21.09.16
3回目のワクチン『ブースター接種』

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は「BuzzFeed Japan News」副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。
【3回目のワクチン『ブースター接種』】
本仮屋:WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は8日、相次ぐ変異株の脅威に先進各国がブースター接種に踏み切ろうとする中、新型コロナウイルスワクチンの接種格差を問題視し、高所得国を中心とした3回目の追加接種を少なくとも年末まで控えるよう求めました。
ユージ:3回目のワクチン接種を巡って、今、世界はどういった動きになっているのでしょうか。日本でも、新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長がブースター接種の検討を政府に要請するなど、動きが見られます。
神庭さん、そもそも「ブースター接種」とは何なのか、教えて頂けますか?
神庭さん:ファイザー、モデルナ、アストラゼネカなら、本来の規定回数は2回ですが、2度の接種を完了した後、さらに3回目の接種をすることをブースター接種といいます。時間の経過や変異株の流行で、感染予防効果が徐々に下がると言われていて、追加接種することで免疫を強化する狙いがあります。感染予防効果が低下すると言っても、なくなるわけではないですし、重症化や死亡を防ぐ効果も高いです。ワクチン接種が大切であることは変わらないので、その点は注意してほしいと思います。
ユージ:今、世界各国では、どのような動きがあるんでしょうか?
神庭さん:イギリスは、来週からブースター接種を開始します。対象は50歳以上、持病がある人、医療従事者など。2回目の接種から半年以上が経っていることが条件です。アメリカも今月20日から、ファイザーやモデルナのブースターを始める計画。18歳以上の成人で、2回目の接種から8ヶ月以上経っていることが条件。介護施設の入居者や医療従事者、高齢者らを優先して接種するということです。イスラエルは動きが早く、8月からブースターを開始しています。2回目の接種から5ヶ月以上経った人が対象で、12歳以上の子どもにも打っています。朝日新聞によると、すでに人口の3割を超える、およそ290万人が、3回目の接種を完了しているということです。
本仮屋:神庭さん、WHOは、3回目の追加接種を控えるよう求めていますが、私たちはどう考えればいいのでしょうか。
神庭さん:アメリカ、イギリスなどとは対照的に、WHOはブースター接種に批判的な立場です。テドロス事務局長は、先月上旬の段階で、9月末までブースターを停止するよう言っていましたが、今月になって、今度は少なくとも年末まで控えるよう、再び「待った」をかけましたよね。その大きな理由が、先進国と途上国での、ワクチン接種の不均衡です。世界全体で見た時に、6割近い人が、まだ一度もワクチンを打てていないという状況があって、日本ユニセフ協会によると、ワクチンの初回接種を受けた人の割合は、高所得国・高中所得国で80%に達していますが、低所得国・低中所得国では20%です。先進国が共同出資して低所得国にワクチンを融通するCOVAXという仕組みがあるんですが、ワクチン製造の遅れや、デルタ株対応で、低所得国に思ったようにワクチンが行き渡っていない実情があります。
ユージ:途上国を放置してはおけませんよね。
神庭さん:途上国での感染流行を放置していると、変異株が生まれて、世界に広まってしまうリスクもあります。WHOの専門家らは、イギリスの医学誌ランセットに発表した論文で、広くブースター接種を進めるよりも、「まだ一度も打てていない人に接種した方がより多くの命が救える」という考えを示しています。ただ、WHOは、当初マスクの効果に否定的だったのに、一転して推奨し始めた過去もありますので、ブースター接種についてのWHOのスタンスもいつ変わるとも限らないので注意するポイントだと思っています。
ユージ:そんな中、日本はどうするんでしょうか?
神庭さん:河野太郎ワクチン担当大臣は、7月末という割と早い段階でブースター接種について「来年打つことになるのではないか」と話していました。先月末にはテレビ番組で、早ければ「10月の終わりから11月になる」とスケジュールの見通しを早めるような言い方をしています。産経新聞の報道によれば、実施する場合は、まず医療従事者からスタートして、高齢者に打つ場合は来年になる見通しだということです。
一方、田村憲久厚生労働大臣は「液性免疫が下がったとしても、免疫記憶や細胞性免疫というものもある。重症化を防いだりとか、そういう役割は一般的にあるということなので、中和抗体が下がったからといって、まったくワクチンの効果、免疫の効果というものがなくなったということではない」と、少し慎重な言い回しもしています。
政府分科会の尾身茂会長は、「このワクチンは非常に優れているが、少しずつ免疫力が落ちるということも分かってきてますので、ブースター接種についても、次政権については今から検討いただきたい」と、要望しています。
厚労省は17日に、専門部会を開いてブースター接種について議論を始めるということですが、いつ頃、どんな優先順位で打っていくのか?まだあまり接種が進んでいない12歳以上の子どもへの対応なども含めて、早急に方針を決める必要があると思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 16, 2021
「3回目のワクチン『ブースター接種』」について
今、3回目のワクチン接種を巡って世界が様々な動きをしています。日本では、2回目の接種まで進んでいますが、まだ受けたくても受けられていないという方もいる状況で、世界に目を向けて見ると、#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 16, 2021
3回目の接種まで進んでいる国もあれば、まだ1度も打てていないという国もたくさんあるわけですよね。やっぱり、どうしても裕福な国の方がワクチン接種が進んでいて、発展途上の国はまだワクチンの供給が追いついていないという状況。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 16, 2021
ここで見ないといけないポイントは、自国の問題ではなく、世界的な問題であるという事を考えることが必要になってくるのではないかと思います。ワクチンが行き渡っているなら、行き渡っていない国へ回そうよという考えもあるのではないかなと思います。#ワンモ
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ ④
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 16, 2021
あとは、ワクチンを打ちたいと思っている方もいれば、打ちたくないという方もいるので、まずは3回、4回打つのではなく、打ちたいと思っている方が打てるようになるということが今、目指すべきところなのかなと思いました。#ワンモ