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2026.08.22

都市対抗野球大会開幕直前!「トヨタレッドクルーザーズ」3選手インタビュー

今週の「SPORTS BEAT」は、いよいよ開幕が目前に迫った「都市対抗野球大会」に出場するトヨタ自動車硬式野球部「トヨタレッドクルーザーズ」から、福井章吾副主将、嘉陽宗一郎投手、渕上佳輝投手の3選手にリモートでお話を伺っていきました。
福井章吾捕手は、大阪桐蔭高校、慶應義塾大学で主将として全国制覇を達成。高いキャプテンシーでチームを引っ張る副主将です。
嘉陽宗一郎投手は、最速150キロを超える直球と抜群の制球力を誇り、侍ジャパン社会人代表でも主力投手として活躍。
渕上佳輝投手は、抜群のコントロールと冷静なマウンドさばきで、先発・リリーフ問わずチームを勝利に導く頼れる右腕です。


──いよいよ8月26日から、東京ドームで都市対抗野球大会が開幕します。昭和2年1927年から続く歴史ある大会ですけれども、高校、大学で全国制覇を経験されてきた福井選手から見て、都市対抗ならではの重みや一番の魅力はどういったところでしょうか?

福井:私は入社して5年目になるんですが、毎年都市対抗大会はすごく白熱した一発勝負のトーナメントですので、本当に社員一丸となってといいますか、各チームが企業を背負って戦う本当に熱い大会だなと捉えております。

──そして、“地区代表で戦う”という責任感についてもいかがでしょうか?

福井:まさに今年は、昨年、東海地区の王子さんが優勝して1つ枠が東海地区に転がったということで、やはり地区として全国の舞台で活躍することで、都市もそうですし、東海地区もそうですが、盛り上げていけるという意味では、“都市対抗”という大会の名前にもちなんでいますけれども、“都市を挙げて戦う”というところにすごく価値を感じて取り組んでおります。

──社員の枠を超えて、さらには地区のみなさんが一体となる大応援団の力というのはいかがでしょうか?

福井:やはりドームは室内ですのですごく音も反響しますし、昨年も経験させていただきましたが、本当に緊迫した展開になるとドームが揺れるような大きな応援が起こりますので、先ほど「大応援団」とおっしゃっていただきましたけれども、選手たちはそういった応援をグラウンドで(心強く)感じていると思います。

──そんな都市対抗野球大会ですが、7月23日に行われた組み合わせ抽選会で、レッドクルーザーズの初戦が8月30日の日曜日、午前10時から、JFE西日本との対戦が決まっております。対戦相手のJFE西日本といえば、侍ジャパン社会人代表で嘉陽投手と共に戦っている長野健大投手を擁する強豪チームです。
嘉陽投手、代表でチームメイトの長野投手と初戦から当たるという対戦カードが決まった時のお気持ちはいかがでしたでしょうか?

嘉陽:そうですね。まずJFE西日本さんに決まった時は、本当に投打が安定しているチームなので厳しい戦いにはなると予想はしていましたが、長野とは合宿で同部屋というところもあって、JFE西日本の弱点を少し教えてもらったので、そこをどんどん突けるような試合ができたらと思っています(笑)。

──長野投手、そんなことを教えてくれたんですか(笑)?

嘉陽:嘘か本当かはわからないですが、僕の方が先輩なので嘘はついてないと信じています(笑)。

──都市対抗野球大会で初戦で当たるということも、もう連絡はされているんですか?

嘉陽:はい。「よろしく」と連絡させてもらいました。

──長野投手からは何と返信が来ましたか?

嘉陽:「やりづらいです〜」と来ていました(笑)。

──そうですよね(笑)。ただ本当に負けられない戦いですので、嘉陽投手、初戦へ向けての意気込みを聞かせていただいてもよろしいでしょうか。

嘉陽:2023年に優勝させていただいて、ここ2年間は、2回戦敗退、初戦敗退とチームとして悔しい思いをしていますので、まずは初戦、しっかり勝ち切って、そこから4連戦という厳しいスケジュールにはなりますが、チーム一丸となってまず初戦を迎えて戦っていきたいなと思っています。

──その2023年大会の決勝戦、渕上投手が最後を締めまして、優勝。黒獅子旗奪還の瞬間をマウンド上で迎えられた胴上げ投手となっています。エースの嘉陽投手とともにチームの勝利を決定付ける存在として、今大会の初戦、そして再び頂点に向けての意気込みを聞かせてください。

渕上:一発勝負というところで、投手陣の力や最小失点で抑えるというところがトーナメントを勝ち上がっていく上で大事だと思うので、そこはピッチャー陣も、個人的にも、なるべく最小失点で抑えて、トヨタらしい野球を存分に発揮できるように頑張っていきたいなと思います。

──その渕上投手ですが、胴上げ投手を経験しているからこそ知る、勝ち切るためのマウンドでの心理というのはどうでしょうか。

渕上:マウンド上では“絶対大丈夫”と自分に言い聞かせながら、あとは、バッターとの勝負を逃げずに自分のボールを投げ切るというところを大切にしていれば良い結果はついてくると思うので、マウンド上では“大丈夫、大丈夫”と言い聞かせながら投げています。

──言い聞かせているのは1球1球に対してですか?それとも、“ピンチだな”という時に言い聞かせているんですか?

