2017.11.14
豊かな森がつくる豊かな暮らし

- 株式会社 森へ
代表 - 山田博
森をもっと身近な存在に
今回も先週に引き続き、スタジオにお越し頂いたのは、
株式会社 森へ 代表 山田博さんです。
山田さんは、1964年 東京生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートに入社し
人材採用、採用広告・教育研修の企画営などの仕事を経験。
その中で、「コーチング」という人材教育のスキルを知り、自ら習得。
これをきっかけに会社を辞職し独立。
2006年から自然の中で自分を見つめるワークショップ、
「森のリトリート」をスタートし、2011年に株式会社森へ を設立、
現在に至ります。
「森のリトリート」、名前のとおり、ビジネスパーソンが、
森の中で数日過ごすことで、考えることから少し離れて、自分を見つめ直す。
人間本来の感じる力を取り戻すことで、新しいアイデアが生まれたり、
また仲間と悩みを打ち明け合うことが出来ると話題になっています。
しかし、実際にその舞台「森」を探すのにはかなり苦労されたそうです。
「日本って森林が68%あるんですね。
だから森だらけじゃないかと思うんですけど、
なかなか人が安心して入れて、かつあまり手が入ってなくて、
人工的になっていない森って意外と少ないんですよ。
やっぱり安全確保第一なので、色んなことを考え合わせると意外と少ない。
日本全国いろいろ歩いて探してきた中で、
今は山中湖の近くの森に入ってるんですけど、ここは本当にある種、
奇跡的な出会いというか条件が全て整っていました。
基本的には、まず天然林、植林されてないということと、
下草とか笹が少なくて初心者の方でも安心して入れる、
あと、広葉樹と針葉樹が混じっていて多様性があって、
すごく雰囲気がいいんです。特に冬の季節は、最高ですね。
真っ白な雪が積もって、それから寒いんですね。
山中湖って標高千メートルありますから、大体日中でもマイナス、
酷い時マイナス10度とかそういう世界で、
つまり、空気が澄んでいてスッキリしているんです。
そして葉っぱが落ちて空が広くて、余計なものが何もないんですね、真っ白で。
そうするとやはり一人でいると、いろんな余計なものが浄化されるというか、
削ぎ落とされていって、大切なものしか残らないと。そういう時間になるんです。
冬でも快適になるように装備を実施しているので、
皆さん意外に寒くないとおっしゃいます。」
森に強いこだわりをみせる山田さんですが、
当初森へのイメージはあまり良くなかったそうです。
「入りたての頃は、ずっと都会でサラリーマンやっていましたら、
まさに考えるモードでずっと暮らしてました。
なので、森に行くとどう感じるかというと、怖いんです、恐れってやつです。
でも、だんだん中へ送っていくと実は、森は怖い場所ではなくて、
とても優しくていろんなものを受け止めてくれる、
許容性のある場所だということが分かっていって、
だんだん奥へ入っていくうちにこういうことをやり始めることになりました(笑)」
最近では、森林浴の効果が科学的に証明したこともあり、
多くの人からの理解を得られることになった「森のリトリート」。
最後に、これから先のビジョンについて伺いました。
「森の中は、全てがつながり合っていて、
一方、世界この都会的なビジネスの世界だと孤立とか分断が起きているので、
うまくバランスがとれると良い世の中になると思うんですよね。
どちらがいいじゃなくて、どちらも必要だと思うので、
うまくそこをつなぐ存在になって、日本中、森ばっかですから、
いろんな森に気軽に人が入って、豊かに暮らしていく。
そういう風に貢献できるといいなと思ってます。」
株式会社 森へ 代表 山田博のさんのインタビューお届けしました。
山田さん、ありがとうございました。
株式会社 森へ 代表 山田博さんです。
山田さんは、1964年 東京生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートに入社し
人材採用、採用広告・教育研修の企画営などの仕事を経験。
その中で、「コーチング」という人材教育のスキルを知り、自ら習得。
これをきっかけに会社を辞職し独立。
2006年から自然の中で自分を見つめるワークショップ、
「森のリトリート」をスタートし、2011年に株式会社森へ を設立、
現在に至ります。
「森のリトリート」、名前のとおり、ビジネスパーソンが、
森の中で数日過ごすことで、考えることから少し離れて、自分を見つめ直す。
人間本来の感じる力を取り戻すことで、新しいアイデアが生まれたり、
また仲間と悩みを打ち明け合うことが出来ると話題になっています。
しかし、実際にその舞台「森」を探すのにはかなり苦労されたそうです。
「日本って森林が68%あるんですね。
だから森だらけじゃないかと思うんですけど、
なかなか人が安心して入れて、かつあまり手が入ってなくて、
人工的になっていない森って意外と少ないんですよ。
やっぱり安全確保第一なので、色んなことを考え合わせると意外と少ない。
日本全国いろいろ歩いて探してきた中で、
今は山中湖の近くの森に入ってるんですけど、ここは本当にある種、
奇跡的な出会いというか条件が全て整っていました。
基本的には、まず天然林、植林されてないということと、
下草とか笹が少なくて初心者の方でも安心して入れる、
あと、広葉樹と針葉樹が混じっていて多様性があって、
すごく雰囲気がいいんです。特に冬の季節は、最高ですね。
真っ白な雪が積もって、それから寒いんですね。
山中湖って標高千メートルありますから、大体日中でもマイナス、
酷い時マイナス10度とかそういう世界で、
つまり、空気が澄んでいてスッキリしているんです。
そして葉っぱが落ちて空が広くて、余計なものが何もないんですね、真っ白で。
そうするとやはり一人でいると、いろんな余計なものが浄化されるというか、
削ぎ落とされていって、大切なものしか残らないと。そういう時間になるんです。
冬でも快適になるように装備を実施しているので、
皆さん意外に寒くないとおっしゃいます。」
森に強いこだわりをみせる山田さんですが、
当初森へのイメージはあまり良くなかったそうです。
「入りたての頃は、ずっと都会でサラリーマンやっていましたら、
まさに考えるモードでずっと暮らしてました。
なので、森に行くとどう感じるかというと、怖いんです、恐れってやつです。
でも、だんだん中へ送っていくと実は、森は怖い場所ではなくて、
とても優しくていろんなものを受け止めてくれる、
許容性のある場所だということが分かっていって、
だんだん奥へ入っていくうちにこういうことをやり始めることになりました(笑)」
最近では、森林浴の効果が科学的に証明したこともあり、
多くの人からの理解を得られることになった「森のリトリート」。
最後に、これから先のビジョンについて伺いました。
「森の中は、全てがつながり合っていて、
一方、世界この都会的なビジネスの世界だと孤立とか分断が起きているので、
うまくバランスがとれると良い世の中になると思うんですよね。
どちらがいいじゃなくて、どちらも必要だと思うので、
うまくそこをつなぐ存在になって、日本中、森ばっかですから、
いろんな森に気軽に人が入って、豊かに暮らしていく。
そういう風に貢献できるといいなと思ってます。」
株式会社 森へ 代表 山田博のさんのインタビューお届けしました。
山田さん、ありがとうございました。