「TOYOTA SPORTS SUMMER CAMP」は、小学3年から6年生の子供たちおよそ50人がトヨタのトップアスリートと直接触れ合い過ごす1泊2日の特別プログラムで、子どもたちが同世代との集団生活のなかで、カラダを動かす楽しさや挑戦する大切さ、多様性を考え、可能性を広げるきっかけとなったり、チャレンジやフェアプレー、ネバーギブアップ、ドリームといった精神を学ぶスポーツアカデミーです。
今回は、高見さんが、この夏全部で3期・合計150名が参加予定の第1期を取材。
キャンプに参加したアスリートの中には、東京パラリンピックに出場したパラ陸上の石田駆選手、そして去年のパリオリンピックにも出場し、昨年から始まった日本のハンドボールリーグ、リーグHの初代チャンピオンチーム、豊田合成ブルーファルコン名古屋の男子ハンドボール日本代表、水町孝太郎選手と中村匠選手もいらっしゃいました。
まずは石田駆選手にお話を伺っていきました。
──パラ陸上の石田駆選手です。お久しぶりです。
お久しぶりです。
──石田選手には2023年の6月にも番組に出演していただきましたけれども、その後、調子はいかがですか?
実は、 現在ぎっくり腰をしておりまして。本当に突然で、あまりぎっくり腰になったことがなかったので、“ぎっくり腰ってこんな症状なんだ”と思いながら…今は怪我に悩まされているような時期です。
──では、ぎっくり腰の状態で今回サマーキャンプに参加されたと。
そうですね。“子供たちの夢をかなえるために”と思い、参加させていただきました。走り方のコツを教えるスポーツ体験コーナーがあったんですけど、スタッフの力をお借りしながら進行してきました。
──今回のサマーキャンプに参加されての感想をぜひお聞かせください。
今日参加してくれた子どもたちの様子を見ていると、どのお子さんも将来の夢などを持っているんじゃないかなと感じました。
というのは、僕らの話もすごく興味深く聞いてくれたり、質問コーナーの時にも積極的に手を挙げてくれる子もいましたし、やっぱり、“自分がこういう大人になりたい”という夢を持っていて、それに向かって今、我々の話を聞いて“何か参考にしたい”と思って来てくれているような子たちがほとんどだったと思いますので、スポーツ体験の際もすごくこちらもやりがいを感じましたし、将来が楽しみだなと思いました。

──そんなたくさんの夢を持ったお子さんたちが参加されたサマーキャンプですけれども、石田選手の夢は何でしょうか?
僕の夢は、3年後のロサンゼルスパラリンピック。子どもたちにも伝えたんですけど、東京パラリンピックで5位、パリパラリンピックは出場ならず。ロサンゼルスでは必ずメダルを獲得する、メダルを獲るというのは、自分が病気を患った19歳の頃から持っている目標ですので、現役中に必ずその目標が達成できるようにしていきたいですね。
──ロスパラリンピックでメダル獲得。その夢に向けて、石田選手が今何か挑戦していることがあれば教えてください。
昨年の冬季練習から行っていたんですが、スタートでスピードが稼げた分、後半がちょっと減速気味になってしまう。そこの勝負に負けないように、後半どれだけ体力と筋肉の持久力に耐えられるか、といったところを鍛えておりますので、全区間においてスピードを殺さず戦い続けるような走りにしていけるようトレーニングをしています。現在、10秒85が日本記録、10秒74がアジア記録なんですけれども、そこも更新して、しっかりパラリンピックのメダル圏内で戦えるような選手になっていきたいなと思っています。
今回の取材のもようは、番組公式X(旧ツイッター)でもご紹介しています。ぜひご覧ください!そして今回お送りしたインタビューのディレクターズカット版を、音声コンテンツアプリ『AuDee』で聴くことができます。放送できなかったトークが盛りだくさん! ぜひお聴きください!