今月8日に第43回 日本カー・オブ・ザ・イヤー 2022-2023
最終選考会が開催されました。
今、どんなクルマが評価されているのか?
安全性能はどのくらいまで進化してきているのか?
今週はお伝えしました。

https://www.jcoty.org/

「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、
前年の11月1日から10月31日までの1年間に
日本国内で発表・発売された市販乗用車が先行対象。

推薦・投票は60人が上限の選考委員。
ほぼ全員がモータージャーナリストです。

選考は2段階。
まずは第1次選考で「10ベストカー」が選ばれます。
今回は10番目のモデルが同点で2つあったので11台。

日本自動車ジャーナリスト協会 会長で日本カー・オブ・ザ・イヤー 
選考委員 菰田潔さんによると、今回の傾向としては注目したのが日産。
10 ベストに 3 台が入り、日産復活の兆しかもしれないと感じたそうです。
また、最近では10ベストに入るのは輸入車が多くなっていましたが、今回は7 台が国産車。
かなり日本車が頑張ったなという印象を受けたといいます。

それでは日本カー・オブ・ザ・イヤー 2022-2023。
ベストを、お伝えしましょう。


0漫.肇茱 クラウン




位 ホンダ シビックe:HEV / シビックタイプR




^漫‘産サクラ/三菱eKクロスEV




今回、大賞に輝いた日産サクラ/三菱eKクロスは
NMKV という日産自動車と三菱自動車の合弁会社が作っている製品。
日産と三菱で顔が少し違いますが、基本的に中身は同じ車です。

時間をかけて得た三菱自動車の電気自動車iMiEVの実績を活かし
そこに日産が持つ自動運転系などのノウハウを注入したこと。
軽自動車とは思えないしっかりとした走りといった部分が
選考委員の評価が高かった理由ではないかと菰田さんはおっしゃっていました。

この車の安全機能に関しては日産が持ってる自動運転の技術、
ハンドルにあるボタンを押すことで自動運転が出来ます。

また、自動運転とまではいかなくても
アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)という機能で
車線を守って走る、先行車に付いて走ることが出来ます。
この性能も日産の技術をそのまま採用しているので非常にスムーズ。
これまでの軽自動車ではなかった性能を持つ点が評価の対象になったようです。

日本カー・オブ・ザ・イヤーに出てくるクルマは最新のモデルなので
いずれも「先進運転支援システム」を搭載。
レーダーやカメラがつき、自動ブレーキが安全運転をサポートしてくれます。
「安全な車を買おうと思うなら最新車種が間違いない」と菰田さんは話していました。

国内の交通事故死亡者数は減少傾向が続いています。
車に搭載される安全機能も充実したものになってきました。
ここからさらに交通事故で命を落とす人がゼロに近づくため
クルマ、ハード面での課題は日本の交通事故の特徴をとらえた対処をすること。

歩行者の死亡事故が多いのが日本。
本来であれば「歩車分離」の部分をつくって
車が走るところには人がいないようにすることが理想です。
「ただ、日本のインフラの中でそれを現実的にやるのは難しい」と菰田さん。

日本車は歩行者保護の観点からの研究がかなり進んでいるそうで
自動ブレーキも含めて人にぶつからないためにどうするかという部分と
ぶつかった時に死傷しないようにするにはどうするかという部分の研究開発が
これからさらに進んでいくでしょうと菰田さんはおっしゃっていました。

2022年の「なるほど!交通安全」は、今回がラスト。
ドライバーのみなさん、1年間、安全運転おつかれさまでした。
2023年も、社会全体で1つでも交通事故を減らしていきましょう!

ドライバーのみなさん。
あなたは裏道や抜け道を、よく使うタイプですか?

