安間志織選手は、1994年、沖縄県の出身。
小学校時代からバスケットボールを始め、2017年1月、トヨタ自動車アンテロープスに加入。
Wリーグ2020-21シーズンではトヨタ自動車で初優勝に大きく貢献し、プレーオフMVPを獲得。
2021年8月、ドイツのチームに移籍し、リーグ優勝とファイナルMVPを獲得。翌年のイタリア挑戦を経て2023年、トヨタ自動車に復帰。
現在もチームの中心選手として活躍されていらっしゃいます。
──バスケットボール女子日本リーグWリーグプレミアム、折り返しを過ぎて後半に入っています。アンテロープスは前半戦を12勝2敗で折り返し、絶好調じゃないですか。
そうですね。今のところみんな良い感じで、全員で頑張っています。
──早くもプレーオフ進出を決定されたそうですね。プレーオフに進むことが最終的な目標ではないと思いますが、やはり昨シーズンは少し苦しいシーズンだっただけに、プレーオフに進めてほっとしたのでは?
そうですね。昨シーズンが結構苦しいシーズンだったので。
今シーズンは、まずは選手間で「プレーオフを目指そう」という1つの目標があってそこはクリアできましたが、足元をすくわれたくないので、1戦1戦またしっかりやっていけたらなと思っています。
──やっぱりチームのムードも良いですか?
良いですね。昨シーズンの0勝8敗の時と雰囲気は全然違います(笑)。
──連敗している時は、やはり不安などあるんでしょうか。
ありますね。昨シーズンはみんな“どうにか良くしよう”と必死でしたし、暗い雰囲気ではなかったですが、やっぱり負けた時と勝った時では雰囲気は違うので。今は(勝利に)喜びながらも、やることはしっかりやる、ということができていると思います。
──現段階で4位以上確定、プレーオフ進出決定と快進撃を続けていますが、バスケットボール女子日本リーグWリーグは現在、レギュラーシーズン真っ只中です。トヨタ自動車アンテロープスの次の試合は、ホームの愛知県のスカイホール豊田で、1月24日土曜日、25日日曜日、現在得点ランキングトップの渡嘉敷来夢選手擁するアイシンウィングスを迎えます。このアイシンウイングスはトヨタグループということで、トヨタグループ同士の対戦になりますが、アンテロープスは今シーズン、アイシンウィングスに対し2連勝していますけれども、今シーズンのアイシンウィングスはどんな印象ですか?
やっぱり経験のある選手がいるプラス、外国籍の選手もいますし、最近また新しい外国人選手が入ったんです。多分、その選手と(対戦するのは)初めてになると思います。
──より強化されたということですか?
そうですね。強化されたのと、チーム自体が新しいヘッドコーチに慣れてきていると思うので、前半戦とは同じようにはいかないだろうなと思っています。
──今、おっしゃっていましたけれども、今シーズン、外国人枠に関するレギュレーションが変更されたということで、アンテロープスももちろん、各チーム、フィジカルや高さに変化があると思いますが、戦っていてどうですか?
やっぱり外国籍の選手が入ることで高さで圧倒されることもありますけど、ただ、私たちはスピードを生かして“速いバスケット”に持っていくところが強味なので、高さにはあまりとらわれないようにはしています。
──外国籍の選手が入れるようになったことで、リーグ自体のレベルにも変化がありましたか?
そうですね。日本人選手にはそこまで身長の高い選手があまりおらず、対戦することがなかったので、今後高さに対しての技術はどんどんレベルが上がってくると思います。
──アイシンウィングスには193センチの渡嘉敷来夢選手に加えて190センチのアミラ・ジャネイ・コリンズ選手が加入ということで、かなり高さのあるチームだと思いますが、先ほど安間選手がおっしゃっていたように、高さにはスピードで対抗するということですか?
