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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

23.04.26

アメリカの巨大IT企業は「GAFAM」から「MATANA」へ
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
コメンテーターは引き続き、情報社会学がご専門の城西大学 助教、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!


アメリカの巨大IT企業は「GAFAM」から「MATANA」へ

吉田:世界経済をけん引するアメリカの巨大IT企業といえば、「GAFAM」が知られていますが、2023年以降は「MATANA」の時代になる、という見方があるということです。塚越さん、まずは「GAFAM」とは何なのか、改めて教えてください。


塚越さん:「GAFA」、あるいは「GAFAM」は「G=Google」、「A=Amazon」、今は「META」になりますが「F=Facebook」、「A=Apple」。これに「M=Microsoft」を足して「GAFAM」になります。2021 年にブルームバーグが公表した世界の株式時価総額ランキングでは、トップ10に「GAFAM」が勢ぞろいしました。最近では、Netflixが注目されたこともありました。


吉田:では、「MATANA」とは、どのような企業を指すのでしょうか?


塚越さん:一言で言えば、Facebookが脱落して、イーロン・マスクさんがCEOの「Tesla」、電気自動車や再生可能エネルギー関連会社と、半導体メーカーの「NVIDIA」が加わったものです。「M=Microsoft」、「A=Amazon」、「T=Tesla」、Googleの親会社でほぼGoogleの「A=Alphabet」、「N=Nvidia」、「A=Apple」。Aの順番は人によって変わることもありますが、基本的にはこの6社が注目を浴びているということになります。


ユージ:Facebookが脱落し、「Tesla」と「Nvidia」が加わる。これには、どのような背景があるのでしょうか?


塚越さん:まず、Facebookはメタバースに社運をかけて社名変更したものの、思うような業績を上げられていないことから、投資家たちも懐疑的になり、影響力が落ちてきているということです。やはり将来性を感じられるどうかを考えると難しく、今回は脱落。次に「Tesla」については、EV=電気自動車で有名で、2022年は中国勢の猛追をかわしてEVの世界販売首位を死守しています。2020年には時価総額でトヨタを抜いて自動車業界で首位になったので、やはり注目されていると思います。


ユージ:新たに加わる「NVIDIA」。こちらはどのような会社で、何故、注目されているんですか?


塚越さん:「NVIDIA」は半導体メーカーで、パソコンに組み込まれるGPU=画像処理半導体という、画像処理に特化した製品に強いです。AI=人工知能関連ではこのGPUが欠かせず、昨今の生成系AIの発展でさらに注目が集まっています。パソコンに限らず、例えば自動運転を行う車などにも「NVIDIA」の製品の活躍が期待されていることから、一気に注目が集まっています。これもまた、将来への投資家の期待なども集まっています。実は、半導体自体はコロナ禍のステイホームで需要が高まった後に、一旦、熱は冷めたものの、昨今の生成系AIなどの影響もあり、再び注目が集まっています。


ユージ:「GAFAM」から「MATANA」へという見方、塚越さんはどのような印象を持たれていますか?


塚越さん:会社名を付けると分かりやすいという意味では、「MATANA」への移行は現在のトレンドを示しているので覚えていても良いでしょう。ただし、各企業は詳しくみるといろんな展開をしているので、便利ではあるけれど、全てを表しているわけではないという点には注意が必要です。ただそれを踏まえても、やはり「Tesla」は電気自動車では圧倒的に注目されているので、トヨタとの関係も含めて世界的に注目されているのは間違いないです。個人的には、イーロン・マスクさんにはTwitterではなくて、こっちを頑張って欲しい、注目して欲しいと思っています。


ユージ:イーロン・マスクさんは、宇宙事業、スペースXの話もあるので、そういう意味では幅広い分野に必ず名前が挙がる人物ですよね?


塚越さん:すごい人なので、そういう所でも今回は「Tesla」が注目を浴びていますし、「Nvidia」という会社も、パソコンとかに興味がある人達は昔から名前を知っているのですが、名前を覚えて頂いて、生成系AIの強さ、人口知能の関連で注目されていて、伸びてきているというところです。半導体は上り調子ですし、最近ではGoogle、Facebookとかソフトウェア企業が注目されていましたが、今後は車やハードウェア=モノにも注目が集まっていると思うので、そのあたりも注目して頂けるといいかな、と思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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