世田谷の大蔵にある「妙法寺」にお邪魔して、樹齢75年を超えるしだれ桜をはじめ、境内の桜を眺めながら歩いてきました。今日のコードは「桜ふる、春の庭で」です。
■今週のChordは“桜ふる、春の庭で”
よく知っているお寺です。
このお寺の前の道が、成城の方への抜け道で、ウオーキングをしたり・・・最近はないんですけれど。
山門です。東光山(妙法寺)。しげしげ見ると立派ですね。灯台下暗しだわ。動物霊園もあるので、そちらにも何度も来たことがあります。
こうやって改めて見ると、古木というか、立派ですね。しだれ桜があちらにあって、今、真上にあるのは、そうとう樹齢がありそうです。
ちょうど満開の時に小雨で・・・それもまた良し。あ、(池に)立派な鯉がいる!高そう(笑)。地面魚はいるかな?
今、橋を渡って、妙法寺事務所に入るところです。
今日のコードは「桜ふる、春の庭で」。
雨に願いを / 松任谷 由実
毎年ほぼ恒例になっています、Yuming Chordお花見企画!
去年の春は、地元・世田谷の成城にある東宝スタジオ、通称「砧撮影所」でゴジラと一緒にお花見をしたんですが、今年はそこからちょっと足をのばして、世田谷・妙法寺にやってきました。正式には、東光山妙法寺。日蓮宗のお寺です。
私は境内にいるんですけれど、実は、今日はまさに「花冷え」。
小雨もちらついていて、寒いです。でも、しっかり防寒してきたので、大丈夫!
事務所に上げていただいて、境内をお部屋の中から拝見しています。
こちらの境内は、四季折々で表情を変える木や花がたくさん植えてあって、ご近所の方々の憩いの場になっているそうですが、桜も色々な種類があるんですよね。
有名なのが、境内の真ん中に立つしだれ桜。樹齢75年ほどだそうで・・・本当に綺麗です。「しだれる」ということはこういうことなんだな、と、絵に描いたような・・・。そしてそこから時折り花びらが散っていくと、枝を離れて飛んでいくような風情です。
360度、角度を変えて見られるようなので、見る場所によって、表情が変わります。
ちなみにこちらの桜は、世田谷の名木100選に選ばれているそうです。
世田谷は本当に桜が多いんですよ。そのなかで100選に選ばれているということは、すごく美しいということです。
ふと、気づくと背後にも桜が・・・こちらもしだれ桜ですが、すぐ真下から眺められます。こんなに近くで桜を、しかもしだれ桜を見られるなんてね。
そして、小さい庭園がありますね。1枚ガラスでお庭が全部見えて、遠近感がわからなくなるから、本当に深山に紛れ込んだような・・・でも、箱庭のような不思議な空間に迷い込んでしまいました。
では、この景色を眺めながら、温かいお茶を一杯いただきましょうか。
とにかく今日は花冷えの寒さだったので、ほっとひと息つきますね。
さきほど、お寺の境内で買ってきた桜葉もち。
静岡の松崎町にある和菓子店「桜味堂」さんが、この時期だけ出張してきて販売されているということで。
小ぶりの、本当にお寿司のような、綺麗な葉にくるまれた桜葉もちです。では、ちょっといただきながら、今年も、こんなひとときを過ごせたことに、感謝です。
経る時 / 松任谷 由実
今日のコードは「桜ふる、春の庭で」。
世田谷の大蔵にある、「妙法寺」にお邪魔して、樹齢75年を超えるしだれ桜をはじめ、境内の桜を眺めながら歩いてきましたが、ここからは、このお寺の歴史について、今日、おつとめをされている、山務員さんと呼ぶんでしょうか。増田さんにお話しを伺います。
ユーミン:どうもよろしくお願いします。
増田:よろしくお願いいたします。
ユーミン:こちらのお寺は、どれくらいの歴史があるんでしょう?
増田:こちらのお寺は出来てから400年近く経っていると伺っております。
ユーミン:江戸末期?