渋滞を避けるため裏道・抜け道を走るクルマはたくさんあります。
混雑する幹線道路を利用するよりも短い時間で目的地に着くことが出来れば
満足感や優越感を感じるかもしれません。

ただ、裏道・抜け道には様々なリスクがあります。
今週は「裏道・抜け道に潜む危険」をお伝えしました。





今回、お話を伺った交通工学が専門の埼玉大学 久保田 尚 教授によると
裏道、抜け道は多くの場合住宅地の中にある生活道路。
潜在的に歩行者や自転車に乗る人や遊んでいる子どもがいて
いつ物陰や交差点から急に出てくるかもしれません。

それが初めての道だと行き止まりがあったり
右折や左折が出来ないなど様々な規制や制限がある可能性もあり
安全に注意を払う集中力が削がれてしまうことも考えられます。

裏道・抜け道を使う時というのは急いでいる事が多いもの。
速度規制違反やあ運転注意義務違反に繋がりってさらに危険は高まります。
つまり、基本的に薦めることは出来ません。





ですから、毎日通る道でも交差点で一時停止しないなどは絶対にしないで下さい。
いつも大丈夫だから今日も大丈夫という保証はありません。
毎回、初めてのつもりで注意してえ運転しましょう。

「20」や「30」といった速度制限の標識がない場合もあり
そこは速度規制の対象にはなっていませんがドライバーは常に注意運転義務があります。
スピードはなるべく落としましょう。





そして、いまカーナビの普及やスマートフォンをカーナビとして使うことによって
ドライバーの意識と関わらず、裏道・抜け道を走行することが増えているといいます。
ドライバーがその道に入るつもりはなくても一番早い道という選択の結果
知らないうちに知らない道を走らされているのです。

これは非常に危険な状態。
ドライバーもその道がどんな状況かわかりません。
保育園があって子供たちが遊んでる道かもしれないし、幅が3mしかないかもしれない。
そこで、裏道・抜け道のような道路をガイドされた時は、注意深くその道に入らないことが大切。
つい入ってしまった場合には運転に集中して、早めに幹線道路に戻るようにしましょう。





交通工学が専門の久保田教授によると道路は
「幹線道路」「補助幹線道路「生活道路」と別れていて、それぞれの役割があります。
裏道・抜け道となる生活道路は近隣に住む人たちが日常的に使う道であるべき。
自動車にとっては幹線道路に出るための道。
極力、利用はやめてほしいとのことでした。





裏道・抜け道で目的地に早く着いたとしても、それはごく僅かの時間。
そのために大きなリスクを負うのはやめましょう。
約束、待ち合わせがあっても1人1台スマホを持つ時代。
クルマを安全な場所に停めて、遅れる旨を連絡して、
安全運転で幹線道路を走っていきましょう。

後悔先に立たず。
事故を起こしてしまったあとに悔やんでも、時間は元に戻せません。

警視庁は10月31日から自転車の悪質な交通違反に対して取り締まり強化に乗り出しました。
これは東京都の話ですが、自転車が関わる交通事故は地域に関わらず注意が必要です。
自転車利用の安全性への意識を高めましょう。





警視庁が摘発強化の対象とした自転車利用は「信号無視」「一時不停止」
「車道の右側通行」「徐行せず歩道通行」4つの法令違反。
悪質なケースには刑事処分の対象となる「赤切符」交付の運用を始めました。

警視庁 交通部 交通執行課 管理官 石毛 康晴さんによると
自転車の指導取り締まりはこれまでも進めてきた中で
最近の交通事故の実態や取り締まりへの意見や要望を踏まえて検討した結果
重大交通事故に直接結びつく恐れのある交通違反については
重点を置いた取り締まりを行うことにしたとのことです。





健康志向の高まり、コロナ禍の影響、
電動自転車の普及から自転車を利用する人は増え、利用時間も伸びています。
その結果、交通事故全体では数が減少する中、自転車が関与する事故件数は増えています。

去年2021年(令和3年)まで6年間の自転車関係の事故の推移は
2016年の11,218件が2018年は12,865件、2019年は13,094件。
2020年は減少して11,443件ですが、新型コロナウイルス蔓延で外出を自粛したからでしょう。
去年2021年には過去6年で最多13,332件となっています。





最近はどんな自転車が関わる交通事故が都内で起きているか。
9月に信号機がない十字路交差点で一時停止をしなかった自転車と乗用車が衝突。
自転車の運転者が死亡する交通事故が発生しています。
10月には飲酒して自転車に乗り,
ブロック塀に衝突して自転車の運転者が死亡しています。
これからの時期、お酒 を飲む機会が増えると思いますが、飲酒運転は絶対やめましょう。

石毛さんによると重大な事故に繋がりやすい自転車の違反としては
信号無視、一時不停止、車道の右側通行などがあります。
これらの交通違反で取り締まりを受けた場合
都内居住者であれば指定された場所へ出頭しなければならず
略式裁判等によって罰金が課されることがあります。

