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雲 雲 雲 木 人々 街並み
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ABOUT

毎週日曜日14:55-15:00(FM FUKUOKAのみ10:55-11:00)オンエア!毎回、世の中の”モノ”を取り上げ、そのモノの 歴史からイマ、未来をショートストーリー仕立てでお送りする番組です。身近なモノが少し、へえ~となるお話をお届けします。

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笠間 淳

声優。4月10日生まれ、広島県出身。
主な出演作品は、ナレーション「すくすく子育て」(NHK Eテレ)、劇場アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」(三井寿)、アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」(クジョウ・キョウヤ)、アニメ「お前はまだグンマを知らない」(轟二矢)、アニメ「タブー・タトゥー」(カーター)、ゲーム「アイドルマスター SideM」(葛之葉雨彦)など。

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笠間 淳

REPORT

  • 2026.04.19
    第131回 4月19日「マッサージチェア」前編
    温泉旅館やホテル、健康センターなどでお世話になることもあるでしょう「マッサージチェア」。
    やっぱりそうか!と思うでしょうか。量産製品が開発されたのは日本です。

    時は、映画『ゴジラ』の第1作が公開された1954年(昭和29年)。
    開発者は、藤本信男さんという方。

    ご自身の会社を起業し、それは現在もあるマッサージチェアの製造会社ですが、
    マッサージチェアをつくる前にやっていたビジネスは、銭湯のタイルを洗うタワシの販売。

    当時の日本は、戦後の復興が始まっていたとはいえ、
    浴室がある家はまだ少なく、多くの人が銭湯通いでした。
    人々が1日の疲れを癒す銭湯。藤本さんは、その脱衣場を使って何かできないかと考えます。

    そこで、思いついたのが、マッサージをしてくれる椅子だったのです。
    何かを成し遂げる人というのは、そういうところで閃くものなのですね。

    藤本さんは、マッサージに通い、ツボがどこにあり、
    どこを揉まれると気持ちいいのか、自らのカラダをつかって研究しました。
    そして、人間の体の構造と当時可能な技術から目をつけたのが、椅子の背に当たる背中。

    試作品は、捨てられていた木材や野球のボール、自転車のチェーン、
    車のハンドルなどを集めて組み立て、ようやく1号機の販売に漕ぎ着けました。
    この続きは、来週の「後編」で。
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  • 2026.04.12
    第130回 4月12日「タイヤ」後編
    5,000年ほど前に発明された車輪に起源をもつタイヤ。
    今に繋がる大きな転機が訪れたのは19世紀でした。

    15世紀にコロンブスが西インド諸島のハイチで天然ゴムを発見。
    それがヨーロッパにもたらされ、利用法が研究される中で作られたのが、
    車輪の外周をゴムで覆う「ソリッドタイヤ」です。ただ、当時はまだ「生ゴム」。
    耐久性に乏しく、長時間走ると熱で焼けて煙が出たとか。

    強度やスピードや安定性を求めて開発が続く中で発見されたのが、
    生ゴムに硫黄を混ぜて加熱することで、硬く丈夫なものから柔らかく弾力のあるものまで
    幅広いゴムを生産できる加工技術「加硫法」です。

    そのゴムを利用して考案されたのが、空気を入れるタイヤ。
    空気入りタイヤは、乗り心地を向上し、走行抵抗と騒音を低減します。
    スコットランドの獣医師 J.B.ダンロップさんが、
    自転車用として実用化すると利用が広まっていきました。

    1895年、空気入りタイヤを履いたクルマに応用し、
    自動車レースに出場したのが、フランスのミシュラン兄弟。
    着脱可能な空気入り自転車タイヤの特許を取って、タイヤに未来を見ていたミシュラン兄弟は、
    出場中唯一の空気入りタイヤで健闘。重い車体をスムーズに走らせられることを証明します。
    そして、自動車の量産化が始まる頃には、空気入りのタイヤがスタンダードになっていました。

    その後、現在に至るまでタイヤの進化は続いています。
    ゴムの補強剤としてカーボンブラックを使う。
    タイヤの形状補強材タイヤコードの織り方や素材を工夫する。
    排水や滑り止めのため溝をつける。
    それらは全て、私たちのカーライフが、より快適で安全であるためなのです。

    春先は冬タイヤから夏タイヤへの履き替え時期。
    その際は、ひび割れ、空気圧、溝の深さなど、安全性チェックをお忘れなく!
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  • 2026.04.05
    第129回 4月5日「タイヤ」前編
    日本は世界でもタイヤ大国の1つ。
    2024年の売上高トップ10メーカーには、4社が入っていて、これは日本だけ。
    そんなタイヤの起源は、かなり古い話になりますが、およそ5,000年前の車輪にまで遡ります。

    現存している最古の車輪が、中央ヨーロッパ スロベニアの湿地で発見された
    樫などの木材で作った5,200年ほど前のもの。この車輪の背景は定かではありません。
    しかし、現在のイラク周辺の地にメソポタミア文明を築いたシュメール人は、
    確固たる証拠を残しています。

    今から4,600年ほど前、紀元前2,600年頃の都市ウルの遺跡から出土した
    美術工芸品「ウルのスタンダード」には、馬のような動物が引く戦車
    チャリオットに車輪がついている様子が、描写されています。

