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21.11.05

今シーズンのF1の行方に注目
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金曜日は「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さん。
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【今シーズンのF1の行方に注目】

吉田:2021年のF1は、第17戦アメリカ・グランプリまで終了し、残すところ、あと5戦。この週末は、メキシコ・グランプリが行われます。注目は、今シーズン限りでF1からの撤退を発表しているホンダエンジン!30年前の全盛期を彷彿とさせる好成績を挙げています。現在、ドライバーズ・ランキングでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手がトップ。そしてマシンの製造者ランキングである「コンストラクターズ・ランキング」では、レッドブル・ホンダが、トップのメルセデス・ベンツを射程距離にとらえています。


ユージ:1964年から始まったホンダF1チームの歴史に終止符が打たれるまで、残り5戦。見事、有終の美を飾ることはできるのでしょうか?モータースポーツジャーナリストの小倉茂徳さんにリモートでお話を伺います。小倉さんは、ホンダF1チームの黄金時代である1987年~88年当時、現場でチームの広報をされていたりと、いろんな姿を間近で見られていますが、改めて、今シーズンのホンダエンジンの活躍をどのように感じていますか?


小倉さん:確かに87~88年は最初の黄金期だったが1983年に第2期のホンダF1がスタートしてから、最初はボロ負けでした。4~5年かかってチャンピオンになりました。今回も2015年にF1復帰してからなので、やっと結果を取りに来る所まで技術的に成長してきたんだと感じます。


ユージ:87年の黄金期をフラッシュバックじゃないですけど、今回も苦戦をしながらでも今の状況にもってきたというのは似てる部分があると思ったのですが、今シーズンにおける快進撃の理由については、どのように思われますか?


小倉さん:今のF1はハイブリッドです。エンジンとモーターで走ります。エンジンもコンパクトでより良い物になり、モーターやバッテリーもより良い物を作っています。去年よりもさらに進化させたことが今回の結果に繋がっています。


吉田:今シーズンの戦いも、いよいよクライマックスを迎えています。まずはドライバーズ・ランキングに目を向けてみますと現在、トップはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手で、287.5ポイント。それに続くのが、メルセデスのルイス・ハミルトン選手。こちらは275.5ポイントと、かなり競っていますが、今後の戦いについてはどうなりそうでしょうか?


小倉さん:まったく予断を許さない状況です。今シーズンは、この2人だけでポイントランキングトップが5回入れ替わっています。まさにシーソーゲームです。残り5戦の展開を予想するのは難しいです。F1は、優勝すると25点。現在の12点差は、ほんのわずかな点差です。フリー走行、予選をやってみて、勝てそうかどうか見える時があります。勝てそうな時は徹底的に勝ちに行く。25点+最速ラップで1点追加の26点。逆に勝てなさそうな時は2位の18点を確実に取りに行く!これが大事になってきます。3位以下をとってしまうと危ないです。


吉田:続いて、コンストラクターズ・ランキング。こちらはトップがメルセデスになっています。460.5ポイント。そして2位は、レッドブル・ホンダの437.5ポイント。どちらがチャンピオンになってもおかしくないほど接戦ですね。


小倉さん:シーズン前半の終わり頃はレッドブルの方が上でしたが、こちらもシーソーゲームになります。1チーム2台走らせるので、2台どちらも確実に上位に入ってポイントを取る。2台目の選手の成績が大事。メルセデスはバルテリ・ボッタス選手、レッドブル・ホンダはセルジオ・ペレス選手。ペレス選手は成績が良くなってきていて、チームとして追い風になります。さらに今週末はペレス選手の地元戦、「メキシコGP」ペレス選手の活躍次第でレッドブル・ホンダが逆転する可能性もあります。


ユージ:残りの5レースで、ホンダ陣営が栄光をつかむ為には、どんな事が大切になってきそうですか?


小倉さん:ポイントの取りこぼしを絶対にしない事。確実に上位入賞する。メルセデスよりも上でゴールする。リタイアをやってはいけない。そして、接触を避けること。今年、イギリスGPとイタリアGPでハミルトンとフェルスタッペンのクラッシュがありました。得点上位の選手が(総合順位維持の為に)ライバルにクラッシュしにくる事があります。無駄な接触で0点のレースをしない事が大事です。


吉田:そして、日本のF1ファンにとって、これからの大きな楽しみの1つが、アルファタウリ・ホンダで今年F1デビューした、角田裕毅選手!デビューイヤーの活躍ぶりはいかがですか?


小倉さん:開幕からすごい働きでしたがシーズン序盤から中盤は気持ちと現実が空回りしています。ただ先週のアメリカGPでは結果は9位だったが内容としては非常に良い戦いをしていました。だんだんと実力が現実の結果に結びついてきています。まだまだルーキー。残り5戦も注目です。来年もアルファタウリで参戦決定しているので期待しています。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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