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2026.01.24

初の五輪出場に向けて「個人でもリレーでもメダルを獲りたい」

今週の「SPORTS BEAT」は、ミラノコルティナオリンピックに出場する、トヨタ自動車スケート部、中島未莉選手のインタビューをお届けしました。
中島未莉選手は2003年、岡山県のご出身。
小学4年生のころ、ショートトラック競技と出会い、中学時代に全国大会で新記録を樹立。
高校時代には3年連続国体入賞、世界ジュニア日本代表という成績を収めました。
高校卒業後は中京大学へ進学。トヨタ自動車スケート部と練習に励み、大学2年で日本代表となり、翌年2024年、トヨタ自動車スケート部へ入部。同年の全日本距離別選手権で女子選手として11年ぶりの3冠を果たしました。
昨年の世界大会ワールドツアーでは、日本初の女子リレーで銅メダルを獲得。
2月に開幕するミラノ・コルティナオリンピックに出場します。


──全日本距離別選手権で2024年は3冠に輝き、そして去年は2冠。優勝を逃した1000mは同じトヨタ自動車スケート部の平井亜実選手が優勝されたいうことで、今回トヨタ自動車スケート部からは、吉永一貴選手、そして女子では中島選手の他、平井亜実選手、渡辺碧選手がミラノ・コルティナオリンピックに出場になります。
普段、チームメート、仲間でありライバルでもあると思いますが、どんな関係なんですか?

チームメイトでありながら、そして先輩でありながら、良きライバルだと私は思っています。

──練習の時からハイレベルな争いができるというのは、やはりご自身にとっても大きなことなんでしょうか。

そうですね。高校時代まで岡山県にいたんですが、競う相手が周りにおらず、コーチとマンツーマンだったりしたんです。競う相手がいないと競技力というものは向上しづらいので、トップにいる選手と一緒に練習できることでモチベーションも上がりますし、競技の技術もすごく上がってきていて、ライバルではあるけれど高め合える仲間だなと思っています。

──そんな仲間と一緒にオリンピックに行けるというのは心強いのではないですか?

そうですね。トヨタ自動車からは、私含め、女子は全員オリンピックは初めてなんですけれども、本当に心強いです。

──そのトヨタ自動車スケート部には多くのオリンピアンが先輩にもいらっしゃると思いますけれども、オリンピックの話を聞いたりしていますか?

そうですね。コーチの方もオリンピック選手だったんですが、やっぱりワールドツアーとは選手の雰囲気も会場の雰囲気も全く違うと仰っていたので、今はどういう舞台なのかということも想像しながら練習に取り組んでいます。

──ご自身も世界大会でもちろん活躍されていますけれども、オリンピックに懸ける想いというのは強いんでしょうか。

オリンピックは4年に一度で誰もが行ける舞台ではないので、そこをしっかり理解しながら、オリンピックに懸ける想いはすごく熱いものがありますし、とても重みを感じています。

──そして、ショートトラックといえばリレーも盛り上がりますが、中島選手は女子リレーのメンバーとしてワールドカップで2度銅メダルを獲得されています。
ショートトラックのリレーはちょっと変わったリレーですよね。いわゆる陸上みたいなバトンゾーンもないですし、何回交代してもいいんですよね?

はい。アンカーの残り2周のところだけ合えば、どこでタッチ(交代)しても大丈夫です。

──“どこで交代する”ということは、レースが始まる前に事前に決まっているものなんですか?

アクシデントがあった時や、スピード感がなかなか合わないなどの理由で変わることもありますが、基本は1.5周で交代です。

──次の選手が内側でちょっと助走をつけながらタイミングを見計らって隙間に入っていくじゃないですか。あれはすごく難しそうに見えるんですけれども。

そうですね。私も最初の頃はタイミングが合わず失敗ばかりでした。スピード感を合わせないといけないのですが、やっぱりレースになるとアクシデントや選手の疲労度、コース取りなどいろんなものが加わった上でぴったり合わせないといけないので、最初の頃は必死でした。

──さらに、選手が変わる時に、今まで滑っていた選手が押し出すじゃないですか。あれは加速させてあげるということなんですか?

