21.09.24
新横綱・照ノ富士関、実力が問われる秋場所

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。
今日、お話を伺うプロフェッショナルは、相撲ジャーナリストの荒井太郎さんです。
荒井さんに伺うお話はこちら!
【新横綱・照ノ富士関。実力が問われる秋場所】
吉田:現在開催中の「大相撲 秋場所」は、昨日の取組で十二日目を終えて、あさって・日曜日に千秋楽を迎えます。今回、その活躍が最も注目されているのが、令和初・平成生まれ初の新横綱、照ノ富士関。もうひとりの横綱・白鵬関不在のなか、昇進後、最初の本場所でどんな相撲をとるのか?期待を背負って挑んでいます。
ユージ:相撲ジャーナリストの荒井太郎さんにこれまでにもお伝えして頂いてますが、まずは改めて、照ノ富士関がどんな力士なのか教えてください!
荒井さん:若くして大関になりましたが、両ヒザの大怪我と内臓疾患の病気によって、大関から一気に序二段まで番付を落としてしまいました。大関時代は取組時間が午後6時ちょっと前だったのが、序二段になると午前10時頃から相撲を取ります。そんな所まで番付を落としてどん底を味わった後、また大関に這い上がって、なおかつその上の横綱まで登りました。体調が戻ったというのが大きな要因かと思いますが、それ以上に強靭な精神力が無ければこの大復活劇はありえなかったわけです。それを成し遂げたのが、新横綱の照ノ富士関ということですね。
吉田:新横綱としての期待を背負いながら戦う秋場所ですが、昨日は、関脇の明正関に敗れて、2敗目を喫しました。現在の成績は10勝2敗です。荒井さん、秋場所の照ノ富士関の戦いぶりについて、いかがでしょうか?
荒井さん:横綱のデビュー場所というのは、過去のどんな横綱でも今まで経験した事のないプレッシャーを感じて、割と序盤なんかは固くなる場面とかは多々見受けられます。照ノ富士に限っては初日からそんな素振りもなく盤石な相撲で全勝で折り返して、このまま独走状態かと思われた9日目に大栄翔に敗れ、さらに昨日の明正戦でまさかの2敗目を喫しました。取組後に古傷の左ヒザを気にする様子もあり、残り3日で不安が露呈したという形でしょうかね。
ユージ:横綱であるからには、常に勝ち続ける姿を見せたいところだと思いますが、ヒザの様子も気になりますよね。横綱といえば7月に行われた名古屋場所では、6場所連続 休場明けの白鵬関が圧倒的な強さで全勝優勝しました。白鵬関の時代がまだ続くなか、照ノ富士関はこれから、新たな時代を引っ張る存在になれそうでしょうか?
荒井さん:白鵬も長く横綱をはって、実績は十分すぎるほどあります。ただやっぱりもう36歳で休場も目立ち始め、遅かれ早かれ引退の時期は来ると思います。その後、ということになると、照ノ富士に追随する力士というのがなかなか現れてこないというのが現状で、今後は照ノ富士1強時代というのが到来すると思っています。やはり(白鵬を除いて)照ノ富士の実力がアタマ1つ抜けています。横綱以外、大関陣以下の実力は拮抗しているので星の潰し合いになり、照ノ富士の対抗馬になりえない状況ですね。
吉田:そんな中、この秋場所で照ノ富士関を追いかけるのが、現在9勝3敗の平幕力士たち。それぞれ前頭で、六枚目の阿武咲関、八枚目の隠岐の海関、十枚目の妙義龍関、十一枚目の遠藤関の4人です。これは、混戦とみてよろしいのでしょうか?
荒井さん:昨日の照ノ富士の敗戦で一気に混戦になったと言っていいでしょうね。本来であれば大関陣が横綱に追随しなければならない立場なんですが、大関である正代、貴景勝の2人はともに4敗となって横綱とは星の差2つ。1差で追いかける力士がいずれも平幕力士という状況は複雑な感じなんですけども…。照ノ富士の残り3日間の相手は関脇・御嶽海に、大関・貴景勝と正代におそらくなると思うんですが強い相手が続きます。となると、横綱と顔を合わせない平幕力士が漁夫の利で勝ち進み、大番狂わせも無きにしも非ずです。予想がつかないという意味では面白くなりました。
吉田:日曜日の千秋楽までの残り三日間での見どころは、どこでしょうか?
荒井さん:大関陣の不甲斐なさはありますが、数字の上ではまだ優勝の可能性も残っています。貴景勝も初日から3連敗でしたが、驚異的な巻き返しでかど番を脱出して勢いにのっているので、照ノ富士戦で意地をみせる可能性も出てきました。そうなると、優勝圏外だった大関が賜杯を抱く可能性も残されているんではないでしょうかね。
ユージ:照ノ富士関、注目ですね。大相撲秋場所は明後日、千秋楽を迎えます!
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 24, 2021
9/24金は #大相撲 秋場所。#照ノ富士 関は、若くして大関になるも、両膝のケガと内臓疾患で序二段まで転落、そこから復活した新横綱 。もう1人の横綱 #白鵬 関は、実績は十分だけど、休場も目立ち、36歳の年齢的にも遅かれ早かれ引退の時期が来そう…#ワンモ #ユジコメ
#リポビタンD TREND NET②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 24, 2021
そんな中、照ノ富士関には、両膝のケガも心配だけど、横綱として頑張って欲しいです。この先、白鵬関が引退して、照ノ富士関が1人横綱になり、全ての力士に追われる立場になった時、そのプレッシャーの中で、どう戦っていくのかにも注目したいです。#ワンモ #ユジコメ