査パッケージ』は効果はあるけど限界もあると言っているので、限界も踏まえながらうまく活用していく、あとは、せっかく緩和に踏み切るわけですけれども、仮に制御不能な感染状況に陥った場合には、もう一度、人数制限とか、時短とか、厳格化に踏み切るという選択肢は持っておくべきだと思います。相手はウイルスで人間の事情なんて考えてくれないので、第6波でまた病床のひっ迫など起こるようであれば、臨機応変な対応も必要になってくるんじゃないかなと思います。


ユージ:そうですね、今、現在は感染者数、重症者数の減少というのが続いてますから、少し気持ち的にも安心して、嬉しい気持ちというのもあるんですけれども、第6波の懸念というのは、ずっとしておかなきゃいけないものなんですよね。


神庭さん:起こりうるという想定の下にやっていくのがいいと思います。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。








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