20.07.29
政府が『ワーケーション』を推進
今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!今日は、元経済産業省の官僚で制度アナリストの宇佐美典也さんにお話を伺いました。
宇佐美さんがピックアップした話題はこちら!
【政府が「ワーケーション」を推進】
菅官房長官は一昨日、観光戦略実行推進会議で、リゾート地などで余暇を過ごしながら仕事もする『ワーケーション』を進める意向を明らかにしました。お盆や年末年始などの繁忙期以外での旅行の需要に繋がると期待されています。
鈴村:政府がこのタイミングで『ワーケーション』を推進する考えを示したこと。これにはどのような背景があるんでしょうか?
宇佐美さん:このワーケーションとは政府の定義では、「テレワークを活用してリゾート地、温泉地などで余暇を楽しみつつ仕事をする」としているんですけれども、ホテルの稼働率が大幅に下がっているので、ある程度の人数のビジネス長期滞在というのを推進していきたいという政府の意向があると思うんですよね。企業の開発合宿や福利厚生でちょっとずつ活用が進んでいたのものを、これを機に推進しようという事なんだと思います。
鈴村:ただ、このタイミングで…、ということでちょっと気になる人もいると思います。導入した企業の社員の方には、どのようなメリット、そして、デメリットがあるんでしょうか?
宇佐美さん:メリットとしてはですね、“レジャーと仕事を両立できる”ということと、地方で仕事をするということなので“地方と都市で新しい協業、新しい仕事が生れるきっかけになる”ということと、あとは、ちゃんと準備をすれば開発合宿みたいなかたちで“集中して課題に取り組めること”、あとこれが一番大きいと思うんですが、“有給がちょっと水増しできる”、例えば、午前を仕事にあてて、午後は休むというかたちにすれば、30日の有給が50日とか60日になったりするわけで、これは結構大きいんじゃないかなと思います。
鈴村:ほほう、なるほど!
宇佐美さん:ただ、もちろん、デメリットもあって、準備が必要な場合は“コストがかかる”だとか、“場所の選定が難しい”ということ、あとは、“働き方の文化自体を変えていく必要がある”ということで、メリット・デメリットはあると思うんですけど、また例によってゲームで例えると…
エリザベス:おっ!?
鈴村:おっと!?きた!!!
宇佐美さん:FF(ファイナルファンタジー)で例えると、毎回どこかで飛空艇って手に入れるじゃないですか?
鈴村:はいはい、すごい高速で移動できる乗り物の事ですね、飛空艇!!
エリザベス:うんうん、はい!
宇佐美さん:世界中いろいろなところに行けるようになって、いろいろな用事を頼まれるので、何か用事をこなすついでに、何か宝探しをしたり、イベントをこなしたり、そういう遊びをするじゃないですか?それが、本筋に最終的に効いてくるのでそういうイメージで出張した時に、「おれ、飛空艇に乗ってるぞ!」と、「じゃあついでにこの辺を探索しておくか!」と、そういう感じになってくると面白いんじゃないかと思います。
鈴村:メインでやる仕事があったら、そこに対して、ちょっとサブ的な遊び要素があるということなんですけど、FFでいうとメインクエストがあって、「敵を倒してきてください」みたいなのがあって倒しに行くわけですよね、行った先の海沿いに、「あれ?なんか洞窟があるぞ!?」ってなって行ってみると宝箱があって、すごい良いものが入っていたりするわけ、そこの洞窟に宝箱を取りに行かなくてもいいけど、行くこともできるわけですよね、そういうふうにしたらどう?と宇佐美さんは言っています(笑)
エリザベス:なるほど…。
鈴村・宇佐美さん:(笑)
宇佐美さん:すごい顔してますね…。(笑)
エリザベス:飛空艇…、はい…。
鈴村:そこは届いたみたいですね。(笑)
エリザベス:わかりました…。
鈴村:導入している企業ってすでにあるんですか?
宇佐美さん:まだ日本ではそれほど多くはないんですが、一部の大企業では導入が始まっていて、やっぱり説明がつきやすい開発合宿だとか、新しい企画を考える合宿みたいな感じでの活用なんかが大企業では進んでいまして、日本よりも欧米だと個人単位での導入、活用が進んでいますね。
鈴村:リスナーからメッセージがたくさん来ていて、「仕事と休暇の線引きが難しいよ」という人がいっぱいいるんですよね。仕事と休暇の線引きについて、どう思います?
宇佐美さん:これは、メリハリだと思いまして、まずはめちゃくちゃ管理して、合宿みたいなかたちで、むしろ、「仕事に集中しましょう!仕事時間が終わったら遊びましょう!」というふうに管理するのか、もしくは、個人単位で活用する時は、「仕事に大きな期待はしない」と、だから、最低限の会議に出るとかメールをこなすとかそういう仕事だけやってください、それで、一日の半分分を休みとして扱いますという、そういうメリハリが効いた制度が大事なんじゃないかと思いますね。
鈴村:なるほどね!だから、仕事に力点を置くか、バケーションに力点を置くかということは、ちゃんと考えなければいけないってことですね。ワーケーションは普及すると思いますか?
宇佐美さん:まあ、かたちによると思うんですけれども、システム開発合宿みたいなものはすごく進むんじゃないかなと思いますね。ただ、レジャーと仕事の両立というかたちは、経済の先行きが不安視される中だと広がりにくいんじゃないかなと思います。それでも時間をかけて、「出張のついでにワーケーションしてきなよ!」という文化を作れれば、それを機に、都市と地方が連携していくという新しい流れも出来ますし、いいと思うので、ここで斜に構えてもしかたないので、「ワーケーションってあるんだ、やってみよっかな?」くらいな、そんな感じで捉えれば良いんじゃないかなと思いますね
鈴村:僕はめちゃくちゃやって欲しいんですよね、本当に推進してほしい。だから、僕の会社でもなんとか取り入れたいなと思います。
そして、今日の #スズコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
今朝は【政府が「ワーケーション」を推進】について
色んな意見出ましたが、ワーケーションできないよと声が多かったです。そんなスタイルの仕事は無理という方も沢山いらっしゃると思います。推進するのは難しいという話になるではと感じました。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
ただ、僕はできる人はやってみてもいいのではと思いました。色んな可能性があるなと思いました。まず、観光協会が助け、地方活性化にも繋がります。
コロナ渦において移動するのはどうかと意見もあるので、そこが落ち着けばということになります。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ③ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
そんな中で、今回働き方を変えるいい機会なのではと思いました。会社に居るだけで給料が入ってくるシステムではなく、どう働けば対価がもらえるか仕事本来の給与体系にしていくためには、必要なのかも、メリハリをつけて仕事をする、 成果を上げる。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ④ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
そうすると人生は確実に自分のものになると思うし、自分で制御できるようになることは、仕事への進化の一部だと思います。そう考えるとワーケーションは凄く大事なモノになるのではと僕は思いました。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ⑤ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
気を付けなければならないのは、できる人とできない人の差が必ず生まれてしまうこと。やれる人はやらせてあげようということ、できない人はそれを羨むような形になってしまうと、ワーケーションをやめようという動きになると、もったいないと思います。
"リポビタンD TREND NET” #スズコメ ⑥ #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) July 29, 2020
できない人にケアできる仕組みを考え、相互関係が持てるような仕組みが必要だと思います。日本全体が、経済的に上がるとなればやりやすくなると思うので、まずはやってみるということ。ただコロナが落ち着いてからの方がいいのではと少し感じています。