そうですね。やっぱり足元に来られると嫌だと思うので。
あとは、アイシンウィングスさんは渡嘉敷さんが日本人なので、190センチを2枚コートに立てられるんです。私たちは(外国籍選手の枠の関係で)アマカ(オコンクウォ・スーザン・アマカ)かカイリー(シュック・カイリー・アネット)1人しかコートに立てないので、4番がどうしても小さくなってしまうんですが、そこは全員でカバーしながら5人でディフェンスするというところが私たちの強みかなと思います。
──そしてアンテロープスは、日本女子バスケ界のレジェンド・大神雄子ヘッドコーチ体制となって3シーズン目ですけれども、今、どんなチームなっていますか?
まず本当に若いので、勢いは本当にすごいと思います。その中でも、ヘッドコーチも常に言っていますが、アグレッシブなディフェンスから速いバスケットに持っていくのがアンテロープスのバスケットなので、昨シーズンほぼ半分以上が新人、1年目という形から、2年目の今年は少しずつ浸透していって、今それをみんなで表現できているかなと思っています。
──開幕の時に大神ヘッドコーチとお話させていただきましたが、「去年はメンバーが大きく変わったので1から作らなければいけなかったけれども、今シーズンはほぼ同じメンバーで臨めるので積み上げができている」とおっしゃっていて、それが見事に表現されているシーズンなのかなと思っています。
本当にそうですね。メンバーが変わらないのも強いと思いますし、今まで「トヨタはビッグマンがいない」と言われてたところにアマカやカイリーが入ってくれたので、スピードは継続しながら、高さも2人の力を借りながら、という感じでできていると思います。
──そして、大神ヘッドコーチは現役時代、安間選手と同じポイントガードでしたけれども、同じポイントガードとして、プレーに求めることやアドバイスみたいなものはありましたか?
今はチームの中でも最年長、プラス、ポイントガードという立場から、ゲームのコントロール、ゲームマネジメントというところは私自身もずっと課題にしていますし、大神さんとも「この時はこうできたよね、この時もこうした方がよかったね」とコミュニケーションを取りながらやっています。
──ただ、今シーズンの安間選手は、司令塔としてだけではなく、フィールドゴールの確率もかなり高いと。
そうなんですか?(笑)
──(笑)。ご自身はそういうデータはあまり気にされていないんですか?
自分のデータは…シーズンを通しての数字はあまり気にしていないですね。ただ、(シュートが)入る入らないではなく、私の中では打ち方をすごく気にしているので。
──それはフォームいうことですか?それともメンタルということですか?
両方なんですけれども、まず、自分で気持ち良い打ち方で打ったかどうか。それをしていけば勝手に入っていくと思うので、シュートが入った、入らなかったではなく、“良いシュートを打てたかどうか”というところに今年はフォーカスを置いています。
──試合中は練習と違って、いろんな邪念とかが入ってきませんか?“何回連続で外している”とか、“ここで外したらちょっとやばいかな”みたいなことを気にせずプレーに集中できるものなんですか?
気になる時は気になりますけど、私の場合は、“シュートを連続で落とした”ということより、パスやゲームの作り方にフォーカスを当てているので。ただ、“少ない本数を打ち切る”ということは考えています。
──“自分自身のシュート”というよりは、“周りの選手をいかに活かせるか”ということに重きを置いてるということですよね。
考えます。やっぱりみんなポテンシャルがすごいので、その子たちをうまく使いたい。
ただ、トヨタは本当に全員が点を獲れるチームなので、みんなが(相手チームに)守りを固められてしまった時に、私がちょっと攻めて、ディフェンスを引き寄せて、また味方を生かせたらなとは思っています。
──さあ、この番組では毎回ゲストの方にCheer up songを伺っています。安間志織選手の心の支えになっている曲を教えてください。
はい。Rachel Plattenの「ファイト・ソング」です。
──こちらの曲を選ばれた理由というのは?
いつかは覚えていないんですが、何となくパッと聴いた時にすごくエネルギーをもらえるなと思ったんです。
「誰にも信じてもらえなくても自分自身を信じて、マッチ1本しか持ってないけれど、そこから爆発するんだ」というような、すごくポジティブな歌詞になっていて、たまに聴いています。
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