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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

23.01.02

神庭さんが注目する「2023年のトピックス」
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。
今日は「BuzzFeed Japan」編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。
神庭さんが注目した話題はこちらです。


【神庭さんが注目する「2023年のトピックス」】

手島:今朝は、2023年最初の放送ということで、神庭さんが今年注目している神庭さんならではのトピックスを紹介していただきます。


神庭さん:まず1つ目は、4月に新宿・歌舞伎町に、エンタメ施設とホテルを掛け合わせた「東急歌舞伎町タワー」がオープンするんですね。「あなたの“好きを極める”場所」がコンセプトで、『エヴァンゲリオン』の関連イベントなども予定しているということです。歌舞伎町という街の磁場と、オタクカルチャーがどういう化学反応を起こすのか注目したいところです。そして夏には、としまえん跡地にハリー・ポッターの体験施設「ワーナーブラザース スタジオツアー東京‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」がオープンします。映画のセットや本物の衣装や小道具などが展示され、ハリポタや『ファンタスティック・ビースト』シリーズの舞台裏を味わうことができるということです。ロンドンに続く世界2箇所目の施設で、ロンドンの方は2012年の開業以来、1600万人が訪れているそうです。体験施設といっても、乗り物に乗るようないわゆる遊園地、テーマパークではなく、世界観に浸るような楽しみ方をする施設のようです。ハリポタファンには楽しみなところではないかなと思います。


ユージ:興味深いですね~!


神庭さん:注目の「トレンド」というところでは、将来への不安感や時代の閉塞感が強まるなかで、ノスタルジー、回顧的な動きが広がりそうな予感がしています。ファッションでいえば去年から、ルーズソックスやヘソ出しなど2000年代の流行を採り入れたY2Kファッションが盛り上がっています。この流れは今年もまだ続きそうです。もはや平成は回顧の対象で、「平成レトロ」という言葉もあるぐらいです。平成を通り越して昭和にはなりますが、4月には東京ディズニーランドの開業40周年、7月にはファミリーコンピュータの発売40周年という節目を迎えます。そういったニュースをきっかけに懐かしい話、ノスタル系の話題に花を咲かせる機会も増えそうですね。


ユージ:去年話題に上がったことが今年も続きそうということですね。


神庭さん:続いて、今年注目のコンテンツですが、コンテンツ面でも往年の人気シリーズの復刻、リバイバルが目立ちます。3月に映画『シン・仮面ライダー』が公開されて庵野秀明さんが監督、主人公の本郷猛役が池松壮亮さんということで、非常に楽しみです。4月には『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が公開されます。ミニオンズを手がけるアメリカのアニメ制作会社「イルミネーション」と任天堂が共同制作しています。マリオの映画化でいうと、僕が子どもの頃に実写版映画があって、これがなかなかの怪作というか、味のある仕上がりだったので今回はどんな感じなのか期待したいと思います。このほかにも、ハリウッド版『聖闘士星矢』の『ナイツ・オブ・ザ・ゾディアック』や、人気漫画『幽☆遊☆白書』の実写化もNetflixで予定されています。懐かしつながりでいうと、『風雲!たけし城』の新作が年内にAmazon Prime Videoで配信されます。オリジナルの昭和版たけし城も今月から配信が始まるということなので、改めて予習しておきたいなと思います。


手島:ネットの世界の動きではどんなところに注目していますか?


神庭さん:写真の「リアル回帰」が進むかも?と考えています。先月、高校生新聞の《友達との思い出写真は「加工後の顔」ばかり元の写真も残せば…高校生の後悔》という記事が大きな話題になったんです。SNSに加工写真を投稿するのが当たり前になり、同級生との思い出の写真を眺めても、お互いの元の顔がわからない。「元の写真を残しておけばよかった」と高校生記者が後悔をつづっているんです。


ユージ:僕はこれずっと言ってたんですよ。将来絶対、元の写真を残しておいた方がいいよ、って。今の時代ならではの悩みですよね。


神庭さん:そんな「映え疲れ」「盛り疲れ」から脱却する動きとして注目なのが、「BeReal」というフランス発のSNSです。Z世代の若い人たちの間で流行っているということです。「リアルであれ」という意味ですが、このアプリが面白いのは、まずフィルターで加工することができないところなんです。1日1回しか写真を撮れず、アプリから通知がきたら、それから2分以内に撮影しないといけません。つまり、じっくり時間をかけて盛れる角度やアングルを探ったりしている暇もないんです。フロントカメラとバックカメラで同時に撮影されるので、写真を撮っている自分自身の姿も写るんですね。僕も1度やってみたんですが、タイマーが作動して、うわ急がなきゃ!とワタワタしている間に、全然盛れてない、髪の毛ボサボサの素の自分が写っていたんです。制限時間を過ぎると何分オーバーしたか表示されるので、ミエを張ろうとすると友達にバレて恥ずかしい思いをすることになります。徹頭徹尾、リアルであることを促す「絶対に盛れないSNS」なんです。どうやって収益化するのかなど課題は多々あるんですが、「映え疲れ」「盛り疲れ」からのリアル回帰が一つのムーブメントになっていくと面白いんじゃないかなと思います。

そして、今日の #ユジコメ はこちら。



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