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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.10.07

東京都内で今年初めて感染者が2桁
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが取り上げるテーマは!


『東京都内で今年初めて感染者が2桁』

吉田:今月1日から緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面的に解除され、東京都では24日までを「リバウンド防止措置期間」とし、対策をとっています。4日には、都内で新たな感染者が87人となり、今年初めて100人を下回りました。


ユージ:全面的に宣言が解除されてから、今日で1週間ですが、神庭さん、昨日までの感染者の状況はどうなっていますか?


神庭さん:東京は149人。水曜日としては、今年に入ってから最も少なかったです。他の地域を見ると、一番多い大阪府で209人、神奈川県は86人、愛知県が80人、福岡県が27人、北海道が16人。石川県は0人でした。


ユージ:感染状況が落ち着いている今、次に懸念されるのは、感染再拡大=「リバウンド」です。今後、リバウンドの可能性はあるのか、医師で医療ジャーナリストの森田豊さんに伺いました。


吉田:森田さんによると「第6波の可能性はあると思います。とくに冬は、湿度が低く、換気が悪く、部屋の中にいる機会が多いので、飛沫やマイクロ飛沫による感染の機会が多くなります。私の持論としては、第4波がアルファ株、第5波がデルタ株 だったように、今後の波がくるとしても、新しい変異株である可能性が高いと考えられます。その変異株は、デルタ株より感染力が強いか、ワクチンによる免疫を逃げる、といったものです。現時点では、国際的に、そのようなウィルスは見つかっていません。次の波が大きくなるかは、ウィルスの変異によるところが大きいと思います。」ということでした。


ユージ:神庭さん、第6波に備えて、私たちにできることは何でしょうか?


神庭さん:第1波、第2波、第3波と、回を重ねるごとに感染者の「山」が大きくなる一方、山と山の間の「谷」の期間が短くなっていることが気がかりです。もちろんワクチンのおかげで、重症化率や死亡率は下がっているので、感染者の数だけで単純比較はできませんが、この小康状態は、意外にあっさり終わってしまう可能性があります。ゲームでいったら、ボーナスタイムのようなもので、「この期間をどう生かすか」が大事になります。ボーナスタイムを少しでも長くできるように、個人レベルでは、マスク、手洗い、換気など、すでに習慣化した対策をしっかり続けることが必要で、ワクチン接種を進めることが大事になります。


ユージ:僕たち一人ひとりが、きちんと感染防止対策を続けることが、リバウンドの対策になりますね。では、医療現場には、どういった備えが必要なのでしょうか。再び、森田豊さんに伺いました。


吉田:森田さんによると「これまで医療が崩壊しかかったように、日本の医療体制は、“災害医療”にぜい弱です。すなわち同じ疾患の患者さんが多数出た時に、対応することが困難でした。災害医療が生じた際には、“臨時医療施設”を迅速に作り、そこに、診療所、民間病院、国公立病院の医師や医療従事者が集まって、少ない医療従事者で多くの患者さんを診ていくような仕組みづくりを行うことがとても重要です。長い目で見ると、医療制度の抜本的改革も考える時期にきているので、時間をかけて、診療所や民間病院など規模の小さい医療機関を統合していくことも、選択肢の一つにすべきだと思います。」とのことでした。


ユージ:神庭さん、第6波がきた場合、どんな影響が考えられますか?


神庭さん:仮に12月あたりから第6波が来た場合、帰省や移動に制限がかかる事態も考えられます。たとえば、帰省先の両親が高齢だったりすると、ワクチンを打ってから期間が経って抗体量が減ってきている可能性もあります。もし自分も両親もワクチン接種済みという状況であれば、年の瀬に帰省するのではなく、今のうちにサッと行って孫の顔を見せてくる、というのも一つ選択肢かもしれません。みんなが年末年始に大移動して、去年の第3波の再来のようになるのは避けたいです。
国や自治体レベルでは、ワクチン接種のさらなる加速と並行して、高齢者や医療従事者へのブースター接種への準備を急ぐ必要があります。病床の逼迫を防ぐための大規模病院と民間病院の役割分担や、いわゆる「野戦病院」の整備、訪問診療やオンライン診療の充実なども、今この時期に進めておかないといけないと思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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