増田:そうですね。
ユーミン:お庭が本当に素晴らしくて、この広さでこの景観・・・お手入れも大変でしょうね。
増田:こちらのお寺にお手伝いいただいている方がおりまして、お掃除と、それから、お檀家さんの中に植木屋さんがいますので、定期的に入っていただいて綺麗にしていただいております。
ユーミン:私はこの季節ではなくて、お花を見に来た覚えがあるんですけれど、このお寺の代表的なお花はどんなものがありますか?
増田:今ですと、この桜ですね。しだれ桜とこちらの白い桜・・・大島桜というんですが、あと、本堂の脇にピンク色のお花の八重桜があります。
今日はしだれ桜と大島桜と八重桜が全て咲いているということで、すごく良いときに来ていただきまして、すごくうれしく思っております。
ユーミン:トリプルレッド(笑)。
増田:はい!
また、夏は蓮の花が駐車場の方に、そして秋には彼岸花が咲いております。
ユーミン:ところで、「妙法寺」といえば、おおくら大佛ですけれど、我が家の辺りからも光線が見える時があるんです(笑)。
この近辺が地元なものですから・・・驚きの仕掛けについて教えていただきたいのですけれど。
増田:こちらのお寺の大佛は回る仕掛けになっております。昼間はお寺の本堂の方を向いておりまして、お寺やお墓のご先祖様をお守りしていただいております。朝と夕方、そして夜は世田谷通りの方を向きまして、登下校をされる小学生の交通安全を見守ったり、また、世界平和を祈念しております。
そして大佛さまの正面に行っていただきますと、大佛さまが本堂の方から参拝してくださっている方の正面を向いてくださいます。お参りをしていただくと、大佛さまも向いてくださるという仕掛けになっております。
ユーミン:今度、ぜひ妙法寺に確かめに来てください。
増田:よろしくお願いいたします。
ユーミン:世田谷を見守る高さ8mの大きな大佛。久遠実成(くおんじつじょう)の本佛・お釈迦様・・・時刻によっても、様々な人達を見守ってくださっているようです。
このお寺は、ご近所ではどういう役割を担っていらっしゃるんですか?
増田:当山は地域に根差したお寺を目指しております。2月にはこちらのお寺で「二の午祭」というお祭りがありまして、近隣の小学校の生徒をお寺にお招きしまして、餅つきをしているところを見ていただいて、つきたてのお餅を食べていただいたり、凧揚げやコマ回し、ベーゴマなどの昔遊びをしていただいて地域の方々と交流をしております。
ユーミン:つくづくお寺って、心落ち着く場所ですよね。
増田さんもおつとめというか、日々お祈りなどされていると思うんですけれども、そういうオーラがこのお寺にも充満している。それが心落ち着かせてくれるんですね。
増田:ありがとうございます。
ユーミン:今年も、こんなひとときを過ごせたことに、本当に感謝です。というわけで、増田さん、ありがとうございました。
増田:こちらこそ、どうもありがとうございました。
散りてなお / 松任谷 由実
今日は、「桜ふる、春の庭で」というコードで、私の地元、世田谷の妙法寺の桜を見ながら、お送りしてきました。
桜の木を見上げるお花見は、1年に1度、私たちを立ち止まらせてくれる、特別な時間です。
川端康成も、小説『古都』の中でこんなセリフを書いていました。
「御室の桜も一目見たら、春の義理が済んだようなものや」。
まさに、桜を見るのは、「春の義理」。
桜が毎年、義理堅く咲いてくれるんだから、私たちも、こうして桜に会いにこないとね。
すでに花が散って葉桜になってしまった地域の方も、桜の満開を待つ地域の方も、それぞれの時間を、味わいつくしましょう!
くれぐれも、花冷えだけには、気を付けて。夜桜見物は、暖かくしてお出かけください。
もし、桜の季節が終わっていても、おおくら大佛は夕方5時から翌朝9時までライトアップされますので、ぜひ、ひと目拝みにいらしてください。
最後に、番組からのお知らせです。
4月18日と25日は、出会いの春の特別企画「My First Yumingリクエスト」を開催します。
いつ、どこで、どんなシーンで、ユーミンの曲と初めて出会った?
そんな思い出の曲を、出会いのエピソードと共に教えてください。
ただいま、番組ホームページのメッセージフォームにて、募集中です。
あなたからのリクエスト、お待ちしています。
そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページやツイッター改め「X」、Facebook、インスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。




