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リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

21.04.21

『オンラインサロン』
nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

BuzzFeed Japan News 副編集長の神庭亮介さんにお話を伺います。
今週は毎日ワンワードを解説いただきます。
今日取り上げたのはこちら!


『オンラインサロン』


ユージ:今週はスペシャル企画です。“いま気にかけておきたい”、“いま、おさえておきたい”ニュースワードを生活者目線でピックアップしています。
今朝は『オンラインサロン』です。
コロナ禍で会員数が増え、トラブルも増えているということなので、そのあたりも踏まえ、神庭さんに伺っていきます。
まず、『オンラインサロン』とは何なのか、改めて教えていただけますか?


神庭さん:インターネット上の有料会員制コミュニティーで、月額の会費で数千円~1万円程度くらいが一般的だと思います。あるオンラインサロンのプラットフォームの資料によるとですね、男性の割合が約6割。20~40代で9割近くを占めて、東京や首都圏のユーザーで半数を占めるというふうに言われております。オンラインやリアルで「憧れのあの人に会える」とかですね、そういうプレミア感だったり、「ここだけの話が聞ける」というオフレコ感が受けていると。オンラインサロン大手の『DMMオンラインサロン』のサイトを見るとですね、“「学べる・楽しめる」会員制コミュニティサービスです。憧れの著名人や共感しあえる仲間のいるサロンで、日常にない居場所を見つけましょう!”というふうに呼びかけていたりするんですね。


ユージ:入会すると、具体的にはどのようなことができるんですか?


神庭さん:例えば、イベントに参加できたり、SNS上で盛んに交流できたりですね、定期的にメルマガを受け取れたりとか、あるいは、オーナーさん、運営者と会員が一緒になってプロジェクトを立ち上げたりすることもできます。会員の側からするとですね、有名人とかインフルエンサーと“お近づきになれる”魅力があり、あるいは、交流を通じて仲間と“人脈を築くことができるかも…”という期待もあるのかもしれません。ユージさんのように趣味のコミュニティーを築くという楽しみ方もあると思います。


ユージ:なるほど!


神庭さん:ものすごい有名人というわけでなくてもですね、その分野で成功している人であれば、例えば、ビジネスの世界で成功している人であれば『稼ぎ方』とか『組織論』、恋愛のカリスマであれば『恋愛相談』であるとか、そういったスキルを提供できれば、需要がありますので一定の固定ファンがついていくと。サロン運営者の側からするとですね、忠誠度の高いファンが集まり、ミニファンクラブみたいなものが築けて、安定的な収益を得られるということなんですよね。例えば、月3000円の会費で100人集めれば、月々30万円ですから年間360万円。これが月1万円なら年間1200万円。プラットフォームが10~20%の手数料を取るとしても、まあまあ安定的な収益にはなるかなということですよね。


ユージ:そうですね。


吉田:コロナ禍で会員数が増加しているそうなんですけれども、こちらはどのようにご覧になっていますか?


神庭さん:NHKによると、大手2社の会員数が去年2月末の9万人から今年2月末時点で16万8000人に急増していると。ABEMAの報道によるとですね、2020年のオンラインサロンの市場規模は約86億円というとなんですよね。結構、大きいですよね。コロナ禍で会話や交流が減ってますけれども、逆説的に、“やっぱり人と繋がりたいんだよ”というように考えている人が増えているのかもしれません。


吉田:会員数が増える一方で、トラブルも増えてきているようですね?


神庭さん:一応、断っておかないといけないんですが、大多数の方は楽しく使っていると思います。ただ、注意点もあるよということなんです。国民生活センターには2020年度に200件弱の相談があって、特に若者の相談者が目立つということなんですが、例えば、マルチ商法であるとか、高額な情報商材、怪しい投資話ですね、こういったものにはぜひ気をつけていただきたいなと思います。先ほど言った、数千円から1万円の月額の会費以外に追加で大きな費用負担を求められた時には“おかしいな?”と疑っていいですし、本当に儲かる話があるなら、誰にも教えず、自分だけでこっそりやりますよね?なので、そこはちょっと冷静になってほしいなと思います。ある種、宗教的な空間でもあるので、教祖と信者、カリスマとワナビーみたいな感じで対等ではない関係の中でですね、信者ビジネスといいますか、「あれ買って」、「これ買って」じゃないですけどね、あるいは、セクハラ、パワハラなどの温床にもなりかねないのでその辺は非常に注意してほしいなと思いますね。


ユージ:オンラインサロンに対する見方は、まさに賛否があるわけですよね。トラブルが報告されているということも踏まえて、神庭さんは、どのように利用すればいいとお考えですか?


神庭さん:そうですね…、趣味はいろいろなので、人は誰しも何かに依存して生きていると思います。それはある人にとっては読書かもしれないし、スポーツかもしれないし、ソシャゲかもしれないし…。それがたまたま人間関係であったり、オンラインサロンに依存する人がいてもいいと思いますね。それは個人の自由なんですけれども、でも、「私はいま依存しているかもしれないな」という自覚だけは常に持っておくようにしてほしいなと思うんですよね。
僕が大好きな漫画にですね、『賭博黙示録 ユージ』ではなく、『賭博黙示録 カイジ』というのがあるんですけれども…。


ユージ:おぉう(笑)


神庭さん:その中に、「勝たなきゃ誰かの養分」というセリフがあるんですね。やっぱりね、誰かの養分にされて、金づるにされちゃうというのはつまらないですから、そうならないように常に冷静にいてほしいなと思うのと、オンラインサロンは通信販売扱いでクーリングオフ、解約ができませんので加入するときはよく考えて、もし、トラブルなどに巻き込まれてしまったらですね、最寄りの消費生活センターとか、『188』の消費者ホットラインに相談をしていただきなと思います。


ユージ:神庭さんご自身はどこか入っていますか?


神庭さん:入っていないです。でも、さっき知ったシイタケさんのはちょっと気になっています。


ユージ:(笑)


吉田:一緒に入りましょうよ!月額500円みたいですよ?


神庭さん:えっ!?安いっ!ちょっと気になっています。(笑)



そして、今日の #ユジコメ はこちら。







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