秋重若菜選手は、2002年、大阪府のご出身。
小学生でバレーボールを始め、高校時代は1年時から試合に出場し、全日本高等学校選手権大会、春高バレーで優勝。2、3年時も春高バレーで好成績を残します。
大学時代は3年生からチームの主将も務め、エースとして活躍しながら、V.LEAGUEのKUROBEアクアフェアリーズにインターン選手として入団し、Vリーグデビュー。
去年(2025年)、大学を卒業し、トヨタ自動車ビーチバレーボール部に加入し、全日本ビーチバレーボール選手権で3位を獲得されています。
──秋重選手はずっとインドアのバレーボールをされてきて、ビーチバレーを本格的にやり始めたのが去年からということですが、ビーチバレーとの出会いは何だったんでしょうか。
大学生の時に、先輩が「ビーチ(バレーを)やろう」みたいな感じで軽く声をかけてくれたのがきっかけで始めました。
──その時は、“いつかはビーチバレーに”という気持ちはあったんですか?
いえ、全然(笑)。全くなかったです(笑)。
ビーチバレーに転向しようと思ったきっかけは、今、トヨタでGMをしてくださっている方が「ビーチにすごく向いているよ」「ビーチを一緒にやらないか」と何回も声をかけてくれたことがきっかけで“ビーチをやってみよう”という決断に至りました。
それ以外にも、やっぱり心のどこかで“ちょっとやってみたいな”とか“チャレンジしたいな”という気持ちはあったので、その気持ちを一押ししてくれたことが大きいです。
──ビーチバレーに何度も誘いのお言葉があったということですが、秋重選手は毎回お返事を保留していたんですか?
そうですね。大学4年生の時に“もうバレーは辞めよう”と一度決めて、そこからは就職活動もやりましたし、(卒業後も)“バレーボールをする”という選択肢が自分の中ではなかったんです。でも、周りからのプッシュがあって、“もう1回やってみよう”と考えるようになりました。
──そしてビーチバレーに転向されて初めて出場された全日本ビーチバレーボール選手権で3位という結果を残されました。この大会に出場するにあたり、自信というのはありましたか?
自信は全然なかったです。初めてのジャパンの大会だったので、やっぱり相手も自分より格上ですし。“でも、できるとこまでやってみよう”というチャレンジ精神だけはありました。
──その全日本ビーチバレーボール選手権で3位という結果は、秋重選手はどのように受け止められましたか?
“あ、意外とできるんや”という感覚でした(笑)。
──いいですね!だいぶ前向きにとらえて。
そうですね。前向きにとらえられた大会だったと思います。
──ちなみに、去年のシーズン前は、どんな目標を描いていらっしゃったんでしょうか。
去年は“ビーチバレーを知る1年にしよう”とコーチと話し合っていたので、結果を残すというより、ビーチバレーのいろんな側面を知って、ビーチバレーが上手くなる1年にしよう、という感じでした。
──インドアバレーとビーチバレーって、全く違うものですよね。一番大きな違いを1点挙げるとしたら?
自分的に一番違うところは、やっぱり2人でプレーするところかなと思います。6人だったらボールを触る回数が圧倒的に少ないんですけど、2人だったら、ワンラリーでボールを確実に触るので、そこが楽しいところでもあるし、圧倒的にインドアとは違うところかなと思います。
──そうなると、体力面も変わってきそうですよね。
そうですね、だいぶ変わると思います。
──やっぱり、ビーチバレーは1試合するごとに体力をかなり消耗しますか?
そうですね。結構体力に自信がある方なんですけど、試合があった後は毎回筋肉痛とか息切れもヤバいですね(笑)。
──天候も左右しそうではないですか?
そうです!そもそも体育館内だと毎回同じ景色なんですけど、(ビーチバレーは)やる場所によって、天候もそうですし、ロケーションも全部が違うので、本当に新鮮で楽しいです。でも…すごいですよね(笑)。
──すごいですよね(笑)。
そこがビーチの楽しいところ、面白いところだなと思います。
──“こんな状況で試合するの?”というような、何か印象的な場面はありましたか?
