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雲 雲 雲 木 人々 街並み
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ABOUT

毎週日曜日14:55-15:00(FM FUKUOKAのみ10:55-11:00)オンエア!毎回、世の中の”モノ”を取り上げ、そのモノの 歴史からイマ、未来をショートストーリー仕立てでお送りする番組です。身近なモノが少し、へえ~となるお話をお届けします。

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笠間 淳

声優。4月10日生まれ、広島県出身。
主な出演作品は、ナレーション「すくすく子育て」(NHK Eテレ)、劇場アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」(三井寿)、アニメ「ガンダムビルドダイバーズ」(クジョウ・キョウヤ)、アニメ「お前はまだグンマを知らない」(轟二矢)、アニメ「タブー・タトゥー」(カーター)、ゲーム「アイドルマスター SideM」(葛之葉雨彦)など。

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笠間 淳

REPORT

  • 2026.03.08
    第125回 3月8日「空気清浄機」後編
    1945年に第二次世界大戦が終わり、経済活動が復活すると、
    地球規模で深刻化したのが公害。
    日本でも昭和30年代に入ると大気汚染が始まります。

    この頃、小型の空気清浄機が開発されていて、研究所や病院や
    花粉症アレルギーの症状に悩む人々がいる家庭に導入されていたのがアメリカ。
    主に扇風機や換気扇を製造する日本のメーカーも、これに倣って開発に着手。
    1962年(昭和37年)には、国産の空気清浄機が発売されています。

    その後、現在まで画期的な進化を遂げて、多くの家庭に広まっていきますが、
    普及する幾つかの理由とタイミングがありました。

    1980年代に急増した花粉症。
    2010年代に入り、黄砂とともに大陸から飛来し健康被害が懸念されたPM2.5。
    2013年には、家庭への普及率が前年より3.5%増えて43.5%に達しています。
    そして、2020年から感染が拡大した新型コロナウイルス。

    一方で、性能向上と多様な機能の追加も、普及を後押ししました。
    今ではフィルターにもタイプがいろいろあって

    ◼️ HEPAフィルター → 0.3μmを99.97%捕えるほど微粒子に強い

    ◼️ 活性炭フィルター → ニオイと有害物質の除去

    ◼️ 光触媒 → 光をあてて化学物質を分解 |

    多くの製品は、これら複数の組み合わせです。

    購入を考えている時は、花粉症・PM2.5・消臭・除菌など、主な設置目的を考えて、
    フィルターと、設置する部屋の広さにあう製品を、選択しましょう。

    その上で「吸気や排気を妨げない場所に設置する」
    「エアコンとの併用で空気の循環を促進させる」「定期的にフィルターを掃除する」など
    メーカーの注意ポイントを守って使用します。
    正しく使えば、私たちの健康な暮らしを支えてくれる。それが空気清浄機です。
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  • 2026.03.01
    第124回 3月1日「空気清浄機」前編
    花粉が気になるこの時期、
    家では空気清浄機が欠かせない人も多いでしょう。
    番組ナビゲーターの笠間淳さんも花粉症で
    アレルギー体質でもあるので、欠かせないとか。

    そんな空気清浄機は、室内の空気を綺麗にして
    快適で健康的な環境にするための家電製品。
    フィルターを介して花粉やハウスダスト、ペットや生活の臭い、
    細菌・ウイルスを除去するエアクリーナーです。

    その原型が登場するのは、産業革命を経て近代工業が目覚ましく発展、
    健康問題が起こっていた20世紀初頭のこと。
    それ以前の19世紀半ばに、イギリスやアメリカで、
    炭鉱労働者が石炭の粉塵を吸い込んでしまうのを防ぐ”などの目的で
    有害物質の除去装置や空気の濾過装置が開発されていますが、
    これは1人で装着するマスクでした。

    20世紀に入ると、産業公害の問題はさらに深刻になり、
    大きな規模で対策に貢献したのが化学者の
    フレデリック・ガードナー・コットレルさん。

    コットレルさんは、高電圧をかけて空気中の粒子に電荷を与え、
    プレートに吸着させる技術を考案。
    工場内の空気から有害な粒子を除去する「電気集塵機」を開発しました。

