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21.09.27

自民党総裁選
nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


自民党総裁選

ユージ:水曜日に自民党総裁選の投開票が行われるということで、今週は月曜から木曜日まで総裁選について特集します。初日の今日は、土曜日に番組が行った野田聖子候補へのインタビューと、昨夜行われた政策討論会最終日の様子を中心にお送りします。


吉田:きのう行われた自民党総裁選挙の政策討論会では、立候補した4人が少子化対策について、子どもを持つ母親からオンラインで質問を受け、次のように答えました。答えた河野さん・岸田さん・高市さん・野田さんの順にご紹介します。



<河野さん>子育てをする中で「将来のお金の心配がなければ、もっと子どもを」という方もいらっしゃいます。思い切って財政的に考えていかなければならないところだと思っております。

<岸田さん>少子化に対しては、保育の受け皿など様々な環境整理も重要ですし、また子育て世代にとって大きな負担となっている教育費や住居費の支援、これも大事です。

<高市さん>私はまず、育児休業の取得を義務付けることがひとつ、それから企業に対しては、男性の育児休業の取得率の公表を義務付けさせていただきたいと思います。

<野田さん>人口減少をもっともっと政策の中心に置いて、その原因となっている少子化を抜本的に改善することが、私の今回の一丁目一番地です。



吉田:4人の候補のうち「少子化対策が一丁目一番地」と語る野田聖子候補は、番組のインタビューで、子どもをめぐる政策についてさらに詳しく話してくださいました。



<野田聖子さんインタビュー>
わたしはいま、全ての国民の中心的な考えに「大人から子供に移そう」と。“子ども”という小さきものが安全に育つ国は、大人にとってもいい国なんですよね。そういう発想を持って「子供真ん中」という理念を作ろうと考えています。それによって、今までスルーされてる様々な子どもに関する問題…例えばこの間起きた、3歳の男の子が虐待されたり、そういうことが起きてはならないんだ、という。当たり前のことなんですけれど、それを子を持つ人だけの小さなサークルにしちゃいけなくて、この子たちが育った先には、私たちの年金の礎だったり、私たちの身の回りの安全を守ってくる人だ!って、そういう可能性をいっぱい持ってる子どもたちが、あまりにも儚く命を落とす、というのがこの国なんですよ。それは結局、自分たちの将来を壊してることになる…そういった風に発想を切り替えていくこと。「天動説」から「地動説」みたいに。大人が強ければ続く国じゃないんですね。子供たちが次から次へと育っていく国がその歴史を紡いでいくんだから、そういう当たり前のところにもう1回考えを戻そうと思っています。

子供に関しては、文部科学省や厚生労働省、内閣それぞれが子どもに関するお金を取り合って、結局はドカンと使えば100万円使えるのに、10か所くらいに分けちゃうと10万円ずつしか使えなくて、それでは効果がないですよね。例えばリフォームを考えたとして、100万円のリフォームと10万円のリフォームとでは全然違いますよね。予算とかもそうなんですよ。集中的に使うことで質の高い政治が生まれてくるんですけれど、子どもの場合はあちこち行っていて、その上繋がっていないから“たらい回し”にされてしまって「なんだかなぁ」って思うのが現状なんですね。
その「なんだかなぁ」を「大丈夫だ」にするために、子ども庁が必要なんです。子どもの“子”がつくのは、まずはみんなここに行ってみよう!と。それは妊娠だったり、不妊であったり、産んだ後の産後うつ、こどもの保険に関すること、発達障害のこと…様々なことは、まずそこがワンストップで受け入れるんです。潤沢な資金でしっかりと支えていくことで、私たち政治家はよく「子供は国の宝」と言っていますが、現在、国はそれに見合うだけの支援をしてないと思うので、“見える化”っていうのかな?そういうことをしっかりやりたいと思って、30年近くずっとやってきたんですよ。



ユージ:はい。ということで、少子化政策についての野田さんのお考えを色々と伺いましたが、やっぱり「子どものことを考えるのは重要だ!」という思いが伝わってきましたね。


吉田:神庭さんは、4人の候補者の少子化政策についてはどう思われますか?


神庭さん:そうですね。個別の政策で注目しているのは「教育費を下げるために公立学校の学力を引き上げる」と言っている河野さんの政策ですね。特に都市部で顕著なんですけれど、教育が“課金ガチャ”のようになっていて「良い教育を受けるには、私立や塾がマスト」という形になりつつあるので、そうではなく「公立で安く質の高い教育を受けられる」というのが、本来は公平性の観点から望ましいのかな、と思っています。
もうひとつは高市さんの政策で、ベビーシッターや家事代行を国家資格化して、利用料の一部を税額控除の対象とする…と言っていて、これも面白いなぁと思います。家事代行はともかく、ベビーシッターに関してはマッチングサービスなどで、小さな子どもが事件に巻き込まれるケースが相次いでいますから、人材の質を担保するためにも、国家資格は“あり”だと思っています。
総論としましては、教育に対する公的支出がGDPに占める割合が日本では非常に低いので、みなさんそれぞれ良いことを言ってらっしゃいますけれど、今だけでなく誰かが言っていたものも含めて全部やって欲しいな、と。それくらい「子ども政策」に力を入れていくことが大事なのでは…と思いますね。




そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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