旅に出る人はもちろんのこと、送り出す人たちも、一緒に行った気分になれるお土産バナシが楽しみ。そして、まだ観ぬ世界の扉をひらいてくれる、ご当地土産ももちろん、うれしい!
今日のコードは「Happy souvenirs」です。
■今週のChordは“Happy souvenirs”
Souvenir / Avril Lavigne
お送りしているのは、2019年にリリースされたアルバム『Head Above Water』から、Avril Lavigneで「Souvenir」。
そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
いよいよ8月、バカンスシーズン!
旅に出る人はもちろんのこと、送り出す人たちも、一緒に行った気分になれるお土産バナシが楽しみですよね。
そして、まだ観ぬ世界の扉をひらいてくれる、ご当地土産ももちろん、うれしい!
そこで、今日のコードは「Happy souvenirs」。
そもそも、お土産という言葉の語源を調べてみると、諸説あるようで・・・「土産」とは、人に贈るため旅先で求めたその土地の名産品のこと。
だから「土地」の「産物」と書くようになったという説。これ「土産(どさん)」と書いてみやげって読むのが日本語の私の中では七不思議のひとつなんですけれど。
土地や品物の良しあしをよく「見」て選び、人に差し「上げる」品物が「ミアゲ」で、それが「ミヤゲ」に転じた、という説。
また、「お宮」の「宮」と、ものを入れる容器を意味する「笥(け)」と読む漢字を組み合わせた、「宮笥(みやけ)」が語源で、もともとは神社のお札やお供え物を入れる容器から来ている、という説もあるそうです。
これはかつて、理由がないとなかなか旅ができない庶民が、唯一、行きやすかったのが「お伊勢参り」だったそうで、神宮でもらうお札は持ち帰りやすく、お参りした証拠や記念になる、という、「おみやげ」の要素があったから・・・ということらしいです。
いずれにせよ、お土産というのは、目上の人や大切な人に、出かけた土地の「よいもの」を差し上げる、ということなんでしょうね。
と、いうことで今回は、うれしくなったり、発見があったり、くすっと笑ってしまったり・・・そんな、「いただたいたお土産」の話からしていこうと思うんですが、最初に思いついた、ここ最近の「お土産」でインパクトがあったのは「歯磨き粉」。
正確に言うと、松任谷さん行きつけのとあるお店の人が、スリランカにスパイスを買い付けに行ったときのお土産なんですが、それが、「インドとスリランカに5000年以上前から伝わる伝統的な健康・美容法」、ア―ユルヴェーダの歯磨き粉なんです。
スリランカのシッダレパ社の「Supirivicky」という商品で、日本からネットでも買えるようですが・・・その説明によると、クロコショウ、カンゾウ、シナモン、チョウジといったスパイスや、ア―ユルヴェーダの香草が調合されています。
色はね、緑の沼みたいな色なんですね。使い心地はね・・・これが意外にいいんですよ。スッキリします。
こういう日用品、コスメ関係や美容関係のモノは、お土産の定番!
それで思い出したのが「百合油」です。
最初の出会いは、ずいぶん昔、東山紀之さんにお土産にもらったんですよ。風邪のときに吸い込むと咳とかに効くし、筋肉痛?踊りをすごく踊る人だから、サロメチール的に塗ってもいいし、ということで。それから常備するようになっちゃいました。自分でも、上海や香港へ行くと空港でも売っていますし、ネットでも買えます。
虫刺されにすごくいいんです。蚊に刺されたときとかに。かゆみ止めはいろいろありますが、これが最速で痒みが引きます。
ご当地の食べものやお茶をいただくこともありますね。
「シャングリラ」に出演してくれていた、ロシアのパフォーマーたちからもらったロシアのお菓子の強烈な甘さといったら!・・・なぐられるようでした。
普通の原稿用紙くらいの大きさのチョコレートなんですよ。板チョコというのか、外にチョコレートの茶色に白いクリームでクレムリン宮殿が描いてあるんですよ。だから、切るのがもったいなくて。そのままずっと家にあるんですけどね。
お土産をいただいて、食べてみたり使ってみたりすることで、日常に新しい風が吹いてきます。
思い出しただけでその土地の風景が目に浮かんだり。それが遠い国のものだったり、行ったことがない場所だったら、なおさらのことですね。
自分まで、旅に出たような気分になって、リフレッシュされたりもします。
ではここで、今日のコード「Happy souvenirs」にちなんだ1曲を。