    この装置は「コットレル集塵機」「コットレル方式」と呼ばれ、
    現在でも、世界の発電所や製鉄所などで利用されています。
    ちなみにコットレルさんは1912年に、
    非営利組織Research Corporationを設立して電気集塵機の特許を譲渡。科学研究への投資を行なった立派な人物。

    ここまでの空気清浄機は、かなり大きな工業用装置の話。
    さらに公害が進むと、家庭用製品のニーズも生まれることになります。
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  • 2026.02.22
    第123回 2月22日「炭酸飲料」後編
    18世紀後半に人工的な製造が可能になった炭酸水。
    19世紀になると、果汁や砂糖や香料が加えられた炭酸飲料が登場します。

    炭酸水が薬として、主に薬局で売られていたこともあり
    ジンジャーエールやコーラなど、初期の炭酸飲料商品を考案した多くは薬剤師でした。
    やがて、大量生産が可能になり、ボトリング・システムが進歩して炭酸飲料は世界に広がります。

    日本への伝来は1853年、浦賀にアメリカのペリー提督が来航した時。
    幕府の役人が、栓を開ける「ポンッ」の音に驚いて「新式の銃か!」と
    腰の刀に手をかけたという話もありますが・・・ 真偽のほどは定かではありません。
    ともあれ、日本で初めて炭酸飲料を飲んだ人は、どんな感想を持ったのでしょう?

    その後の19世紀後半から20世紀初めにかけて、
    日本でもガラス瓶にビー玉が入ったラムネ、サイダーなど、炭酸飲料の製造・販売が進みました。

    そんな炭酸飲料の商品種類や消費量が爆発的に増えたのは戦後。
    缶やペットボトルの普及、自動販売機の登場、コンビニエンスストアの増加などが後押しして、
    炭酸飲料ビジネスは右肩上がりに成長。2024年の販売金額は約8,800億円。
    健康志向や好みの多様化から様々な商品が開発されて
    強炭酸・クラフト系などブームも生まれています。

    炭酸飲料を飲むと、どうして爽快感を感じるのか?
    炭酸ガスと舌の細胞にある酵素の働きによって生まれる刺激が、あのシュワシュワ感。
    冷えていれば、刺激はなお強力。最初は交感神経が優位になり、
    緊張し、シャキッと覚醒するので、これが爽快感を生みます。
    そのあと、副交感神経が優位になり、リラックス効果も得られるそうです。
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  • 2026.02.15
    第122回 2月15日「炭酸飲料」前編
    一般に言う炭酸飲料は炭酸ガス、つまり二酸化炭素を混ぜた飲み物のこと。
    日本の飲食料品の国家規格では「飲用適の水に炭酸ガスを圧入したもの及びこれに甘味料、
    酸味料、フレーバーリングなどを加えたもの」とされています。

    古くから、人類は炭酸水を飲んでいました。
    自然の中に炭酸ガスを含む湧水があったからです。

    始まりはローマ時代。発見した炭酸泉の温泉の温度が低いので、
    入浴するのではなく、飲料としたという説もありますが、
    日本書紀にも炭酸水と考えられる湧き水「醴泉」を飲んだと記されています。
    それは世界的なことだったのでしょう。

    そして、東西ともに炭酸水は健康に良いとされ、病人も口にしました。
    日本書紀の記載も「醴泉を飲んだ多くの人の病が治った」というものです。

    その炭酸水を人工的に作る方法が考案されたのは18世紀後半のイギリス。
    多くの新しい気体を研究した牧師で化学者のジョセフ・プリーストリーさんが
    自宅隣のビール醸造所で発酵するガスに興味を持ち、
    効率よく炭酸ガスと水を混ぜる事に成功しました。
    人工炭酸飲料はここに始まり、プリーストリーさんは「ソフトドリンク産業の父」とされています。
    同時に、この方は酸素の発見者でもあります。

