この先、お盆の時期まで連休もないし、早めにカラダを立て直したいものです。
今日のコードは「Yuming's kitchen～ingenuity」です。

■今週のChordは“Yuming's kitchen～ingenuity”

Kitchen / SZA

キッチンで踊りながらキスをした日々・・・昨年のグラミー賞で最多ノミネートされるなど、いま最も注目されているシンガーソングライターのひとりです。
お送りしているのは、SZAで「Kitchen」。

そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
ようやくやってきた連休明けの週末、みなさん、お疲れが出ている頃じゃないですか？
この先、お盆の時期まで連休もないし、早めにカラダを立て直したいものです。

そこで、今日のコードは「Yuming's kitchen～ingenuity」。
そして今日は、日韓共同制作による金曜ナイトドラマ、『魔物(마물)』のオリジナルサウンドトラックに参加した新曲を、どこよりも早くオンエアします！

と、さりげなく告知しましたが、心のなかのモンスターを呼び覚ます金曜ナイトドラマ、『魔物(마물)』・・・濃密な世界にどっぷりハマっている方、増えていますよね。

そんな中、先週の第3話で、私の歌声が聴こえてきたことにお気づきでしょうか？
わたくし松任谷由実がオリジナルサウンドトラックに参加した新曲を今日、番組でオンエアしますので、お楽しみに。

そして！今日のコードは、日本語に訳すと、「ユーミンの台所～創意工夫」。
このコードに決まったきっかけは、最近、本格的に自炊を始めたスタッフの悩み相談でした。
「キャロットラペの味付けなんですけど・・・お酢をいれたら今イチで。どうしたらいいんですか？」って。
キャロットラペ。一般的には、にんじんしりしり・・・でもないか（笑）。にんじんを千切り、細切りにしたサラダのことです。私のキャロットラペは、にんじんをピーラーで削って、ホワイトバルサミコを使うんですよ！

改めてレシピを言うと、スライスしたにんじんに、私の場合はまず、バージンオリーブオイルを回しかけてコーティングするんですね。そして塩こしょう、それから出来ればレモン汁を絞り、ホワイトバルサミコを酸味のメインにします。
レーズンを入れると美味しいです。レーズンは先にホワイトバルサミコにほんの少し漬けてふやかして柔らかくしておいた方がいいですね。そしてにんじんに混ぜる。

ホワイトバルサミコは、ポピュラーな黒のバルサミコよりも熟成期間が短い、色の淡いバルサミコです。華やかで自然な甘みのある、さわやかな味わいです。
私はネットで購入していますけれど、いろんな銘柄が出ています。

・・・で、そんな風に、番組の打ち合わせ中にお料理のお悩み相談が繰り広げられているんですが、今回は、みなさんのお役にも立つかもしれないレシピやちょっとした工夫を、ご披露します。

ところで、連休明けのこの時期に体調を整えるなら、旬のお野菜が欠かせません。

春野菜を味わうレシピ・・・グリーンな温野菜はどうでしょうか。
アスパラガスを3等分くらいの長さに切ります。それから私はスナップエンドウが大好きなので、筋を取っておいてサッとゆでます。そら豆も良いですね。ちょっと面倒かもしれないけれど、ゆでて皮をむいておいて、それらを合わせてしまう。
先にバージンオリーブオイルを回しかけちゃって塩こしょう、そして酸味をそこに足して混ぜるだけで食べられます。

あとは、私は菜の花がすごく好きで・・・菜の花のパスタは美味しいですよ。たんぱく質は菜の花の香りを邪魔しないように、ささ身とかにします。菜の花のペペロンチーニですね。
本当はアサリがすごく合うんですけれど、買い置きするのにちょっと不便なので、ささ身で十分だと思います。

本当はもっといろいろご紹介したいんですけれど・・・参考にしてみてください！　　　　　　　　　
では、ここで今日のコード「Yuming's kitchen～ingenuity」にちなんで、原田知世さん、大貫妙子さんで「ベジタブル」。

ベジタブル / 原田知世 & 大貫妙子

今日のコードは、「Yuming's kitchen～ingenuity」。
基本的には毎日キッチンに立って料理をし続けてきた、働く主婦のわたくし、松任谷由実が、簡単だけど栄養たっぷり！・・・そんなレシピをご紹介しています。
続いては、忙しいスタッフたちからよく聞かれる、こんなお悩み。
「体調がよくないとき、疲れ切っているときに作るなら、何がおすすめ？」。

