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LETTER from UK ロンドンの街の“今”をお届け。

2021年1月17日(日)
ささやかな花火が上がった大晦日! 2021年注目の人物とは?
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最高警戒レベル4の真っ只中に新年が明けたロンドン。花火大会は中止となったものの、年越しの瞬間は、テムズ河上にやはり花火が上がりました。

国民は現状ステイホームにて、テレビ中継で映し出された花火とライティングの小規模ショーを観覧。締めくくりは、色彩豊かに装飾されたタワーブリッジ。その頭上にスパークした数百の花火はなかなかの迫力でした。昨年4月にご紹介した100歳のキャプテン・トムも、光の姿と肉声で登場。世界のキャプテンは2020年の「顔」となりました。

2020/21年、もう一つの「顔」と言えば、マンチェスターユナイテッドのストライカー、マーカス・ラッシュフォード。昨年ロックダウン中、貧困家庭の救済のため、無料の学校給食制度を延長させる等、様々な慈善活動に専念。ジョンソン首相の心をも動かし、まさに英国のヒーローとなりました。

世界一高額なフットボーラーは若干23歳。10月にはその活動が認められ、大英帝国勲章を授与。年末にはBBCスポーツ・パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーで、2020エキスパートパネル・アウォードも受賞しています。

自身が貧しい家庭に育ち、子供の頃に無料給食に助けられたとの経験を交え、政府へ方針変更を訴え続けるラッシュフォード。素顔は至って謙遜家で、友人たちは幼少期から全く変わっていないと口を揃えて言うのだとか。

希望の星、マーカスは今日も英政府と闘っています。この状況を、国を、そして世界を、少しでもより良く変えるために。2021年、引き続きピッチ内外で目が離せない人物となりそうです。

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