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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

24.11.20

今年7~9月期のGDP、2期連続のプラス成長!次の四半期の見通しは?
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
本日は、情報社会学がご専門の城西大学助教、塚越健司さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!


「今年7~9月期のGDP、2期連続のプラス成長!次の四半期の見通しは?」

吉田:内閣府が、先週金曜日に発表した今年7月~9月期のGDP(国内総生産)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質で、前の期と比べてプラス0.2%。このペースが1年続くと仮定した年率換算ではプラス0.9%で、2期連続のプラス成長となりました。塚越さん、今年7月~9月期のGDPについて詳しく教えてください。


塚越さん:お話にあったように、2期連続でプラスです。またGDPの半分以上を占める重要な「個人消費」は、前の3ヶ月に比べて伸び率が0.9%と2期連続でプラスでした。上がってはいるのですが、ただ簡単には喜べないので、詳しくみてみますね。まず、認証不正問題があった自動車メーカーは、出荷が再開したことで販売が回復したり、猛暑の影響で飲料の売れ行きだったり、スマホの販売も好調で個人消費が上がっています。もう1つ。これは単純に良いこととは言えないのですが、南海トラフ地震臨時情報や台風があり、水やパックご飯の買いだめが起きたことが消費を後押ししたということです。簡単には、喜べない複雑なところがあります。一方で、猛暑で秋物の服の販売は振るわず、宿泊外食などは伸び悩んで基本的に個人消費が伸びました。次に、企業の「設備投資」です。これは個人消費に次いで内需の柱となっているのですが、マイナス0.2%と2期ぶりにマイナスになりました。原因としては、前の3ヶ月で増えた工場建設が落ち着いたことや、半導体製造装置の減少が挙げられています。企業の業績については、SMBC日興証券の集計によりますと、来年3月期決算の最終利益の見通しは前年期3.4%減と、コロナ禍の2021年3月期以来、4年ぶりのマイナスが予想されています。企業の今後の業績は、心配です。また輸出に関しても、前の期から0.4%増と増えてはいるのですが、4月〜6月期は2.6%増だったのと比べると、伸びが鈍化しています。実は、訪日客の消費は統計上「輸出」にカウントされるのですが、このインバウンド消費も前の期に比べると減少しており、今よりもインバウンドを増やすのは今後の課題だろうと言われています。そもそも今以上の観光客の受け入れ体制の問題・課題があるので、読売新聞は、大きな曲がり角を迎えていると指摘しています。こうみると全体としてGDP増えてはいるのですが、手放しでは喜べない状況だなと私は思います。


吉田:7月~9月期のGDP。政府は、どのように受け止めているのでしょうか?


塚越さん:赤澤経済再生担当大臣は記者会見で、緩やかな成長が続いている状況とお話されています。その上で、コストカット型の経済から脱却して、賃上げと投資がけん引する成長型経済に移行する重要局面にあるので、実現に向けて進めるとも話しています。その上で大臣は、まだデフレマインドのようなものが払拭できていないと指摘をしているので、そのために物価上昇を上回る賃上げが必要だと述べています。


ユージ:今年7月~9月期のGDP。塚越さんは、どのようにご覧になりましたか?


塚越さん:大臣が言われたように物価上昇を上回る賃上げも重要ですが、大事なのは物価などの条件を考慮した「実質賃金」ですよね。実質賃金は6月になんと27ヶ月ぶりに増加し、7月も増加しました。ただ8月はまたマイナスになるなど、まだまだ不安定な状況です。なのでお話したように、GDPは増えているとはいえ、手放しでは喜べない状況とみています。他にも、岸田前政権が打ち出した経済対策で、6月には定額減税を行いました。これで景気がよくなると考えたわけです。ただ総務省の家計調査によると2人以上の世帯の使えるお金は、定額減税などもあって7月は前の年の水準より実質7.3%増えました。実質の消費額が増えたのは、0.1%程度です。事前でも1%以上増えるといわれていたのですが、あまり伸びませんでした。ようするにこれは、賃金上がっても結構節約思考で収入が貯蓄に回ったのではないかなと総務省は指摘しています。この辺りは、不安材料だと思います。


ユージ:次の四半期。今年10月~12月のGDP、これはどうなると思いますか?


塚越さん:色々なエコノミストの方は、プラスになると予想はしています。それは喜ばしいですが、その上で石破政権が今月中に新しい経済対策を発表すると言われています。これが去年よりも大きい規模になると言われています。どういうものかというのが、少し注目なのかなと思います。あとは、トランプさんの意向です。トランプさん、就任は来年1月以降ですが、それまでも人事の話だったり完全上げると言っているので現段階でも影響が出る可能性があります。少し海外の意向が気になるので、その辺りの調整を見ていかないといけないなと思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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