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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

22.10.13

冬の節電要請、12月から開始
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。

情報社会学がご専門の学習院大学 非常勤講師、塚越健司さんにお話を伺います。
塚越さんに取り上げていただく話題はこちら!


『冬の節電要請、12月から開始』


吉田:冬の電力不足に備えた政府の『節電ポイント事業』の具体案が固まりました。夏の電力不足に伴う節電要請は、先月30日で受け付けを終了しましたが、政府は、この冬も12月から再要請する方針です。


ユージ:この冬の電力需給の見通しは、どんな感じなんでしょうか?


塚越さん:電気の安定供給に最低限必要な『予備率』というものがあって、それが『3%』と言われているんですが、現状の見通しでですと、来年1月の予備率は全国で4%を上回っていまして、2月はさらに上昇するということなんですね。今年の6月時点で予想された、来年1月の予備率は1%くらいだったので、それに比べるとですね、ずいぶん安定したかなと思います。理由はいろいろあって、休止中だったり復旧中だった火力発電所の再開見込みが立ったということで状況は改善されたんですけれども、火力発電所は設備が老朽化していて、またいつ壊れちゃうかわからないとか、またですね、ロシアからとか、天然ガスとか輸入しているんですけれども、これも問題があってですね、ちょっとまだまだ安定しているとは言い難いという状態なんですよね。さらにですね、今年の冬もたぶん寒いだろうというふうに言われているんです。気象庁が一昨日、発表したんですけれども、南米沖太平洋の海面水温が平年より低くなる『ラニーニャ現象』が昨年秋から続いていて、今年の冬も継続するというふうに気象庁はみています。この『ラニーニャ現象』が生じると、その冬は平均より気温が低くなる傾向があるんですね。なので、今年の冬もですね、例年より寒くなると予想されるので、消費電力がどうしても高くなってしまうのではないかという可能性があると言われているんですね。


ユージ:冬の『節電プログラム』は、どんな内容なんですか?


塚越さん:『節電プログラム』というのはですね、“電力会社が行う節電ポイントサービスに登録すると、節電量に応じて、お買い物に使えるポイントがゲットできる!”というものなんですね。冬の節電プログラムは、12月から来年3月まで行われまして、すでに200を超える電力会社が参加すると表明しています。企業がポイントを付与するだけではなくてですね、政府がさらにそこに上乗せする支援があるんですね。具体的な政府の支援なんですけれども、まず、参加登録するだけでご家庭には2000円分、企業では20万円分のポイントを政府が上乗せするんですね。さらに、去年の同じ月と比べて3%以上節電できた場合に、家庭だと1000円分、企業では2万円分のポイントを政府が上乗せすると。他にもですね、電力ひっ迫が生じて、「節電してください!」という時に節電しますと1キロワットあたり最大40円分のポイントを政府が支援するということなんですね。ただ、引っ越しだったりとか、家族構成が変わった方もやっぱりいらっしゃって、その場合は電力環境も変わるので、そういった方は前年との比較で3%削減が難しかったりとか、あるいは、去年たくさん節電したので、「さらに3%、もう難しいよ…」という人もいたりしてですね、そう考えるとやや不公平感もあるかなと思いますので、より消費者個人個人に還元できるサービス体系というのは意識して、今後もつくってもらいたいかなと思います。


ユージ:あと具体的には、どういった流れでポイントが付与されるんですか?


塚越さん:参加方法はですね、電力会社によってちょっと異なる部分があります。細かく様々なプログラムがあってですね、ホームページを見えるといろいろと分かりづらい部分もあるんですけれども、登録だけでもポイントがもらえるので、みなさんが契約している電力会社のホームページをまずはチェックしてみるのもいいんじゃないかなと思いますね。


吉田:各電力会社で、独自の支援策も行っているようですけど、例えばどういったものがあるんですか?


塚越さん:例えば、『東京電力』ですと政府の支援とは別に、前年同月より3%以上電力消費を削減した場合は、独自の『TEPCOポイント』が40ポイントもらえます。あと、独自策として、10月~来年1月末までにエアコンの掃除代金が30%オフになるといったキャンペーンがあるんですね。エアコンを掃除すると消費電力を数%削減できると言われていますので、こういったことも独自で様々な会社がいろいろとやっているという感じですね。


ユージ:30%オフは大きいですよね!


吉田:大きいですよね!冬の節電方法についてなんですけれども、例えば、どういったものがありますか?


塚越さん:夏も節電ポイントがいろいろあったんですけれども、冬のポイントは『熱を逃さない』ということになっていまして、経産省なども呼びかけてますが、例えば、電気カーペットは下に断熱マットを敷きますと熱が床から逃げないので暖房効率が上がったりします。あと、冷蔵庫の設定を“強”にされている方も多いと思うんですけれども、“中”とか“弱”にするとかですね、こたつとか電気毛布の利用などがあげられています。ちなみにわたくしはですね、非常にモコモコのルームシューズがあってですね…。


ユージ:モコモコのルームシューズね!(笑)


吉田:かわいい。(笑)


塚越さん:温かくてですね、最近、ちょっと流行りで。それを履いているとですね、イスに座って仕事をしていても温かいなって。


ユージ:確かにね!意外と足もと一か所を温めるだけで全然変わりますよね!


吉田:靴下を変えるだけでも大きいかもしれないですよね!


塚越さん:そうですね、単純に着るということも大事なので、厚手のモノを着たり、足もとを大事にしていただくのもいいのかなと思います。



そして、今日の #ユジコメ はこちら。






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