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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

24.06.11

先週、設立された超党派の “UFO議連”UFOを巡る国会議員の動き
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ネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。


今日はダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介さんにお話を伺いました。神庭さんが注目した話題はこちらです。


「先週、設立された超党派の “UFO議連”UFOを巡る国会議員の動きについて」

吉田:超党派の「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」が先週、国会内で設立総会を開きました。今後、UFOを含む未確認空中現象=UAPへの対処を議論します。神庭さん、「UFO議連」と言うようですが、これは真面目な集まりでいいですよね?


神庭さん:真面目な集まりでいいです。会長は自民党の国会対策委員長で元防衛大臣の浜田靖一衆院議員です。幹事長が小泉進次郎・元環境大臣、発起人には石破茂元幹事長も名を連ねています。はからずも「ポスト岸田」候補がそろった格好です。メンバーは80人ほど。超党派の議員連盟なので、自民以外の野党議員も参加しています。日本維新の会の馬場伸幸代表、教育無償化を実現する会の前原誠司代表、立憲民主党の原口一博議員もメンバーだといいます。会長の浜田議員は「世の中には分からないことがいっぱいある。分からないことを解明していく」と挨拶しています。


ユージ:これは冗談ではないことが伝わりました。UFO議連の目的は何ですか?


神庭さん:キーワードは「UAP」です。「未確認空中現象」のことで、未確認飛行物体=UFOも含んだ概念です。アメリカの国防総省は、空中、海上、宇宙空間などで発生する未知の異常現象で、センサーや観測者が簡単に理解できないようなものをUAPと呼んでいます。国防総省には「全領域異常対策室」(AARO)という専門部署があり、実際にUAPの動画を公開しています。夜中に1人で国防総省のUFO動画を見ているとゾクゾクするのでオススメです。今回の超党派議連は、日本にもアメリカのような公的な専門機関をつくるように求めています。「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」という名称の通り、最大の目的は安全保障です。


吉田:安全保障とUFO、どう関係してくるのでしょうか?


神庭さん:UFOも実際に詳しく調べてみると、多くは気球や航空機、あるいは自然現象だったりします。アメリカ国防総省も未確認空中現象、UAPの調査報告書で《UAPの目撃情報が地球外生命体の技術であることを確認した証拠はない》《ほとんどの目撃情報は普通の物体や現象であり、誤認の結果である》と結論づけています。宇宙人の技術という証拠が見つからなかったというのはちょっと残念ですが、それはともかく一生懸命調べても特定に至らず「未確認」のまま、というものも存在します。そのなかには、もしかしたら外国が開発した未知の軍事技術が含まれているかもしれません。そうなると、安全保障の問題に直結してくるわけです。報道によると、小泉進次郎議員は「分からないものを放置するのは安全保障上問題だ。今まで議論しなかったものを議論したい」と話しているそうです。


ユージ:UFO議連からどうしても「丸い円盤の乗り物で宇宙人」をイメージしちゃいますが、海外の軍事技術かもしれないモノをチェックしなければいけないし、意外と身近なものだけど我々にとってUFOは未確認飛行物体、海外の兵器かもしれないのでそこをチェックするのは納得しました。ちなみに、今回のUFO議連には、どんな反応がありますか?


神庭さん:ネットでは「国会議員って暇なの?」「税金の無駄遣い」「進次郎議員の方こそ宇宙人」などとケチョンケチョンに批判されてます(笑)あえて少し擁護するなら、去年2月にアメリカ上空に中国の偵察気球が飛来し、米軍機が撃墜するというニュースがありました。日本でも2019年に鹿児島県、20年に宮城県、21年に青森県の上空で気球型の飛行物体が見つかっており、防衛省は「中国が飛行させた無人偵察用気球であると強く推定される」と発表しています。今年の3月にも、海上自衛隊の護衛艦「いずも」をドローンで上空からなめるように撮影した動画が中国の動画投稿サイトにアップされ、衝撃を呼びました。周辺諸国で緊張が高まっているのを考えれば、今UAPに目を向けてこれっていったい何なの?兵器や偵察機の可能性はないのか、そもそもフェイク画像じゃないのかといったことも含めて解析できるようにしとくのは悪いことではないと思います。


吉田:こういったUFOの話は、より現実味があって嫌ですね。神庭さんは、UFOそのものについてどう見ていますか?


神庭さん:アメリカ軍に在籍していた人の証言によれば、実際に正体不明のものを目にしたんだけれども、「UFOを見た」なんて言えば周囲におかしなヤツだと思われてしまうのでずっと黙っていたそうです。或いは「目の錯覚だろう」と正常性バイアスで片付けてしまうこともあると思います。国会議員が真剣に動くことで、自衛隊の内部からも有用な目撃証言があがってくるようになるといいなと思います。いろいろ理屈をつけて説明してきましたが、僕自身「MMR」とか「ムー」「X-ファイル」で育った世代なのでやっぱりロマンの部分は否めません。福島市飯野町はUFOの目撃証言が多く、UFOで町おこしをしています。UFOふれあい館という資料館もあって、19年ほど前に当時の館長さんに取材しました。その時に当時の館長さんが「UFOは存在するかもしれないし、存在しないかもしれない。『かもしれない』の気持ちが大事です」とおっしゃっていたのが印象に残っています。


ユージ:存在しますよ。


神庭さん:それも言い切るとあれですが(笑)。UFO議連には、オカルト、陰謀論ではなく、あくまでも科学的な姿勢で検証に臨んで欲しいなと思います。なかにはガチの陰謀論者の議員も混ざっているようなので、人選には気をつけた方がいいと思います。


そして、今日の #ユジコメ はこちら。





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