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23.05.05

「日本卓球界レジェンド、石川佳純選手の引退」にフォーカス!
null金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝は卓球!テーマはこちら!


「日本卓球界レジェンド、石川佳純選手の引退」にフォーカス!

吉田:石川さんは、今週月曜日、SNSなどを通じて今の気持ちを報告。「今年に入ってからは大会ごとに『この試合が最後になるかもしれない』と思いながら臨み、今、自分の中ではやりきったという思いが強く、引退を決意した次第です」と現役引退を明らかにしました。


ユージ:現役生活23年。石川さんの活躍を振り返ります!お話を伺ったのは、作家で、びわこ成蹊スポーツ大学教授の城島充さんです。


城島さん:例えばオリンピックだけに焦点を当てても、ロンドン・リオ・東京と、3大会連続で日本の女子団体でメダルを獲得したんですが、3大会すべての大会でプレイをしたのは石川選手だけです。日本の卓球界に大きな功績を残されたと思います。その存在というのを今振り返ってみると、卓球界を超えてアイドル的な存在からオリンピアになった福原愛さんという眩しすぎる存在を常に追いかける立場。幼少期から卓球の大会で活躍した女子選手には、ほぼ全て「愛ちゃん二世」というレッテルが張り付けられていたんですが、その中でも、忠実に愛ちゃんの背中を追いかけながら福原さんとは違う形で、バトンを受け取り、しっかり次の世代にバトンタッチをしたという彼女の果たした役割は、非常に大きなものがあったのかなと思います。


吉田:石川佳純さんの引退報告を受けて、福原愛さんはSNSを通じて、このようなコメントを出しています。「インスピレーションと、力をくれた佳純に感謝します。佳純がいなかったら、日本は結果を達成できなかったでしょう。日本全体のレベルを上げてくれたのは、佳純でした」。


ユージ:城島さんは、福原さんのコメントの中にあった、「インスピレーション」という言葉が、まさに石川さんを語る上でのキーワードのひとつだと語っています。


城島さん:19歳の時のロンドンオリンピックのシングルスで、シンガポールのワン・ユエグ選手と当たった際に、石川選手が10-8と、あと1つでゲームポイントを取れるという場面でタイムアウトを取り、村上監督に「どんなサーブをすればいいですか」と指示を仰ぎました。しかし、その時出た「バックハンドに長いサーブ」という提案とは全く違う、「フォアハンドに短いサーブ」を繰り出しました。結果的にそのサーブをワン選手がレシーブオーバー。貴重なゲームポイントを取ることが出来ました。その当時のエピソードを村上監督にも聞いたんですが、本人曰く、監督のアドバイスを聞き、バックにロングのサーブを出そうと思ったが、ワン選手の目を見た時に、「村上監督と同じことを考えてるな」と思い、読まれてるからダメだという判断で、フォアの方に短いサーブを出したそうです。一流の判断力、まさにインスピレーションです。村上監督の持論なんですが、卓球というのは推理ゲームで、フィジカルももちろん大事ですが、それ以上にメンタルや思考、相手がどんなサーブを打ってくるのか、どのボールをどこに置けば次にどんなボールが返ってくるのか、フィジカルを使いながらも究極の推理・思考が求められる競技です。当時19歳、初めてのオリンピックで既に石川選手はそういうインスピレーションを持っていたんだなということを、福原さんのコメントを受けて思い出しました。


ユージ:インスピレーションや、その力を武器に、日本の卓球界のレベルを引き上げた石川佳純さん。その後、2016年、リオデジャネイロオリンピックの女子団体では、福原愛さん、伊藤美誠選手とともに、銅メダルを獲得。日本代表に欠かせない選手として存在感を見せつけますが、やがて、世代交代の時が訪れます。


吉田:近年、卓球のプレーの高速化に伴って、新しい世代が台頭。トップを走り続ける事も難しくなっていました。そんな中、迎えたのが、2021年1月の全日本卓球選手権大会、女子シングルス決勝、伊藤美誠選手との戦い。大方の予想を覆して、5年ぶり5回目の優勝を果たします!


城島さん:なにしろ卓球が高速化して、台の上での高速なラリーにアジャストするのが大変だったと思います。次世代へのバトンタッチというと非常に綺麗な言葉なんですが、自分の存在を追いかけてくる伊藤美誠選手や平野美宇選手、早田ひな選手といった黄金世代といわれた世代やさらにその下の世代も迫ってきて、「完全に石川の時代は終わった」と言われながら、リオ五輪の後の全日本選手権で、まさに頭2つ抜けたという印象だった伊藤美誠選手を止めたので、もし引退された今のタイミングで僕がもう1回インタビューをさせていただく機会があれば、オリンピックの話はもちろん、一番聞きたいのはバトンタッチの過程で、一旦、伊藤美誠世代に追い抜かれたというか、完全に覇権を奪われた後、どういうメンタリティでその覇権を奪い返せたのかを聞きたいです。丁度、2021年の全日本選手権ですけど、よく勝ったなと思いました。プレイスタイルも変えなくちゃいけなかったと思いますし、終わった後泣いていましたけど、そんなところまで含めて、いろんな背景で聞ければと思います。


ユージ:2021年、全日本卓球選手権から半年後の東京オリンピック、卓球女子団体では最年長メンバーとしてチームを引っ張って、見事、銀メダル獲得に貢献しています!選手として様々な局面を経験しながらも、常にトップクラスのプレイヤーであり続けた石川さん。引退後の活動にも期待したいですね!石川佳純さんは、今月18日に記者会見を開いて、引退を決めた理由などを説明するそうです。どんな事を語るのか注目です!


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