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じめじめ~っとした気候が続いて、なんだか疲れますよね。そこで、そんな日々を忘れさせてくれるような逃避行ソングを集めて、お送りします。
今日のコードは「Green Escape~夏の逃避行Song Collection」です。

■今週のChordは“Green Escape~夏の逃避行Song Collection”

Hold On / Rhye

このところプライベートですごくよく聴いている曲です。
カナダ出身Michael Miloshが率いる音楽プロジェクト、Rhye。
素性を明かさないまま2012年から活動を開始した当時、ロマンティックで緻密なサウンド、官能的なボーカルで話題を集めました。
お送りしたのは、今年リリースされた6曲入りのEP『JOY』から「Hold On」でした。

そんな1曲でスタートした、『Yuming Chord』。
昨年に比べると、いきなり猛暑到来!・・・という感じがしなかった7月ですが、じめじめ~っとした気候が続いて、なんだか疲れますよね。
満員電車、車の渋滞、レジの行列、うねる髪の毛、テカるメイク・・・すべてがイライラ、不機嫌のモト。
そこで今日は、そんな日々を忘れさせてくれるような逃避行ソングを集めて、お送りします。

夏といえば海!・・・となりそうなところですが、今日のコードは「Green Escape」。
現実を忘れられるようなエスケープ気分を味わえるプレイリストをオンエアしていきます。
まさに、遠出をしなくても、グリーンは身近なところでも探せますよね。

私の自宅はね、すごく緑が多いんです。
特に目に入るのが、ウンベラータというんですけれど、わかりますか?熱帯アフリカ原産で、ハート型の葉が可愛いウンベラータ。葉っぱは可愛いんですけれどね、ほっておくとニョキニョキニョキニョキ、わさわさわさわさ伸びちゃうんですよ。原産地では10m位までになるものもあるんですって。

この時期、涼を届けてくれるそのほかの植物は・・・つるバラがあるんですね。もう季節は終わってしまったけれど、ふたつくらい種類がありまして、モッコウバラは5月の終わり頃、6月の頭にキッチンから見えるところに、バラの種類は忘れちゃったけど、ピンクの小さな花が咲きます。20年住んでいると、アーチ状になっているところにいよいよ理想通りつるが絡まって、アーチ型のトンネルに。そこまで陽はさえぎらないですけれども。

「Green Escape」スポット、近所にもありますね。
あれ、と思ったのは、わりと近くのカトリック系の学校のすぐそばに、ほんのちょっとだけうっそうとした、で、バラのアーチみたいなのがあるところがあって。普通のお家じゃないな、と思ったら、小さなカフェだったんですね。住宅街の中なので、フッと目を引きます。

住宅街といえど、畑もいろいろあるので。栗林とか・・・あろ、ぶどう狩りもできたりするんですよ。それが、その季節じゃないときに、葉を茂らせていて。
家のそばは都内でもすごく緑が多いところだと思います。その代わりにお買い物が不便だったりもしますが、どっちを取るか、という感じです。

エフエム東京がある半蔵門のスタジオからは、贅沢ですが皇居の緑が一望できます。
美しく整備されているのはもちろん、何より「気」の良さを感じますね。つくづく、東京は中心に皇居があるから東京らしいんだな、と思います。
皇居があることで、そこからドーナツ型に広がっていくんだ、ということを連想させる、整然とした感じを醸し出していると思います。

では!そんな「Green Escape」をイメージして私が選んだ1曲を。

Lakes / Pat Metheny

アルバムタイトルは『Watercolors』。
聴くだけで涼しげな感じがしますし、パット・メセニーの他のアルバムのタイトルも、すごく透明感のある、温度の低いような、ロマンティックなセンチメンタルなものが多いです。旅先でよく聴いています。
いつ聴いても、目の前が開けていくエバーグリーンな1曲、「Lakes」でした。

続いては、終わった恋のことを思い出しては行ったり来たりする、心の逃避行ソングを。

I Love You, I’m Sorry / Gracie Abrams

この曲の歌詞は、2人の関係を終わらせてから2年後の夏はきっと、「私はお酒を飲んで窓の外に身を乗り出して、湖に沈む夕日をぼんやり見てる・・・」と、歌っています。
海に沈む夕日じゃなくて、湖、というところがほんのちょっとセンチメンタルで良いですね。
お送りしたのはグレイシー・エイブラムス「I Love You, I’m Sorry」でした。  

