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世田谷のお寺・「妙法寺」から、お花見をしながらお送りしています。
今日のコードは「春時雨~桜舞う庭で」です。

■今週のChordは“春時雨~桜舞う庭で”

うちの近所だから歩こうかなとも思ったんだけれど。雨も風情があるじゃないですか・・・あの、くじけました。かなりの雨です。
でも、本当に雨も桜に似合うんですよね。

今日は、「春時雨~桜舞う庭で」というコードで、世田谷の成城学園前の駅から歩いて15分ほどのところにあるお寺、東光山・妙法寺から、お届けしていきます。

この時期、ご近所の方も見にいらっしゃるという知る人ぞ知る桜が、樹齢75年を超える枝垂れ桜。

昨年も触れましたが、このあたり一帯、桜スポットがたくさんあるんです。中でも、こちらの桜は「世田谷の名木100選」に選ばれている、特別な桜です。
この時期はご近所の方のために、夜はライトアップされているそうですが、春の雨の中たたずんでいる様子は・・・私はグレーとピンクって最も合う色のコンビネーションだなと思っていて、かえってこのくらいのお天気が美しいなと、改めて思いました。

この時期にこのお寺に来ると「花より団子」になってしまうんですよね。
桜の時期だけ、静岡から出張販売をしにきている桜餅のお店がありまして、西伊豆にある松崎町のお店、「桜味堂」さんオリジナルの「桜葉もち」が絶品です!
さきほど、お寺の境内にある出張売店に寄ってきたんですが、そこでのお話・・・聴いていただきましょう。


ユーミン:こんにちは。

桜味堂:1年のご無沙汰で。

ユーミン:1年のご無沙汰で。静岡からみえたんですか。

桜味堂:荷物だけは静岡から来ますけれど、私はこちらです。

ユーミン:そうですか。桜味堂さんの桜葉もち、本当においしいんですよ。

桜味堂:ありがとうございます。

ユーミン:桜の香り、味がすごくて。

桜味堂:塩加減がちょうど良い感じで。

ユーミン:そうですね。いつも疑問に思っていて・・・ひょっとしたら昨年も言っているかもしれないけれど。桜の葉っぱは、昨年の葉を塩漬けにしているんですよね。

桜味堂:それをまた戻して。戻すときに塩加減をちゃんと吟味して。

ユーミン:お塩もこだわっているんですか。

桜味堂:これは昔の写真ですけれど、昔はこのようにして漬けていて。

ユーミン:すごく綺麗!

桜味堂:今はこんなに大きな樽では漬けていないんですけれど。50枚ずつ束ねて。こだわりは葉っぱも一緒に召し上がっていただきたいので、葉脈の太いものはよけて。

ユーミン:硬いですからね。

桜味堂:柔らかいところだけを使っています。

ユーミン:昨年の収録の2、3日あとに、お店へ。

桜味堂:おいでになられましたね。

ユーミン:毎年ここにいらして、今年の桜はどうですか。

桜味堂:今年は初めはちょっと寂しいかなと思っていましたけど、そこそこ咲いてきました。昼間は寂しいですけど、夜はライトアップしてますので、大きく見えますね。

ユーミン:じゅうぶん賑やかですよ。

桜味堂:この小屋の上の桜は、1本の木から3種類くらいの咲き方をするんですよ。

ユーミン:それは接ぎ木をしたわけではなくて、自然に?

桜味堂:自然にそうなったみたいですね。だから、名前がわからないので、妙法寺にあるから「妙法寺桜」と私たちは言っているんですけれど。

ユーミン:なるほど。この雨の音がパチパチ入るのが風情があります。


春よ、来い / 松任谷 由実

今日のコードは「春時雨~桜舞う花の庭で」。
世田谷のお寺・「妙法寺」から、お花見をしながらお送りしています。
ここ、妙法寺は日蓮宗のお寺で、現在のご住職は22代目。
江戸時代、寛永年間に建てられた由緒正しいお寺です。
名物は、四季折々の花々が咲く庭園、そして、高さ8メートルもある、大きなお釈迦様。
向きを回転できるようになっていて、夕方5時から翌朝9時までは世田谷通りの方向を向いて、交通安全や世界平和を祈っていてくださるそうです。心強いですね。

