毎日ステージに立つわけじゃないんですけれど、なかなか、生活のペースを作っていくのが難しい。そんな私を支えてくれるのが、こちら。今日のコードは「Delikatessen」です。
■今週のChordは“Delikatessen”
Vegetables / The Beach Boys
思わず聴き入ってしまいました。野菜をかじる音も印象的でした。
1967年のアルバム『Smiley Smile』からの1曲。
お送りしたのは、The Beach Boysで「Vegetables」。
そんな1曲でスタートした『Yuming Chord』。
何かと気ぜわしい年度末。ご自身やご家族の移動やら進学やら仕事の変化やら・・・対応に苦労されているかもしれませんが、私も、「THE WORMHOLE TOUR」の真っただ中!
毎日ステージに立つわけじゃないんですけれど、なかなか、生活のペースを作っていくのが難しい。
そんな私を支えてくれるのが、こちら。今日のコードは「Delikatessen」です。
長く続いているこの番組でも初となる、ドイツ語のコード、「Delikatessen」。
直訳すると「繊細な(delikat)」「食べものたち(essen)」。
そこから、「美味しいものを売るお店」のことを指すようになったそうです。
日本語にするなら「お惣菜屋さん」ですね。
お惣菜、ホントにお世話になっています!
全部お惣菜でそろえるわけではないけれど、もう1品ほしいな・・・というときによく利用します。
こだわりは、お惣菜こそ、買ったらちゃんとそれに合う食器に移して食べる。決してプラスチックパックのまま、そこから食べたりはしませんよ。
かつて、お惣菜を買わない派の意見に、「高くつくから」という声もありましたが、今や、食材そのものが高くて、手のこんだものを作るとなると、でき上がったものを買ったほうが安あがり、なんてことも言われています。
さて、聞くところによると、2020年に「ポテサラ論争」というものが勃発しました。
スーパーで小さな子を連れた女性がお総菜コーナーのポテトサラダを手にしていると、その女性に、高齢の男性が「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と、言ったんだそうです。
それを目撃した女性が、その母親の前で子連れの自分もポテサラのパックを購入して、このエピソードを当時のTwitterに投稿。それをきっかけに賛否両論飛び交って、ワイドショーなどにもとりあげられていた、という騒動でした。
最近はさすがに、この男性のような発言は少なくなったと思いますが・・・だったら作ってみろ、という。ポテトサラダも、簡単そうに見えて、本気を出して作ると、手間、かかりますよ。凝ったらキリがない。
私が考えうる、すごく凝ったポテトサラダだとしたら・・・ポテトはもちろん入るじゃないですか。それからキュウリを薄切りにして塩もみにしておいて、固ゆでのゆで卵を切って入れますね。あと、彩りにラディッシュ。
そして、パセリを上に散らしたいですね・・・なんてことを考えたら、買っちゃった方がいいですよ。
ポテトサラダの場合は、私は沖縄ガラスのほどよいボウルに移しますね。とてもポテトサラダに合うと思います。
雰囲気を変えたかったら、南仏っぽい、ぽってりした、すぐ欠けやすいけれど、そういうお皿もいいですね。シシリーのボウル、みたいな。
本当に、お惣菜は食器にこだわると立派な1品になるんですよ。それを面倒くさいと言ってたら始まらないんだけどね。
ちなみに、日本の「お惣菜屋さん」のルーツは、江戸時代の「煮売り屋」といわれています。
特に、独身男性が多かった江戸の町で重宝されていたそうですが、ご飯のほか、魚や野菜、豆などを煮たものを売っていたお店や屋台のことで、お酒も一緒に飲める「煮売り酒屋」として繁盛したとか。これが「居酒屋」のルーツだそうです。
さらに、文明開化を経て、コロッケやフライなども扱う現在のお惣菜屋へと進化していったそうですよ。
ネットショッピングもなかった当時、「食」の世界を広げて、豊かにしてくれたデリたちに、改めて感謝、ですね。
ではここで、「Delikatessen」にちなんだ1曲を。
Delicious / Deni Hines
お送りしたのは、オーストラリアのシンガー、デニ・ハインズ。
1997年のアルバム『Delicious』から、「Delicious」でした。
忙しい年度末こそ、お惣菜に頼ってヨシ!・・・ということで今日のコードは「Delikatessen」。
「おかず」というわけではないですが、私がデパ地下でよく購入するのが・・・まず、アジアンダイニングというものがあって、カジュアルにアレンジされた酢豚とか、ベトナム風のサラダとか、アジアのあちこちのものが並んでいるんですね。