ビーチバレーに来てからわりとびっくりするシチュエーションのことの方が多いんですけど、“普段の生活なら絶対に傘をさしてる”とか、“この雨やったら家は出ないやろな”みたいな天気で普通にバレーをするので、“マジか!”ってなりますね(笑)。
──(笑)。ちなみに、パリオリンピックでは、エッフェル塔の目の前の特設会場で、ビーチバレーは開催されました。「ビーチバレー=海岸のビーチ」というわけではないんですよね。変わった会場でプレーしたという経験はありますか?
大阪の大会で、大阪駅のところ(グランフロント大阪うめきた広場)で試合をした時に、建物のど真ん中で、いつも座っているところでバレーしていることがすごく新鮮で、“うわ、すごいなぁ”と思いましたね。普段の生活で歩いているところにコートができてビーチバレーをすることが、“海だけじゃないんやな”と思いました(笑)。
──今後やってみたい会場というのはございますか?
海外のツアーとかに出ている選手の写真を見ると、すごく綺麗なロケーションでやっている会場が多いので、建物というか、インパクトがある環境もそうですけど、やっぱり綺麗なところでやってみたいという気持ちはあります。
──お客さんも、そしてプレーされているみなさんも、そういった場所で試合をするのはすごく気持ち良いでしょうし、なかなかない経験になりますよね。
はい、なります。
──秋重選手にとって、これから2年目のシーズンが始まります。今、ビーチバレーで最大の目標は何でしょうか?
ビーチバレーを始めてからずっと言っていますが、自分自身のビーチ人生の一番の目標がオリンピックに出ることなんです。そこはもう競技を始めてからずっと最大の目標ですし、達成したい目標でもあります。
──まもなく、ジャパンビーチバレーボールツアー2026の第1戦が始まります。9月から始まる愛知・名古屋で開催されるアジア大会の日本代表決定戦も兼ねた大会となっております。秋重選手にとって、「日本代表」という言葉を、今、どう捉えていますでしょうか。
そうですね…始める前より「日本代表」という言葉が雲の上のものではなく現実的な言葉になってきているので、やっぱり自分自身でつかみ取りにいかないといけないですよね。
なので、そういうところも実感したうえで、簡単に口には出せないですけど、気が引き締まる言葉だと思っています。
──その日本代表に向けて、第1戦は名古屋大会、チームのホームタウンでの開催となります。改めて、大会への意気込みを聞かせてください。
ホームタウンでいっぱい応援も来てくださると思うので、まずはしっかり楽しんでプレーできるように、たくさん準備して頑張りたいと思います。
──今年、愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会の代表決定戦でもある「ジャパンビーチバレーボールツアー2026」の初戦、名古屋大会は、今月23日土曜日と24日日曜日に、愛知県碧南市の碧南緑地ビーチコートで予選会。30日土曜日、31日日曜日に、愛知県名古屋市の名城公園tonarinoで開催されます。みんなで秋重選手を応援しに行きましょう!では、この番組では、ゲストの方にCheer up songを伺っています。秋重選手の心の支えになっている曲を教えてください。
私の心の支えになっている曲は、m-floさんの「come again」です。
結構、懐かしい曲とか“平成ソング”みたいな曲が好きで、その中でもこの「come again」の昔のリズムの感じがすごく好きでよく聴いているので選びました。
今回お話を伺った秋重若菜選手のサイン入りキャップを1名のリスナーにプレゼントします。ご希望の方は、番組公式Xをフォローして指定の投稿をリポストしてください。当選者には番組スタッフからご連絡を差し上げます。また、新たにポッドキャストのコンテンツとして始まった『SPORTS BEAT supported by TOYOTA Mixed Zone』。こちらは、radikoなどの各種ポッドキャストサービスでお楽しみいただけます。聴き方など詳しくはTOKYO FMのトップページをチェックして、そちらも是非、お聴きください!