今日は雨ということもあって、静かなお寺の境内でゆっくり桜見物をしてきましたが・・・東京で、自宅で桜満開、という休日を、このあいだ迎えましたよ。家から桜があちこちに見えるんです。さきほども言いましたけど、この辺りは桜の名所なので、本数も多いような気もします。

そうそう、ツアー中に見た桜で一番印象に残っているのは、もう20年くらい前になるんですけれど、鳥取から大阪へのバス移動という日があって、山陽道を通るときに、そこからの村々の景色が、ああ、日本、という感じがしました。小学校とか消防署とか。正方形の庭に四角く桜が植わっていて、桜に対する愛情、日本人の愛着というものを感じました。

この番組でも何度かふれていますけれど、曲にした桜の思い出といえば石川県・金沢の桜です。
ひがし茶屋街、主計町(かずえまち)に近い、浅野川大橋の周辺に咲く桜の風景です。
「女川」とも呼ばれる浅野川にかかる橋からの桜並木は、本当にもう埋め尽くされる、川の蛇行にそって桜もゆっくりゆっくり曲線を描いているような・・・今頃がちょうど満開でしょうね。

実は、今週からNHKでスタートした夜ドラ『ラジオスター』の主題歌を、石川への想いもこめて、つくりました。能登へボランティアでやって来たある女性が、災害で傷ついた町を明るくするため、町の住人たちとラジオを開局する・・・という物語なんですが、タイトルは「舟いっぱいの幸を」。
歌ってくれたのはMISIAです。MISIAにNHKの制作側から依頼があり、そしてMISIAから私に書いてくれませんか、と話がきて。2人とも能登を支援しているので、やろう!ということで。ずっと地元のみなさんに寄り添っていけたらうれしい、と思いつつも。もちろんなんですけれど、お互いミュージシャンですから、「寄り添う」と言うのは簡単だけれど、自分が、自分たちができることを形にしたいなと思って作った歌です。

実はこの曲は、のと鉄道の穴水駅ホームで列車の接近を知らせるメロディーにもなっています。MISIAとふたり、「より身近な場所からも能登のみなさんにこの楽曲を届けたい」という共通の想いがあったので、ドラマがスタートするより前に、ホームで聴けるようにしていただきました。これかれも、のと鉄道を使う地元のみなさんの毎日に、ずっと寄り添っていけたら、うれしいですね。

そんなわけで、私の詞にも花がいろいろ登場しますが、「はらはら舞い散る桜は無念の 思い乗せながら」と・・・最新アルバム『Wormhole / Yumi AraI』に入っている「烏揚羽」をお送りしたいと思います。

烏揚羽 / 松任谷 由実

桜の花って、どことなく陰りのある美しさがありますよね。
お送りしたのは、最新アルバム『Wormhole / Yumi AraI』から「烏揚羽」でした。


今日は、「春時雨~桜舞う庭で」というコードで、地元、世田谷にあるお寺、妙法寺の境内の枝垂れ桜を眺めながらお送りしてきました。

春に三日の晴れなし、ということわざもありますけど、この時期に大陸から移動してくる高気圧は、その規模や日本付近に居る期間が3~4日くらいで変化するそうで、お天気や気温がめまぐるしく変わりますよね。
雨ひとつとっても、春の温かさを感じるしっとりとした雨もあれば、季節が急に戻ったような冷たい雨もあって・・・ホントに、服装選びや体調の管理も難しいです。

そしていつもにも増して、睡眠と食事には気を遣います。身体は基本、冷やさない!・・・と、言いながらも、ツアー中、適度に自分にごほうびも与えつつ、全72公演をコンプリートしたいと思います。

「THE WORMHOLE TOUR」、第二期も京都、愛知、東京を無事終えて、今週末は、第一期に続いて再びの大阪・フェスティバルホールへ。
桜、観られるかな・・・。満開はきっと過ぎていると思いますが、そのくらいの桜もまた、風情があるというものです。
さらに、そのあと今月は鳥取、東京、愛知へ伺います!
桜前線ならぬ、ユーミン前線、チェックしてくださいね。

コンサートの日程やチケットに関するくわしい情報、私の最新情報や近況は、松任谷由実公式ホームページXInstagramTikTokなどでお知らせしています。
ぜひ、チェックしてみてくださいね。

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