All Around the World / Lisa Stansfield
今日のコードは「Happy souvenirs」。
かつて、みうらじゅんさんが、誰がこんなものを買うんだろう・・・と思ってしまう、もらっても微妙なお土産物のことを、「いやげ物」と名付けていましたけれど、この「いやげ物」こそ、思わず笑ってしまう、味わい深いものばかり。
ひょうたんとか掛け軸、栓抜きやヤシの実の人形などがあげられていましたが、私の場合はですね、ちょっと人が気味悪がったり怖がったりして買わないものに惹かれる傾向があって・・・印象深いのは、ペルーに行ったときに、道ばたで、よくタランチュラ、大きいクモの剝製をゴロゴロ売っているんですよ。安っぽいガラスケースに、大きさは大体男の人の手のひらくらい。もっと小さいものもあるんだけど。思わず買ってきて、日本に着いてしばらくしたらすぐカビちゃって。やっぱりペルーは乾燥しているのかな。
乾燥している場所から日本に持ってきてダメになったものってけっこうありますよ。楽器とか・・・セネガルの楽器。楽器関係はまずダメですね。日本はいかに湿度が高いかと思うんだけれど。
それからね、珍しい話になっちゃうけれど、モンゴルに行ったときに、ウランバートルという首都の博物館に見学に行ったんですよ。そうしたら、博物館の売店で2万円くらいで恐竜の卵というのが売っていたんです。この番組で話したことがあるかな・・・絶対にほしいと思って買いました。それで、その後、約2週間モンゴルに滞在して日本に旅立つときに、バンダナに包んでトランクの底に入れておいた恐竜の卵、空港で取り上げられたんです。国外に持ち出しはできない。だから、2万円なにがしかのお金はグルグル回っているわけです。絶対に取り上げられるから・・・ひど~いと思って(笑)。
あと、自分にひど~いと思ったのは(笑)、80年代にすごく爬虫類好きだった頃があって。ダラスの空港にトランジットで行ったときに、待合ロビーのウィンドウに、ピッカピカの素晴らしいワニのトランクというかダッフルバッグみたいものが置いてあったんですよ。目が釘付けになって、絶対買う!と思って、吸い寄せられるように・・・でも、どこにも値段が書いてない。なんだ?と思って見たら、こういうものを買ってはいけません、という展示でした(笑)。
でも、そういうショックがほしいね。そういう驚きとか、自分のなかに受けた衝撃とかロマンはどこでも持ち出し自由だし、一生ついてまわるので、私はこういうコードでお話ししただけで、そこの場所の風景や匂いや一緒に行った人たちのさまざまなものが、四次元以上の空間で自分のなかによみがえってくる。それをお土産にしたいですね。
さて、お送りする曲は、一度も行ったことがない、旅行書を見ながら自分の中で想像を膨らませて作った曲です。
Holiday in Acapulco / 松任谷 由実
今日は、バカンスシーズン突入!ということで、「Happy souvenirs」というコードで、お土産のお話をあれこれ、お送りしてきました。
改めて、自分で自分のために買ったお土産コレクションを思い出してみると、本当に値段じゃないですよね。行った旅費とかも含めて、高いものでも安いものでも自分にとって、さっきも言った衝撃、ロマンがあるものを持ち帰りたい。よく考えると、人にお土産ってほとんど買ったことがないんですよね。自分のためだけ・・・きっと何かの形で還元してほかの人に届いたらいいなと思っています。
そして、先週もこの番組で発表しましたが、いよいよ、40枚目になるオリジナルアルバムのタイトルと発売日が決定いたしました!
タイトルは、『Wormhole / Yumi AraI』。
11月18日(火)の発売となります。
11月17日(月)からは、全国72公演を予定しているツアーもスタート。
まったく新しい音楽体験をお届けするのアルバムとツアー、ぜひ、ご期待ください!
さらにくわしい情報は、今後、松任谷由実公式ホームページをはじめ、Instagram、Xなどで発表していきます。
もちろん、この番組でも随時、お知らせしていきますので、お楽しみに。
そのほか、私の最新情報や近況は、私の公式ホームページやツイッター改め「X」、Facebook、Instagramなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。

<能登半島地震風化防止プロジェクト>
全国から“思い続ける”というエールを能登へ届けよう
ユーミンの歌がつなぐ「能登エールアートプロジェクト」
全国から“思い続ける”というエールを能登へ届けよう
ユーミンの歌がつなぐ「能登エールアートプロジェクト」