20.09.02
“ポスト安倍”レースの行方

今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんに伺った話題はこちら!
【“ポスト安倍”レースの行方】
安倍総理の後任を選ぶ、自民党の総裁選挙について、自民党の総務会は昨日、『党員投票』は実施せず、『両院議員総会』を開いて、新たな総裁を選ぶことを決めました。
また、総裁選挙をめぐっては、自民党の岸田政調会長、石破元幹事長が立候補を表明。着々と支持を固め、最有力とされる、菅官房長官は、今日、立候補を表明する方針です。
鈴村:まずは、安倍総理の突然の辞意表明。宇佐美さんはどのように受け止めたのでしょうか?
宇佐美さん:率直に驚きましたね。怪文書みたいのが飛び交っていましたんで…。
鈴村:ありましたね、先週言っていましたよね。
宇佐美さん:退陣自体はするかなと思っていたんですけど、予想以上に早かったなということで、とにかく、8年間近くよく頑張ったなと思うところではあるんで、本当にお疲れさまと言いたいですね。私事なんですけど、安倍総理が就任したのが2012年12月で、2012年10月に私は独立したので、私自身も一つの区切りとして、「上の段階へと行くぞ!」という気になっていますね。
鈴村:辞意表明後に実施されました、共同通信の世論調査では、安倍内閣の支持率が1週間前の調査に比べて、およそ20ポイント増加したんですよね。普段ではあり得ない大幅な増加なんですが、これにはどのような理由が考えられるんでしょうか?
宇佐美さん:世論調査とかを見ると7割以上が安倍政権の7年半について“前向きな評価”を与えていて、退陣時期については6割近くの人が“適切という評価”を下しているので、引き際が鮮やかと評価されていると思うんですよね。あとは、やっぱり、第一次安倍政権の辞め方ってかなり情けないかたちだったので、そこから巻き返して、戦後最長政権を実現したという事実は評価されていると思います。ただこれは、安倍総理が政界の表舞台から引退したと捉えられている可能性もあるので、そういう意味では、退任祝いみたいなところもあると思うので、これからの安倍さんの政治活動には、もしかしたら、重荷になるのかもしれませんね。
鈴村:なるほどね。そして、安倍総理の後継を決める『総裁選挙』ですけど、『党員投票』を省略し『両院議員総会』で決めることになりました。「省略すべきではなんじゃないか!?」という声もありますが、こちら、どう思われますか?
宇佐美さん:もちろん、党員投票するというのが大原則で正論ではあるんですけど、今この時期は、来年度の予算編成だったり、秋からの新型コロナウイルスの第3波に備えなければいけない時期なので、国民生活を考えれば、保守的に考えて、党員投票を省略するというのはしょうがないのかなと思いますし、今年じゃなくて、来年にまた総裁選をやるということなので、そちらで本格的な総裁選をやって、今回は、省略的なことをやるということはしょうがないのかなと思いますね。
鈴村:今決めることをサッとやった方がいいという事ですねよ、きっとね。ポスト安倍をめぐっては、菅官房長官が着々と支持を固めているという状況ですけど、これはどのようにご覧になっていますか?
宇佐美さん:これは、「菅さん以外にいないよね」という暗黙の、なんか…、前提があると思うんですよね。安倍総理は内閣人事局というものを作って、官邸主導というのをかなりステマチックに進めた政権だったんですよね。安倍政権の前後で霞が関というもの自体が変質化しているので、そういう意味では、仕組みを理解している人でなければ政権運営に支障がでるのではないかという懸念があると思うんです。そう考えると、今の官邸をよく知っている麻生さんか菅さんかしか事実上、選択肢がないと実務的には捉えられていると思ってまして、年齢を考えると、菅さんに支持が集まるのは自然な流れかなと思いますね。
鈴村:岸田さん、石破さんは支持が広がらずということで、厳しい状況なんですかね?
宇佐美さん:岸田派は47人、石破派は19人とかなり弱小派閥で、そういう中でも岸田さんは自民党の政調会長というチャンスを与えられたんですけど、新型コロナウイルス対策で公明党とちょっと向いてる方向が変わっちゃったりして、指導力を発揮できなったので、これはしょうがないかと思いますね。石破さんに関しては、もともと地方票、党員投票ありきの戦略だったので、こういうかたちでの総裁選だとかなり厳しい状態になっていて、ほぼ菅さんが過半数を固めている状況なので、勝負としては決まっているのかなというところはありますね。
鈴村:じゃあ、ほぼ菅さんで決まりという感じなんですかね?
宇佐美さん:そうですね、ほぼ決まりとみていいと思います。麻生派、二階派、竹下派、あと細田派も、菅さん支持に固まってということなので、勝負自体は決まったといっていいと思うんですけど、ただ、私の尊敬するとある監督の言葉に「諦めたらそこで試合終了」という言葉があるので…。
鈴村:おぉ!なるほど!!
宇佐美さん:やっぱり日本は、民主主義国家ですから、無投票での総裁決定は避けた方がいいと思うので。岸田さんも石破さんも来年の本格の総裁選に向けて、どこまで戦えるかということで、最後まで諦めずに戦い抜いて欲しいですね。
鈴村:岸田さんも石破さんも、そういう意味では、今後を見据えて今回出るという考え方にも繋がってくるわけですよね。
宇佐美さん:そうですね、ここで出なかったら、もう総理の目はないといってもいいと思うので、そのためにも今出ておくという事だと思いますね。
鈴村:なるほどね、そういう状況だという事なんですね。いずれにしても決まっていくことなので、今後の日本がね、どう変わっていくか…。僕らの生活に確実に関わってくることですからね、注目していかなければいけませんね。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 2, 2020
今朝は【“ポスト安倍”レースの行方】について
宇佐美さんによれば、菅さんで、ほぼ決まりではないかという話でした。
ただ、一年後に総裁選があるということになってくると
そこでどういう形になってくるか分からない。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 2, 2020
出馬表明をしている岸田さん、石破さんも今後ということを見据えて、今回出馬をするのではという話でしたね。どうなっていくのか、どんな影響を及ぼしていくのか、菅さんになったことで安倍さんがやってきたことを引き継いでいくのか
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) September 2, 2020
出馬表明をしている岸田さん、石破さんも今後ということを見据えて、今回出馬をするのではという話でしたね。どうなっていくのか、どんな影響を及ぼしていくのか、菅さんになったことで安倍さんがやってきたことを引き継いでいくのか