また、自転車には講習制度があり、
自転車を運転中に信号無視などの一定の危険行為を行い
3 年以内に2 回以上交通違反として取り締まりを受けた人や
交通事故を起こして送致された人は自転車運転者講習を受けなければいけません。





ちなみに警察庁によると令和 3 年に自転車側が
第1当事者または第2当事者となった事故で死亡した 359 人の自転車利用者のうち
法令違反がなかったのは 24%にとどまっています。

法律で自転車は車両として位置づけられています。
歩道と車道の区別のある道路では車道通行が原則。
車道を通行する際は道路の中央から左側部分の左端に寄って通行して下さい。
例外として、歩道を通行することができる場合もありますが、あくまで歩行者優先です。
歩行者の通行を妨げてしまいそうな場合は一旦止まってください。

自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
保護者の方は子どものヘルメット着用にも留意して下さい。
夜間はライトの点灯を忘れずに。
傘をさしながらの運転や携帯電話を使用しながらの運転は禁止されています。

罰則を避けるためという部分もありますが
自分を守るため、また歩行者を事故に遭わせてしまわないため
交通ルールを守って自転車を利用して下さい。




12 月に入り、全国的に冬に突入。 これからの季節は、雪にタイヤがはまり込んで
クルマを動かせなくなる危険があります。

今回は自動車ジャーナリスト 鈴木ケンイチ さんにお話を伺い
「雪道でのスタック」について注意喚起しました。





今週火曜日の夕方、秋田市の県道で横転など車 12 台が絡む事故がありました。
道路の凍結によるスリップと見られています。

一昨日の夜8時から昨日の朝8時にかけて
宮城県では道路凍結が原因で89件ものスリップ事故が相次ぎました。
道路の凍結によるスリップと見られています。

冬の道路を甘く見てはいけません。
ウィンタースポーツのシーズン。
運転に不慣れな人は特に気をつけましょう。





まず、積雪がある地域にクルマで向かう時には
大前提として夏タイヤで何も準備をせずに出かけてはいけません。
必ずスタッドレスなどの冬タイヤを装着しチェーンも携帯しましょう。
夏タイヤの場合は道がうっすらと白くなっただけで走れなくなる可能性があり
少しの凹みで立ち往生する恐れもあります。





それでは本題の雪道での「スタック」。
タイヤを然るべき装備にしても雪道にハマってしまうことはあります。
起こりやすい状況・環境は、新しい雪がどんどん降っている時や
雨が降ってその前に積もった雪が溶けている時など。
天候に気をつけて下さい。

また、圧雪路を走行中に脱輪して道の脇の雪に突っ込んでしまったり
溝に落ちてしまった時にスタックすることもあります。
運転にも注意を払いましょう。

そして、必要なところでは早めにチェーン装着。
走るルートや時間帯を考え、急なハンドル・急なアクセルは避ける。

ただ、それらに気をつけていたにも関わらず
タイヤが雪にはまり込んでしまうこともあります。





もしも、雪道でスタックしてしまったら
タイヤが雪に埋もれて路面に接していない場合はスコップで車の周囲の雪をかき出します。
除雪できない時はタイヤ周囲の柔らかな雪を踏み固めるという方法もあります。
なんとかタイヤを路面に接地させて動かせるか試してみて下さい。

地面に設置しているにも関わらず、タイヤが滑って抜けられない場合は
滑る部分に布を敷く、ヘルパーと言われている樹脂を入れる、砂を撒くなど
グリップを効かせられるようにして試して下さい。

クルマを動かそうとする時はアクセルをぐっと深く踏み込むと
さらに滑って穴が大きくなってクルマがもっとはまり込んでしまう恐れがあります。
前に行こうとすると失敗することが多いのでバックに入れてゆっくり下がる。
少し後ろに下がったら今度はまた少し前に出るというように少しずつに踏み固めながら
動ける範囲をだんだんと大きくしていき、最後に反動を大きくして脱出します。
脱出は前ではなく後ろ、今まで走れていたところに戻るというのが基本です。