私は、基本的に季節を問わず、身体を冷やさないように温かいものを食べるようにしているんですけれど、例えば、いかにも胃腸にやさしい豆乳鍋！

ベースの鍋つゆは「豆乳」です。成分無調整が良いと思います。
まず、土鍋に自分の好きなお味噌を大さじ2杯くらいを入れて、豆乳でくるくるのばしていくんですね。それですでにお味噌のうま味が豆乳と合わさってベースになるんですけれど、物足りないかなと思う人はお出汁を取っておいて混ぜれば良いと思います。
そして、できあがったときに湯の花みたいに半分お豆腐になるみたいなダマになるんですけれど、驚かないで。それも湯の花だと思って優しくいただいてください。

おすすめの具材は、共食いみたいですけれど、豆腐類・・・厚揚げがいいと思います。そして、きのこ類。エリンギがことのほか合うと思っています。しめじももちろんいいです。エリンギは薄切りにしてね。
それから、たんぱく質は豚バラがいいかな・・・。そして絶対に合うと思っているのが、レタスなんです。まるごと1個。芯を上から見てバッと潰すとポシャッと分かれるんですが、そのままでいいです。それを4つくらいに割いて入れるんですね。
そして、すりごまをわりとたくさん。最初のベースのつゆに入れちゃってもいいですし、煮えているところに振りかけてもいいですし、めいめいの器にぽん酢を入れて、そこにすりごまを入れてもいいです。

ぽん酢なんですけれど、ぽん酢はぜひ贅沢してほしいなと思います。こだわってほしいです。

そうそう、「おうどん」というと病人食なんですよね。本当に優しいです。温かいうどん・・・もちろん冷たいうどんも美味しいですけれど、私は釜揚げうどんが好きかな。

冷たいおうどんの場合は、いろんな食べ方ができます。一緒についてくる生じょうゆだけで食べる・・・バンカラつわものです。
それからおろし生姜とあげ玉を用意しておいて、ちょっとめんつゆをかけて・・・すだちがあると最高ですね。

あと、カルボナーラ的にゆでたてのものに、生卵を入れて、半分固まったようなところに生じょうゆで食べるのも最高です。

夏こそ、温かいものだ！って思っているんですけどね。
分量などは適当でしたが、ざっくり伝授いたしました。ぜひ、試してください。

聴こえてきたのは、日韓クリエイターの共同制作による完全オリジナルドラマ、『魔物(마물)』のオリジナルサウンドトラックですが、毎週金曜、夜11時15分からテレビ朝日系にて放映されている、“地獄のラブサスペンス”。予想を裏切る怒涛の展開にくぎ付け、ですよね。
麻生久美子さん、塩野瑛久さんほか、「やってくれそう」感たっぷりの俳優さんたちが熱演中ですが・・・そういえば、やはり出演されている佐野史郎さんからうちの松任谷のところに連絡が入って、私がそのサウンドトラックに参加していることに、さっそく、お褒めのお言葉をいただきました（笑）。

そんなわけで、参加している新曲「岩礁のきらめき」という曲・・・90年代を彷彿とさせる青春。これがね、ダークな、ちょっとホラーなサスペンスとあいまって、切な～い感じになるんじゃないかと思っています。

では！ドラマをリアルタイムでご覧になっている方はもちろん、テラサやPrime Videoのグローバル配信でこれから追いつこう！と思っている方も、じっくり、聴いてください。

岩礁のきらめき / 松任谷 由実

お送りしたのは、テレビ朝日系・金曜ナイトドラマ『魔物(마물)』のオリジナルサウンドドラックから、松任谷由実で「岩礁のきらめき」でした。


今日は、「Yuming's kitchen～ingenuity」というコードで、主婦歴およそ50年！のわたしが、お料理の悩みにこたえつつ、おすすめのレシピをいくつかご紹介しました。
メモが間に合わなかった！という方は、radikoで1週間、聴くことができますので、改めてチェックしてみてくださいね。

そして、しつこいようですが、これから蒸し暑い季節がやってきますけど、そんなときこそ、温かいものを食べて養生してくださいね。

そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページやツイッター改め「X」、Facebook、インスタグラムなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。