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21.11.03

COP26の注目ポイント
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan Newsの記者、籏智広太さんにお話を伺います。
旗智さんに取り上げていただく話題はこちら!


『COP26の注目ポイント』


吉田:イギリスのグラスゴーで、先月31日、『COP26』、『国連気候変動枠組み条約 第26回締約国会議』が開幕しました。11月12日までのおよそ2週間おこなわれます。旗智さん、そもそも『COP』というのは、どのような会議なのでしょう?


旗智さん:『COP』というのはですね、1992年の地球サミット、国連環境開発会議で温暖化に対する条約ですね、『気候変動枠組み条約』というものが作られまして、それを締約している国で温室効果ガスの排出削減策などを話し合うための会議です。締約国会議という英語の頭文字をとって『COP』というふうに言われているわけなんですけれども、1995年に最初のCOPが開かれて、その後、温暖化がどのような影響を及ぼすかということとか、具体的にどのようなことが先進国とかに求められていくのかというのを決めている場になります。毎年開かれているんですけど、コロナ禍で一年延期されて、今回の開催となっているということです。


吉田:これまでにCOPは、25回、開催されてきたということですが、今まではどういったことを決めてきたんですか?


旗智さん:COPは日本でも開かれたことがあって、『京都議定書』という言葉をご存知の方も多いかもしれないんですけれども、これは、1997年に京都で開かれた『COP3』で採択された議定書で、“先進国に温室効果ガスの削減を義務付ける”という意味で先進的な取り組みだったという事で非常に注目されました。最近で言うと2015年ですね、フランスで『COP21』が開かれて、ここでは、『パリ協定』というものが作られました。


ユージ:『パリ協定』という言葉はよく耳しますね、最近も。


旗智さん:そうですね。『パリ協定』というのは、『京都議定書』だと削減の対象になっていなかった新興国、中国とかですね、そこが含まれるところに義務付けただけではなく、具体的に排出量をどうするべきか?等の目標をしっかり定めていくということで、非常に大事な協定と言われています。


ユージ:目標がより具体化されたんですよね?


旗智さん:そうですね。特に排出量だけではなく、気温の上がり方、上昇の幅というのをどうするのかというところも目標に入れられています。平均気温の上昇を温暖化前と比べて、2℃未満を保つというのが一つの目標で、1.5℃未満に抑えるというのが一つの努力目標になっています。この温度が変わるだけで、災害の発生率、豪雨とか降雨災害の発生率が変わってくるので、非常に大事なポイントになっているという事になります。


吉田:温室効果ガスの排出量でいうと、世界を見るとどんな順位になっているんですか?日本はどういった感じですか?


旗智さん:1位は中国で、インドが4位ですね。アメリカが2位、日本は6位。中国やインドは上昇傾向が続いているというところですね。


ユージ:日本は6位!?中国、インドは人口も多いですからねぇ…。今回のCOP26では、どのような点に注目したらよいのでしょうか?


旗智さん:まず、先ほどの温度のところですけれども、やっぱり、2℃ではダメなんじゃないか?と…、もっと低く設定しないといけないんじゃないかという。1.5℃の“努力”を“義務目標”にしないといけないのではないか?というのが一つのポイントです。あともう一つが、削減目標をどうしていくか?というところですね。5年ごとに国連に提出する目標を見直さなければいけないので、今年が、それを最初に見直すタイミングになります。現状は、アメリカ、EU、日本は、2050年までに実質ゼロと言っていて、中国は2060年までに、インドは今回、2070年までに実質ゼロと言っているんですけれども、随分、差が出てきてしまっているというところで、どう足並みを揃えていくかというのが課題になってくると思います。


ユージ:COP26はすでに開幕されてますけども、これまでに今のところ、どのような動きがあるんですか?


旗智さん:今回は、イギリスのジョンソン首相が旗振り役になっているんですけれども、やっぱり、その1.5℃という目標を果たすために、石炭火力発電所の廃止、電気自動車(EV)への転換、あと、お金の面で途上国の支援をどうしていくか、森林破壊をどうストップさせていくかということで、『石炭』、『車』、『お金』、『木』というのがキーワードになっていると言われています。すでにそれは、表明されているんですけれども、その中でも“石炭火力の発電”というのは、日本にも大きく影響してくる事になると思います。石炭火力は日本だけではなく、新興国でも、エネルギーの安定供給のために一定程度使われているんですけれども、どうしても、CO2が多いという事で、EUなどは廃止を宣言しているんですね。なのでこれをどういうふうに、使っていきたい国と廃止したい国の間で、すり合わせしていくかというのがすごい大事なポイントになってくるんじゃないかなと思います。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。








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