24.10.15
きょう衆院選、公示。各党の公約チェック

ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルがニュースを読み解きます。
引き続きコメンテーターは、ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介さんです。
今朝、取り上げるテーマはこちら!
「きょう衆院選、公示。各党の公約チェック」
吉田:第50回衆議院選挙が、きょう15日に公示されます。そこで今朝は、神庭さんに主要政党の政策・公約を解説していただきます。神庭さん、まず物価高、値上げが続いている今、気になるのが経済政策。各党どうなっているでしょうか?
神庭さん:まず【自由民主党】は、物価高の影響を特に受ける低所得者世帯を給付金で支援する。「重点支援地方交付金」を拡充し、給食費の保護者負担軽減、農林水産業・中小企業など、地域の実情に応じて対応する。【公明党】は、物価高の影響が大きい低所得世帯や、賃上げの恩恵が及ばない年金生活者に対して給付金を支給する。電気・ガス料金、ガソリン等の燃料費への支援を続ける。【立憲民主党】は、「分厚い中間層」の復活を目指し、中低所得者が負担する。消費税の一部を税額控除し、控除しきれない分は給付する。インボイス制度は速やかに廃止するという方法です。【日本維新の会】は、経済活性化のため消費税を8%とし、軽減税率制度を廃止する。所得税・法人税も減らす「フロー大減税」を断行するとしています。【日本共産党】は、消費税の廃止を目指し、当面緊急に税率を5%に引き下げる。大企業・大金持ち優遇の税制をただし、「富裕税」を創設するとしています。【国民民主党】は、「手取りを増やす。」を掲げ、実質賃金が持続的にプラスになるまで消費税を5%に減税する。あとは、所得税を減税して「103万円の壁」を引き上げ、年少扶養控除も復活すると言っています。与党は給付金・お金配り、野党は減税ないし還付を掲げる傾向が見て取れますね。
ユージ:傾向としてはそうなっているようですね。あと、現役世代にとってはどんどん厳しくなっている気がする社会保障。これについてはどうなっていますか?
神庭さん:【自由民主党】は、持続可能な全世代型社会保障を構築する。高齢者が働きやすいよう、手厚い年金給付を受けられる被用者を増やす。【公明党】は、持続可能で安心できる公的年金の確立、単身高齢者らへの住まいに関する支援や、介護人材の確保など、高齢者支援の充実を図る。【立憲民主党】は、低所得の高齢者の年金に一定額を上乗せして給付する制度を設ける。国民の不安が払拭されるまで紙の保険証を存続する。【日本維新の会】は、高齢者の医療費窓口負担を現行の「9割引」から原則「7割引」に見直し、現役世代の社会保険料負担を軽減する。年金は抜本改革して、世代間格差の生まれない積立方式または最低所得補償制度を導入する。【日本共産党】は、「マクロ経済スライド」など、年金を実質減額させる仕組みを凍結・撤廃し、年金の引き上げを行う。【国民民主党】は、後期高齢者の医療費の自己負担を原則2割、現役並みの所得がある人は3割にする。後期高齢者拠出金への公費投入を増やし、現役世代の社会保険料負担を減らすという方針です。比較的高齢者に手厚い「自由民主党」「公明党」「立憲民主党」「日本共産党」と、世代間格差に着目し、現役世代の負担軽減を訴える「日本維新の会」「国民民主党」の間でスタンスが分かれたかなと思います。
ユージ:やはり、支持層の年齢層を想定すると、こういう論点になってくる気がしますよね。
吉田:これも重要だと思いますが、「子育て・教育政策」はどうでしょうか?
神庭さん:【自由民主党】は、高校教育の無償化の拡大を進める。【公明党】は、2030年代の大学などの無償化を目指し、修学支援新制度の対象者の拡大や給付額の拡充に取り組む。【立憲民主党】は、国公立大学の授業料を無償化し、私立大学・専門学校には同程度の負担軽減を実施する。【日本維新の会】は、義務教育に加えて、幼児教育・高校において所得制限のない完全無償化を実現する。【日本共産党】は、高等教育の無償化を目指し、国公私立を問わず、大学・短大・専門学校の授業料を半額にする。【国民民主党】は、高校までの教育や子育てにおけるあらゆる施策を完全無償化する。各党とも大盤振る舞いですが、「無償化」=無料ではなく最終的に税金や借金で手当てすることになります。「無償化」の範囲や時期も党によってまちまちですが、財源も含めて公約をよく読み比べていただきたいなと思います。
ユージ:「無償化」っていう響きはポジティブに聞こえがちですが、結局は財源と具体的にどこに使うかっていう所をしっかりチェックしていかないといけないですね。
神庭さん:そうですね。
吉田:そのほかに、神庭さんが注目している政策は何ですか?
神庭さん:与野党ともに、最低賃金の引き上げを掲げる動きが広がっています。今の最低賃金は全国平均で時給1,055円。石破総理は所信表明で2020年代に最低賃金を全国平均1,500円に引き上げると訴えました。公明党も5年以内の1,500円達成を目指す。立憲民主党も日本共産党も「最低賃金1,500円以上」という数字を挙げていて、右から左まで1,500円と言っています。「嬉しいな!」という人もいると思いますが、あと5~6年で1,500円まで上げるとなると、かなりのかなりのハイペースなので、賃上げについて行けず、バタバタ潰れる中小企業も出てくるかもしれないです。どこまで実現性があるのか、また激変緩和措置のあり方など選挙後も注目のテーマなってくるのかなと思います。
そして、今日の #ユジコメ はこちら。
#リポビタンD TREND NET #ユジコメ①
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 15, 2024
『今日衆院選公示 各党の公約チェック』について
全体的に見るとお金の話だったりとか、有権者にとっては聞こえのいいような、なるほどっていうお話が多かった印象ですが、そもそもこのお金の出どころはどこからなのかという点も考えなくてはいけないと思います。…
#ユジコメ ②
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 15, 2024
他にも、政治家の皆さんのお金の問題だったりとか、物価高騰だったりとか、子どもたちのことだったりとか、不安なことっていっぱいあります。この不安なこと解決していくための一歩が投票なんじゃないかなと僕自身は思っていて、#ワンモ
#ユジコメ ③
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) October 15, 2024
将来的にどういう日本が作れるのかって考えた時に、国のために力になれることって選挙に行くことなんじゃないかなと思いました。 投票できる年齢も引き下げられましたので、若い人たちも自分なりの考えでいいと思います。自分なりの考えで一票を投じてみてはいかがでしょうか?#ワンモ