    その車輪は木の板を繋ぎ合わせて丸くし、2つの円状の木板の中心を心棒で繋いだもの。
    車輪の外周を動物の皮で覆い、釘で打ちつける工夫がされていたと考えられています。

    それから3,000年の月日が流れ、ローマ帝国時代、
    人類が考案したのが、木の車輪の外側に、鉄の輪を焼き嵌めた鉄の車輪です。
    これにより車輪の強度が格段に向上したため、道は馬車が通行できるよう石畳の舗装で整備され、
    ローマ帝国の領土拡大に繋がっていきました。

    次なる車輪のバージョンアップは、それからおよそ1,900年後の19世紀後半。
    車輪にゴムが使われてタイヤになっていくのです。
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  • 2026.03.29
    第128回 3月29日「フリートーク 〜 花見」
    日本列島は桜が開花して、お花見シーズンを迎えました。
    桜が大好きで桜がモチーフになった映像作品も好きだという笠間さん。

    過去に見て特に印象的だったと話していたのが、
    新海誠監督による2007年作品連作短編アニメーション『秒速5センチメートル』。
    当時かなり話題になっこの作品に、笠間さんはかなり心を揺さぶられたようです。
    未見の方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

    そして、花が舞い散るさまを見ると風流を感じる桜。
    日本人でよかった思うのと同時に誰もが人生を振り返った時、
    どこかのページを彩ってくれている花なのでは?と語っていました。

    ただ、上京してから仕事で忙しい日々を過ごしている笠間さん。
    東京に来てからは、ゆっくりお花見をしたことがありません (涙)
    今年はもう遅いかもしれませんが、今後のためにおすすめのスポットや桜の樹があれば
    番組ウェブサイト内にあるメッセージフォームから情報をお願いします!
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  • 2026.03.22
    第127回 3月22日「観葉植物」後編
    4世紀から15世紀頃にかけて衰退していた観葉植物の文化は、
    15世紀半ばに大航海時代が訪れたことで再燃しました。
    ヨーロッパの上流階級の人々は、珍しい植物を愛で、生活を彩り、
    その所有は富と権力の象徴にもなります。

    学術的な研究も進みます。
    16世紀後半にはオランダにライデン大学植物園、
    1759年にはイギリスに王立キューガーデンなどが設立されました。

    19世紀になると、産業革命の恩恵を受けて温室が普及。
    寒いヨーロッパでも、温暖な地域の植物を育てられるようになります。
    この頃からヨーロッパでは、生活が豊かになった市民も観葉植物を楽しみ始めました。

    一方で、古くより大陸から伝わった園芸文化が根づき、花開いていた日本。
    観葉植物が普及する文化的な下地は充分にありました。
    開国前後から海外の植物が輸入され、戦後になると観葉植物の文化が社会に定着します。

    最初に置かれたのが、ホテル、オフィス、商業施設、病院など。
    雰囲気演出、労働環境の向上、癒しやリラックス効果と期待できる効果はさまざま。
    市民生活にも観葉植物は浸透していきます。

    1970年代から普及し始めたマンション住まいの室内演出として。
    80年代から90年代のバブル期には、忙しい毎日の中の癒しとして。
    21世紀に入る頃には種類も含め、多種多様、人それぞれの楽しみとして。
    家で過ごす時間が増えたコロナ禍は、観葉植物熱をさらに加速させました。
    多肉植物や苔などがブームになったのも記憶に新しいところです。

    部屋にあると、どこか楽しい気持ちになり、心が癒され、相棒のような気もする観葉植物。
    未経験の方は、この機会に育ててみてはどうでしょう?
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  • 2026.03.15
    第126回 3月15日「観葉植物」前編
    自然界に生育している植物。
    人間はどうしてそれを育て観賞し始めたのか?
    歴史を振り返ると「なるほど」という答えが見えてきます。

    例えば、古代エジプト遺跡の貴族の墓で見つかっている庭園を描いた壁画。
    青い睡蓮が浮かび、魚や水鳥がいる池の周囲には、
    ヤグルマギクやヒナゲシなどの花々、ナツメヤシといった樹木。
    その傍らには、墓の主に水や食物を与えるとされる女神がいます。
    周囲のほとんどが砂漠の地。庭園は権力や富の象徴であると同時に
    彼らの世界観を表わし、死後の再生を願う対象の1つだったのでしょう。

    歴史上で最も早い観葉植物についての記載の 1 つは、
    紀元前 600 年ごろの末期メソポタミア文明に見つかります。
    首都のバビロンには有名な空中庭園が存在し、多くの観葉植物があったと記されています。

    また、紀元前 300 年ごろの古代ローマでは、
    すでに鉢植えの観葉植物を育てる文化が、貴族や富裕層の間に広まっていました。
    ここには権力や富の象徴ではなく、植物で日々の生活を豊かにする、彩る目的が感じられます。

    そんな観葉植物の文化も、ローマ帝国の滅亡後、ヨーロッパでは一度、廃れました。
    理由としては、経済的な面で邸宅文化が維持できなくなったことや、
    広く普及したキリスト教の“自然は神の創造物”という価値観にそぐわなかった事などが考えられます。

    しかし、15世紀になると大航海時代が到来。
    新たな大陸に足を踏み入れ、未知の植物と出会うと、人間の好奇心が駆り立てられたのでしょう
    観葉植物の文化は、再び花開いていくことになります。
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