渕上:1球1球です。その1球で試合が決定付けられてしまう可能性もあるので、投げる1球1球を大事に、“大丈夫、大丈夫”と思いながら投げています。

──黒獅子旗を取り戻す決意を、改めてここで聞かせてください。

渕上:先ほど嘉陽さんが言ったように、初戦にまず勝って、その後4連戦になるので、どういう戦いが待っているかわかりませんけれども、1戦1戦、それこそ1球1球、勝ちにつなげられるようなピッチングをして、チームに勢いをつけて黒獅子旗を奪還したいと思っています。

──都市対抗といえば、先ほどもお話が少しありましたが、シャカだったりブラスバンドの大応援でスタンドとグラウンドが一体となる、あの東京ドーム独特の熱気も大きな見どころとなっております。あの独特な大応援の中で投げる際に、嘉陽投手は、ピッチャーとして試合中にスタンドの応援で背中を押されたと感じた瞬間があれば教えてください。

嘉陽:そうですね。まず、投手はマウンドに立っているので、他の選手より一番高い位置にいることもあり、背中で声援や楽器の音を強く感じるので、相手の応援もそうですけど、常に自分が応援されているなと思いながらプレーできる場でもあるので、その力を存分に受け取って発揮できたらと思っています。

──その受け取った応援の力を自分の力に変える集中力の高め方は?

嘉陽:マウンドに上がれば、僕自身あまり音は聴こえないのですが、それこそ振動は背中で常に感じているので、ピッチャーはその振動を感じながら思い切って投げるだけだと思いますし、そういう意識で頑張りたいと思います。

──渕上投手は都市対抗で開幕投手を務めたこともあれば、胴上げ投手になった時のように勝負どころのリリーフを務めることもあります。このように先発、リリーフ問わず、どこで呼ばれても結果を出すために、マウンドに上がる準備はどのように整えられているんでしょうか。

渕上:あまり難しく考えずに、といいますか、もともとどちらでも行けるように準備してほしいという話は監督やコーチからされているので、どちらが来ても大丈夫という、試合前に気負いすぎないということを心がけています。

──心がけていてもやっぱり力が入ってしまったり、どうしても平静を装えなくなってしまう場合もあるかと思いますが、やっぱりなるべく“大丈夫、大丈夫”と言い聞かせながらなんでしょうか。

渕上:本当にその通りで、力むとは思うんですけど、力むことも頭に入れながら練習でも取り組んでいるので、練習と試合とのギャップをなくすようにして、“ここまでやれば大丈夫だろう”というところまで練習して試合に臨むようにはしています。

──そして、福井選手は、キャッチャーとして嘉陽投手と渕上投手をリードする際に、お2人に対しての声のかけ方も変えていらっしゃるんでしょうか?

福井:お2人とも先輩ですし、僕よりもたくさん場数を踏まれてきた方々ですので、あまり僕が偉そうに「こうですか、ああですか」ということはないんですけれども、リリーフで出てくる時は僕の方が試合の状況や相手のバッターの情報などを持っているケースもありますので、そういった時には「前の打席はこうでした」とか「調子はどうでした」ぐらいの感じで、あとは本当にお2人ともすごく高い技術を持っていますので、普段練習で取り組んできたコミュニケーションや技術を信じて引っ張るというところを意識しています。

──今お話にありましたように、投手陣の強みを最大限に引き出すために普段からコミュニケーションを心がけていることはどういったものがありますか?

福井:すごく難しい話というか、レベルの高い話かもしれませんが、「こういったボールを投げた後のこのボールは投げるのは難しいですか」とか、「こういう球を続ける際にどういうことに注意して投げていますか」とか、さまざまなケースを想定した中で会話をするのがトヨタのバッテリーの強さだと思っています。なので、シンプルに「調子はどうですか」とかそういう会話ではなく、先ほど渕上さんが言っていたように、“試合に近づけた会話”というものを意識的にしています。

──副主将の視点から見た、今年のチームの結束力と勝利への執念はどうでしょうか。

福井:先ほど嘉陽さんも言われた通り、ここ最近は悔しい思いを東京ドームでしていますので、チームとしてはまず1勝ですが、やっぱり”5つ勝つ”という気持ちを持って取り組んでいます。その中で、都市対抗ということで補強選手も加わっていますので、新しい力も加えながら、チームとしては万全な状態で初戦に向かえるようにと、気持ちもとても高まって取り組んでいます。

──ここまで都市対抗野球大会への思いを伺ってまいりましたが、アジア競技大会もこの秋に控えております。今大会は地元も地元、愛知・名古屋で開催されます。地元で試合ができる喜び期待というのはいかがでしょうか?