そうですね。プッシュでスピードが乗ったまま次に繋げていく、という感じです。
前にいる選手との距離感も見極めなければいけないですし、プッシュの強さ、強度も調整しなければいけないところがタッチの難しいところだなと思います。

──中島選手はアンカーを務めると決まっているんですか?

確定ではないんですけど、昨年度からアンカーをずっとやっているので、オリンピックもそのまま行くのではないかなと思っています。

──アンカーは最後2周を任されるということで大事なポジションですし、メダル獲得の瞬間を滑ることができるわけですよね。これは責任重大といいますか、モチベーションも高いのではないですか?

そうですね。アンカーは最後の勝負になるので本当に重要なポジションといいますか、責任感を持ってやらなければいけない走順にはなります。でも、私は不安やプレッシャーをあまり感じていなくて、今はドキドキ楽しみな方が強いです。

──ショートトラックは駆け引きがすごく重要ですよね。同じトヨタ自動車スケート部の吉永一貴選手が以前ゲストで来てくださった時に、お父様から「F1を見て駆け引きを勉強しなさい」と言われたとおっしゃっていましたが、スピードスケート以外で駆け引きで参考にしていることはありますか?

スピードスケートは「氷上の競輪」と言われているので、競輪選手の動画は参考になるんじゃないかなと思います。

──ショートトラックって、わりとストレートが短いじゃないですか。あっという間にコーナーが来る。そうなると、空気抵抗というよりはなるべく前のポジションを取った方が良さそうな気がするんですが、やっぱり“ほどよいポジション”というものがあるんでしょうか。

風の抵抗も若干あるので、やっぱり2番手3番手あたり…前の方にいる方がポジション取りもスムーズに行えますし、風の抵抗も体力の消耗も少なくなってくるので、2、3番手が一番良いポジションかなと思います。

──スピードに乗った中、あの厳しいコーナリングで、どうやって抜くタイミングを見計らうんですか?

私は自分で相手選手の特性というところも見るんですけど、ちょっとした隙を見逃さず、例えば、抜かす前のコーナー側でしっかり準備して、スピードを乗せたまま切り込むとか、そういうことを考えています。

──ご自身初のオリンピックの目標を聞かせてください。

ショートトラックは駆け引きが多く、本当に誰がメダル獲るかわからない競技になるので、個人でもリレーでもしっかりメダルを獲るということを目標にして全力で滑りきりたいなと思っています。

──ぜひ楽しんで頑張ってきてほしいなと思います。
この番組では毎回ゲストの方にCheer up songを伺っています。中島選手の心の支えになってる曲を教えてください。

HANAの「Drop」です。

──こちらを選ばれた理由というのは?

オーディションを観てすごく心惹かれたというのもあるんですけど、歌詞がすごく力強いですし、「top top top top」というところがすごくお気に入りで、いつも試合前に聴いています。

──オーディション番組はお好きで観られたりするんですか?

あまり観たことがないんですけど、初めて「No No Girls」のオーディションを観て、惹かれました。

──ジャンルはだいぶ違いますけれども、そうやって頑張っている方々の努力を見ると、勇気だったりいろんなものをもらえますよね。

はい。自分もそうですが、やっぱり苦しい経験があるからこそ共感するところがたくさんあって、すごく力をもらえます。歌はその時々の自分の気持ちや高ぶりを表現してくれるので、音楽は本当に大事だなと思います。


今回お話を伺った中島未莉選手のスポーツクッションを1名の方にプレゼントします。
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さらに、今日お送りしたインタビューのディレクターズカット版は、「TOKYO FMポッドキャスト」として、radikoなどの各種ポッドキャストサービスでお楽しみいただけます。
聴き方など詳しくはTOKYO FMのトップページをチェックして、そちらも是非、お聴きください!
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