聴いているだけで体感温度がちょっとだけ下がりそうなサウンドをお送りします。今日のコードは「Music like a summer resort」です。
■今週のChordは“Music like a summer resort”
Mystery of Love / Sufjan Stevens
この曲は、暑さで寝苦しいときはもちろん、心を落ち着けたいときに聴く、お気に入りの1曲です。スフィアン・スティーブンス、「Mystery of Love」です。
大好き過ぎて、ここのところ毎年のようにオンエアしているような気がしますが、イントロを聴いただけで、夏の木立やうっそうと茂った林の中の道、森閑とした静けさが伝わってきて、涼しくなってくるんですよね。
失恋が少し遠のいていったなつかしさ、みたいな気持ちになります。
そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
昨日、8月7日に立秋を迎えて、今日からの暑さは「残暑」ということになりますが、まだまだ、酷暑は続きそうです・・・。
この暑さで、できるだけ外出を控えているというか、控えざるをえない。でも、食品の買い出しとかは行かないといけないので、まとめ買いをするのにタクシーで行っちゃうときがあるんですよ。もう本気で。
大きめの銀色の保冷バッグに保冷剤を入れたものを斜めがけにして(笑)。それからエコバッグも持ってショッピングモールへ行き、けっこうもりもりになって、葉物を買うことが多いので、どうしても体積が増えてしまいます。帰りもタクシーで帰ってきます。
いつもだったら運動をかねて行きはウオーキングなんですけれど、暑すぎて。でも、果敢に歩いたときもあるんですよ。そういう場合は小さな保冷剤が4つくらい入るマフラーをして、ウインドブレーカーをすっぽり着てジップアップして、体のなかが涼しいように。30分くらい歩けましたよ。でも、あまり無理するのはやめようと思って。もちろん補水は大事で、家を出る前にお白湯を30mlくらいは飲んで出かけています。
せめて気分から・・・と、いうことで、涼感アイテムも。この時期、ガラスの食器はいろいろ出していますね。出してるというか、私の場合は、ガラス食器入れがひと棚あるんですけれど(笑)。
沖縄ガラスとか味わい深くて良いです。それから北欧のガラス食器とか、ガラスの箸置きとか良いですよ。
それでは、続いてノルウェーを拠点に活動するシンガー、ソングライター、プロデューサーのオーロラの曲をお送りしましょう。
ケイティ・ペリーやビリー・アイリッシュほか、たくさんのアーティストを虜にしているオーロラですが、その音楽性はもちろん、2019年公開のディズニー映画『アナと雪の女王2』では、“不思議な声”役として出演して、劇中歌「Into the Unknown」にもフィーチャリングされて・・・豊かな才能の持ち主です。若いエンヤ、という感じもしますけどね。
今日は、2024年にリリースした4枚目のアルバム『What Happened to the Heart?』から、ヒートアップした心身をクールダウンしてくれるこの曲をお送りします。
The Conflict Of The Mind / AURORA
この声とサウンド・・・聴いているだけで浄化されそうです。
お送りしたのは、オーロラで「The Conflict Of The Mind」でした。
続いては、アイスランドのバンド、シガー・ロスの名曲を。
Hoppípolla / Sigur Rós
こういう音楽は、リゾートそのもの・・・と思える、シガー・ロスのこの曲、「Hoppípolla」。
この曲に浸っていると、浄化されてしまうというか、幸せな気持ちに包まれる。そんな力がありますよね。
ちなみに私は、なぜか毎年、苗場で気が付くとシガー・ロスを聴いているんです。雪景色に合います。
今日のコードは「Music like a summer resort」。
リゾート、という言葉は、実はフランス語。
「再び」を意味する”re”と、「出かける、行く」を意味するフランス語の”sortir(ソーティア)”を略した”sort”を組み合わせたできた言葉で、
本来、リゾートとは、休暇を過ごすために「何度も通う場所」という意味なんですよね。
初めての場所へ好奇心いっぱいで出かける旅、というよりも、なじみがあって毎年行くような、くつろげる場所。心身を保養しに行く旅、というニュアンス。