    ほどなく炭酸水の工業生産がスタートし、ヨーロッパやアメリカに普及しました。
    この頃の炭酸水、どこで売られていたかというと・・・薬局。
    当時は「薬」とされていたのです。

    その後、甘い炭酸飲料が登場し、世界に広まることになりますが、
    きっかけとなったコーラをつくったのも薬剤師でした。
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  • 2026.02.08
    第121回 2月8日「ガラス」後編
    紀元前1世紀頃に吹きガラスの技法が発明されたことで
    瓶やコップなどの素材として日常品になったガラス。
    その後、カットや彩色や装飾などの技術開発とその向上で活躍の場は広がります。

    教会では、ステンドグラスや窓ガラスが使われるようになり
    イタリアのヴェネチアン・グラスのような ブランドも生まれました。

    17世紀には良質の無色グラスの製造が可能になり
    透明に輝くクリスタルガラスも発明されています。
    中には、工芸品の枠を超えて、芸術品として扱われるものも登場しました。

    ガラスの用途がさらに広まったのは、工場での製造が始まった18世紀後半以降。
    特に板ガラスの分野では、1950年代に大きな革命が起こります。

    それまでは両面ともに完全に平らで、均一な厚みにすることは難しく
    鏡や自動車の窓など、高品質が求められる分野には、表面を磨いたガラスが使われていました。

    そこに登場したのが、溶かしたガラスを錫の溶融槽に浮かべるフロート製法。
    低コストで平らで高品質な板ガラスの大量生産を可能にしたのです。
    フロートガラスは、現代建築に欠かせないものとなりました。

    製造技術の格段の進歩によって、今ガラスは新たな領域で利用されるようになっています。
    スマートフォンのディスプレイに使われる高強度で折りたたみ可能な超薄型ガラス。
    映像を映し出すことができるデジタルサイネージ用のガラス。
    骨と結合して医療材料とするバイオガラスなど。
    開発過程のもので言えば、発電できる太陽電池ガラスや割れても元に戻る自己修復ガラス。
    ガラスは割れやすい材料から、機能を持つ素材へと進化しているのです。
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  • 2026.02.01
    第120回 2月1日「ガラス」前編
    私たちの生活のさまざまなところにあるガラス。
    何から、どうやって作られるか? ご存知でしょうか。

    主原料は石英に含まれる砂、珪砂。
    これにソーダ灰と石灰石を加え、約1500℃で溶かし、冷やして固まったのがガラス。
    ソーダ灰=炭酸ナトリウムは、珪砂が熱で溶ける温度を下げるため
    石灰石=炭酸カルシウムは、水に溶けないガラスにするための成分です。

    人類がいつからガラスを作り始めたのか定かではありませんが
    場所はメソポタミア文明の周辺地域だったと考えられています。
    発見されている中で最も古いとされるものは4500年前のガラス玉。
    当初のガラスは主に装飾品でした。

    古代ローマの学者 大プリニウスが書いた『博物誌』には、
    “フェニキアの貿易商人が、食事の準備のため、積み荷のソーダ灰の塊で竈門をつくり
    焚き火をしたところ、砂と混ざってガラスができた“という内容の記載が見られ
    これをガラスの起源とする説もあります。

    ガラスはやがて、器としても利用されるようになりました。
    製造には高い技術が必要なため貴重で高価だったようですが、
    ローマ時代の紀元前1世紀頃に「吹きガラス」の技法が発明されたのです。
    この技術革新により、ガラスの器は簡単に作れるようになって、日用品として普及。
    ローマ帝国の透明なガラスは「ローマングラス」と呼ばれ、
    ガラス製造は現在のヨーロッパにも広まりました。

    以前、日本にガラスが伝来した時期とされていたのは弥生時代でした。
    しかし、その後に青森県にある縄文時代晩期の亀ヶ岡遺跡からガラス玉が見つかったことで
    今では縄文時代には伝わっていたとする説が有力となっています。
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