あれもこれも、と買うと、お値段すごくなっちゃいますね。
あと、よく買うのが、カイザーの骨付きハム。
カイザーは、東京・品川に本社を構える大和食品工業さんが創業当初から大切にしてきたブランドで、1948年に創業者の竹内氏がドイツ人マイスターから学んだハム・ソーセージの製造方法を守り、継承して今に至るそうです。本場ドイツの伝統に敬意を表して、皇帝、という意味をもつドイツ語「カイザー(Kaiser)/カイゼル」と命名したそうです。
いわゆるスーパーでパックになっているハムと格段に違うんですよ。塩が違うかな・・・薄味で、良いお塩でできているから、奥深い味がするんですね。
紀ノ国屋くらいでしか売っていない、ライサンドウィッチブレッドという、ライ麦の薄切りのパンがあるんですけど、それにチェダーチーズのシートとそのカイザーの骨付きハムを挟むだけ。バターとかマヨネーズとか何もつけずに・・・それですごくおいしいんです。
苗場のときとかに、滞在期間が長いから、それぞれを冷凍にしておいて、“明日あたり食べたいな”というときに冷蔵庫へうつして、ただ挟んで、紅茶を淹れて食べていました。
ベーコンもすごくおいしくてね、燻製ベーコンが月に1回くらい売っているんですけれど・・・いつもあるわけじゃないんです。味が格段に違うので、好きなサイズに切って、ペンネとかを作るときに入れるとすごくおいしいです。
昨年から全72公演のツアーに出ているので、ツアーのケータリングは各イベンターさんが本当にこだわってくれて。私のことはいいから、スタッフがおいしく、勤労意欲がますます湧くようにケータリングを充実させてください、と言っているんですけど、本当においしいんです。私ももちろん、栄養バランスをちゃんと考えてくださっているので、ランチはしっかりツアーのケータリングで食べます。
そういえば、この間まで苗場にずっといたんですが、苗場のケータリングがめちゃくちゃおいしくて。以前はいろいろな民宿から日替わりでケータリングをしてもらっていたんですが、キャシーズ・インというところからとりだしたら、本当においしくて、スキー場の周りのいろいろな行きつけのお店がどんどんクローズするなか、ケータリングでこと足りて、満足感いっぱいで、スタッフも喜んで、とてもありがたいです。
さて、海外でも、街に溶け込んだ地元のデリが色々あって、ツーリストにも便利です。デリカテッセンの一番もとになっているのが、「ジューイッシュデリ」なんじゃないかと思うんですけれど。
ニューヨークは、デリのなかでも盛んですよね。ユダヤ系の「ジューイッシュデリ」。
有名なのは、創業1888年の老舗、ロウワー・イーストサイドの「Katz’s」。
映画にもよく使われたりしていて、パストラミサンドが有名です。
パンもいろんな種類のものがワーッと並んでいて、お肉系もハムも何種類もあって、大きさが様々なんですよね。
ユダヤ教徒が食べてもいいものを扱うコーシャー式の店、「カーネギー・デリカテッセン」も人気でした。
色々と組み合わせができるので、その時の気分に合わせて食卓を豊かに出来る・・・作る人たちの“誇り”や“心意気”がさりげなく伝わってくる「Delikatessen」。
これからも、頼りにしていきますので・・・よろしくお願いします!
では、今日のコードにちなんだ私の曲を。食べ物の曲はあんまり無いんですけれど、ランチが出てくる「まぶしい草野球」をお送りします。
まぶしい草野球 / 松任谷 由実
久しぶりに聴きました。季節がピッタリだったような気がします。
お送りしたのは、1980年リリースのアルバム『SURF&SNOW』から「まぶしい草野球」でした。
今日は「Delikatessen」というコードで、私が頼りにしているお店や、デリ・お惣菜との付き合い方をお話してきました。
そうそう、最近はね、「PARIYA」というデリカテッセンのお店があるんですよ。何かの仕事のときに、スタジオで久しぶりに食べて、おいしいな、と。それが地元にあったんですけれど、撤退しちゃって、しばらく食べる機会がなかったんです。
デリ専門のお店があると便利ですよね。
そして!デリカテッセンでおいしいものを調達してパワーを蓄えつつ、「THE WORMHOLE TOUR」の第二期も、はりきって各地へ出向いています。
来週末には大阪2Days公演を予定しているんですが、大阪のデリ・・・興味ありますね。
ソース系とか粉もの系が充実していそうなイメージですが・・・ただね、さっきも言ったように、大阪はひときわケータリングがすごいんですよ。縁日みたいになっていて。キョードー大阪さん、ありがとうございます。
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