そんなわけで、好奇心が原動力の冒険家としての私は、リゾート地へ出かけることは、ほとんどありませんでした。
でも、しいていえば、よく出かける長野の別荘は、リゾートってことになるのかな。
そこでも好奇心が頭をもたげてしまって。戦国時代には小さい領主がたくさんいて、それを有名なのは武将・・・例えば上杉謙信や武田信玄とか、そういう人が束ねていたんだなという、小さい城跡というのが山のなかにあるんですよ。そこに立って、島崎藤村じゃないけれど、小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ・・・なんて気分になって古い時代をしのんでみたりすると、不思議と心が休まったりしています。
遠くに行かなくてもね、東京でも、ふと、気がつくと素敵な渓谷があったり、ちょっとした森があったり。昨年は、Instagramに等々力渓谷をあげましたけれど、家からもほど近く、でも、気温が3℃くらい低いんですよ。びっくり。
そして、どこにも行かずに音楽で涼みたいあなたに送る最後の1曲は、聴いていると体感温度が下がると言われているんですよ。私の歌のなかでも、本当の意味でリゾートソングかもしれません。
夕涼み / 松任谷 由実
やっぱりこの曲、打ち水効果がありますよね!・・・自画自賛しておきます。
この曲が入っている、1982年リリースのアルバム『PEARL PIERCE』は、アルバム全体も涼感があってオススメです。
アルバム『PEARL PIERCE』から「夕涼み」でした。
今日は、「Music like a summer resort」というコードで、木陰で休んでいるような、涼し気な曲を集めてお届けしてきました。
音楽でひとときの涼を感じていただけていたら幸いです。
ゆったりとした気持ちになれる、リゾート。
それは、何度でも訪れたい、故郷のような場所のことでもあります。
たとえば・・・私にとって、石川・能登の海は、そのひとつ。
先月末には、輪島市の輪島港と離島の舳倉島(へぐらじま)を結ぶ定期船、「希海(のぞみ)」が1年7か月ぶりに運航を再開した、というニュース。
その輪島港を拠点としている海女さんたちの漁はすでに始まっていて、たくさんの「もずく」が獲れたそうです。
そんな話を聞くたびに頼もしく想う一方で、被災地への関心が風化していくさびしさもぬぐえません。
こうしたなか、「“思い続けること”も支援のひとつ」というメッセージを込めて、この番組もネットしているエフエム石川で、「能登エールアートプロジェクト」が展開されています。
このプロジェクトは、私の楽曲をテーマにして、能登への応援メッセージを添えた「絵ハガキ」を全国から募集し、それを能登地域で展示することをはじめとして、さまざまに活用する、というものです。
「アートで“能登とつながり、思い続ける”支援」のカタチです。
絵ハガキのテーマにしていただくのは、こちらの5曲。
「acacia[アカシア]」「ひこうき雲」「やさしさに包まれたなら」「春よ、来い」そして、「守ってあげたい」。
ここから1曲を選んで、郵便ハガキにその曲の世界観を自由に表現しながら、オリジナルのエールアートにしていただければと思います。
締切は10月31日、金曜日。
集まった絵ハガキは、能登の各所で展示予定ですので、気軽にご参加くださいね。
「能登エールアートプロジェクト」の詳細は、エフエム石川のホームページをご覧ください。
「Yuming Chord」のホームページからも、リンクを張ってあります。
能登に寄せる想いをアートでつないで、未来へのエールを贈りましょう!
たくさんの方のご参加、お待ちしています。
そして私も、まだ見ぬ未来への一歩を踏み出します。
40枚目となるオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』を、この秋、11月18日にリリースします。
11月17日からは、全国72公演のツアーをスタートさせます。
異なる時空や多次元をつなぐ新たな音楽体験、楽しみにしていてください。
ツアーのスケジュールなどくわしい情報は、松任谷由実公式ホームページをはじめ、Instagram、Xなどをチェックしてください。さらにTikTokも始めましたよ!「松任谷由実」で検索してくださいね。

<能登半島地震風化防止プロジェクト>
全国から“思い続ける”というエールを能登へ届けよう
ユーミンの歌がつなぐ「能登エールアートプロジェクト」