今日は、日常からの逃避行ソングをセレクトしています。

今もふれました、「湖に沈む夕日」。湖って、海よりも温度が低い感じがすごくしますね。もちろん、温度の高い湖もあるとは思うんだけれど。
私が今、温度が低いと言って思い浮かべたのは、青森の十和田湖。それから、足をつけたわけではないけれど、摩周湖はすごく冷たいんじゃないでしょうか。

海外では、ちょうど観たばかりの「プラダを着た悪魔2」。ミラノの郊外のコモ湖には行ったことがあります。そこをモーターボートで走るシーンが出てきましたけれども。

今日のコードは「Green Escape」。
人類がこの世に誕生するはるか昔に、海から陸上に進出した植物は陸地を覆ってそして作り出した森。
そこには、身体を休めることができる木陰や岩場があり、おいしい水が飲める渓流があり、そして何より、果実やキノコといった食料もあるわけで・・・、かつて、人類は森に頼り、守られて暮らしてきました。
だから、森へ出かけると心が安らぐのは当然、なんですよね。

日本人にとっての森はそういう山の幸という感じですけれど、海外の森はちょっとスケールが大きい分、趣が違います。
ドイツのシュバルツバルトなんて、「黒い森」という意味です。ヨーロッパ自体が森の大陸と言われているけど・・・緑が豊かな命を育むゆりかご、というよりも魔女や怪物が住む得体の知れない場所で。
「ヘンゼルとグレーテル」や「赤ずきんちゃん」に出てくる森は、試練を与えられる場所でした。

「Green Escape」をイメージした曲をセレクトしている今日最後の1曲は、ちょっとベタかもしれませんが、逃避行を企てる2人を歌った、その名もズバリ「Escape」。
この曲はパーソナルアド、個人広告に自分の恋人募集の記事を申し込んで出すのね。
今のように出会い系のSNSがなかったときの新聞広告でそれを見た誰かが、合いそうだな、と待ち合わせをする。そうすると、なんと自分のパートナーだった、というようなお話なんですけれど。
旋律に乗ってすごくその物語が心地よく響いてきます。

Escape (The Pina Colada Song) / Rupert Holmes

お送りしたのは、ルパート・ホルムズ「Escape」でした。

今日は「Green Escape」というコードで、夏の逃避行ソングをイメージした曲をセレクトしてお届けしました。
聴くだけで、ムシムシした日常を抜け出せるプレイリスト・・・、あらためておさらいしてください!
今日、お送りした番組は、このあと1週間、radikoのタイムフリーでお楽しみいただけます。
ぜひ、聴いてみてくださいね。なお、来週は私の楽曲から夏の逃避行ソングを集めてお送りします

そして、プレイリストといえば・・・来年、デビュー55周年を迎えることを記念してスタートした企画、「ユーミンと私のプレイリスト」。
さまざまなジャンルで活躍されている方々に、それぞれ自由なテーマで私の楽曲を選んでいただいて作られたプレイリスト企画です。
トップバッターをつとめてくれたのは、作詞家の秋元康さん。
「作詞家の僕が痺れた歌詞」という切り口でセレクトしてもらいました。
現在、写真家の佐藤健寿さん、小説家の柚木麻子さん、お笑い芸人のZAZYさんのセレクトも発表されていますので、特設サイトをチェックしてみてください。

さらに、『THE WORMHOLE TOUR』の第二期シーズンも、残すところあとわずかとなりました。
7月11日・12日の土日は岩手へ、そして、15日水曜の秋田公演で第二期コンプリートとなります。
みなさんに直接、私の歌を届けにいきますので、楽しみにしていてくださいね。

そのほか、私の今後のスケジュールや最新情報や近況は、松任谷由実公式ホームページXInstagramTikTokなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。

onair list

Hold On

M1

Hold On

Rhye

Lakes

M2

Lakes

Pat Metheny

I Love You, I’m Sorry

M3

I Love You, I’m Sorry

Gracie Abrams

Escape (The Pina Colada Song)

M4

Escape (The Pina Colada Song)

Rupert Holmes

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