頑張って自力で脱出を試みたもののクルマが動かない時は
JAFやロードサービスに救助を求めましょう。

電話が繋がらない、他の車も通りかかからないという場合は
人がいる、電話が繋がるといった所まで歩いていくしかありませんが
夜中や豪雪・強風など悪天候の時は無理をせずに車内にとどまって
雪がやみ、太陽が昇り、暖かくなって道に迷わず歩けるようになるまで待ちます。





長時間、車内で過ごさなければいけない時は
排気ガスが車内に入って起こる一酸化炭素中毒に気をつけて下さい。
なるべくエンジンを切る。頻繁に排気口部分を除雪する。
ワイパー下の外気導入口の雪も除く。定期的に換気するなどの対応が必要です。
一酸化炭素は色がなく無臭、目に染みるなどの刺激もないのでなかなか気づきません。

これからの季節は雪道ではスタックする危険があることを想定して、
クルマに乗るようにしましょう。
最近、親が子ども自転車に乗せている時に起きた交通事故が、
相次いで報道されています。

どんな事故が起きているのか。原因はどんなことによるのか。
今回は自転車ジャーナリストで自転車の安全利用促進委員会 メンバーの
遠藤まさ子さんにお話を伺い、子どもを自転車に乗せている保護者と
交通社会でそうした自転車に関わるドライバーへ注意を喚起しました。





まず、気をつけたい1つのパターンは、
子どもを抱っこして自転車に乗る”ケース。
転倒や転落で子どもがケガをする事故が多いということで
先月、国民生活センターが注意を呼びかけています。

子どもを乗せての自転車利用は道路交通法の細則に
4 歳未満子どもは背負い紐などで背負って乗車していいことが記されています。
遠藤さんによると前抱きで乗った場合は法律違反になってしまうのではないかとのこと。

もしも、法律違反でなかったとしても胸元に抱くことによって
ペダリングをするときの足の動きが妨げられたり
路面を見る際に自分のすぐ下の視界が妨げられる弊害があります。

自転車事故というと走っている時に車とぶつかるケースを思い浮かべるかもしれませんが
段差を乗り越える際などに自分自身で勝手に転倒してしまう事故が多く見受けられます。
特に子供を乗せた自転車だとバランスを崩しやすいので
段差を乗り越える時はタイヤと段差が平行になるような入り方ではなく
タイヤが垂直に入るように心がけて下さい。





特に都市部では子どもを乗せた自転車利用は、
幼稚園・保育園・習い事などへの大切な移動手段。
朝や夕方に子どもを乗せて大急ぎでペダルをこぐ
お母さん・お父さんを見かけることもありますが
まずはバランスを崩して転倒することが危険です。
安全運転が阻害されないように子どもをセッティングした上で
スピードを出さずに乗りましょう。

その上で、気をつけたいのが子どもを2人乗せる自転車の利用。
法律上で認められていますが条件があります。
それは幼児 2 人同乗基準適合車という認証を受けた自転車であること。
このタイプであれば前のチャイルドシートに 1 人、背負って 1 人、2 人まで乗せることが可能。
しかし、一般の自転車の場合は子ども 1 人しか一緒に乗ることはできません。

このルールは2009年の道路交通法改正で生まれたもの。
安全基準を満たした自転車には(社)自転車協会による幼児2人同乗基準適合車のマークがつき
フレームを太くしたり、中にスチールの補強剤を入れるなど、
走行時のたわみや歪みを防ぐ設計になっています。

最近、子ども2人を乗せた痛ましい事故も起きています。
自動車同様、チャイルドシートにベルトはきちんと締めて安全に利用して下さい。





そして、子ども同乗の自転車利用で気をつけなければいけないのは
走っている時ばかりではありません。

子供を乗せた自転車利用は停車中の事故で救急搬送というケースが多くあります。
コンビニで何かをを買ってくる、ATMでお金を下ろすといった時に
短い時間だから子どもを自転車に残す保護者も少なくありません。
そんな時に子どもが動いてバランスを崩した自転車が転倒して怪我してしまうのです。

横倒しになれば頭を打つかもしれませんし、
シートベルトをしていなければ道路に飛び出してしまうことも考えられます。
少しの時間でも自転車を停める場合には子どもも一緒に連れて行きましょう。

お父さん、お母さん、子どもを一緒に乗せた自転車利用、
あらためて、ご自分は安全かどうか、確認してみて下さい。