福井:アジア大会は都市対抗が終わってからということなので、まだ本格的には始まっていませんが、やはり地元・愛知ということで、会社でも壮行会をしていただいたり、すごく盛り上がっていますので、特に社員のみなさまに勇気や感動を与えられるような大会にしたいと思っています。

──嘉陽投手からもぜひアジア競技大会へ向けての喜び、期待を聞かせてください。

嘉陽:まず、地元・愛知で開催ということで、社員のみなさんがとても楽しみにしてくださっていることもありますし、個人的には、日本代表で前回大会銅メダルという悔しい結果で終わっていますので、32年ぶりの金メダルをどうしてもこの地元愛知で獲りたいという強い思いでアジア競技大会に臨んでいきたいと思っています。

──では、渕上投手もお願いいたします。

渕上:僕も同じく前回大会に参加させてもらって、なかなか登板機会はなかったんですが、今年は日本開催ということで、日本代表のユニフォームを着られる喜びをぜひ感じたいですし、愛知に観てきてくださる方も多いと思いますので、プレーでみなさんを盛り上げられるような大会にして、金メダルをしっかり獲りたいと思っています。

──アジア競技大会への期待も高まりますが、日本代表はグループA、中国、フィリピン、パレスチナと対戦が決まっております。
アジアの戦いに向けてどのようなお気持ちで臨もうと思われているか、ぜひお気持ちを聞かせていただけますでしょうか。

福井:まずはグループリーグ、都市対抗と同じですが、一戦必勝が大事だと思うので、しっかりとグループリーグを勝ち抜いて、少しでも余裕のある状態でスーパーラウンド、そして決勝戦に駒を進められるように頑張りたいなと思います。

嘉陽:僕自身も、アジアの強いチームと対戦することになるので、自分の今までやってきた強みを生かしながら、逃げずに打者に向かっていく強気のピッチングができたらなと思っています。

渕上:国際大会独特の雰囲気があると思うので、まずそこを楽しみながら、予選3戦、まずは3連勝してしっかりグループリーグを突破して、セミファイナル、決勝と進めるように頑張りたいなと思います。

──それでは、まずは8月30日の都市対抗野球大会、そして侍ジャパン社会人代表に熱い声援を送ってくださるファンのみなさまへ向けて、チームを代表して、福井副主将からメッセージをお願いいたします。

福井:まずは8月30日の都市対抗野球大会の予選から5連勝できるように頑張ります。その先に控えているアジア競技大会にも、トヨタレッドクルーザーズの選手は7名、そしてトレーナーも加えて8名と一緒に戦わせていただきますので、本当にたくさんのみなさまに応援をいただいて、みなさまに大きな思い、感動を与えられるように頑張りたいなと思います。ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

──精一杯応援させていただきます。
さあ、この番組ではゲストの方にCheer up songを伺っています。今回はレッドクルーザーズのみなさんの心の支えになっている曲を教えてください。

福井:今回はナオト・インティライミさんの「Tokyo Summer」という曲を選ばせていただきました。

──トヨタイムズのテーマソングですよね。

福井:まさに今お話があったように、トヨタイムズスポーツさんにすごくご協力をいただいていて、この歌を聴くと我々もすごくモチベーションが上がるといいますか、“大会が始まるな”という気持ちになりますので、今回はこの曲を選曲させていただきました。

──こちらはナオト・インティライミさんが書き下ろされた曲ということですけれども、社員の方やアスリートのみなさんの歌声も曲に入っているということで、レッドクルーザーズのみなさんの声もこの曲に入っているんでしょうか?

渕上:渕上が新人の時に、新人3人で録音しました。

──渕上投手の声は入ってるんですか?

渕上:はい。少なくともどこかに入っていると思います(笑)。

──では、ご自身の声も入った曲ということで、渕上投手にとっても心の支えになる1曲になっているのではないでしょうか。

渕上:そうですね。あの当時に録音させてもらった曲なので、すごく思い出のある曲になっています。

──この「Tokyo Summer」は、嘉陽投手にとってはどういった曲になっていますか?

嘉陽:僕らも本当によく聴いている曲でもありますし、トヨタイムズを観てこの曲を聴いて、本当に“やる気スイッチ”が入るといいますか、そういう曲になっているので、都市対抗もこの曲を聴いてモチベーションを上げていきたいと思います。


今回お話を伺った福井章吾副主将、嘉陽宗一郎投手、渕上佳輝投手のサイン入り選手タオルをそれぞれ1名のリスナーにプレゼントします。
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また、新たにポッドキャストのコンテンツとして始まった『SPORTS BEAT supported by TOYOTA Mixed Zone』。
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聴き方など詳しくはTOKYO FMのトップページをチェックして、そちらも是非、お聴きください!
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