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よしひろさんオススメの映画情報!(2017/10/19)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、先週末の全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 アウトレイジ 最終章 』(公開2週目)

第2位『 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 』(公開1週目)

第1位『 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」 』(公開1週目)


以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、スタジオにはおなじみの映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、10月27日より公開になる映画『ブレードランナー 2049』について伺いました。


高橋:よしひろさん、おっはー♪ちょっと遅い夏休みでハワイに行かれたそうですね。


よしひろ:そうなんです。友達の結婚式にかこつけて、ここで休まなかったら、今年は夏休みナシはだと思って。ダラダラ、ダメ人間でしたっ!


高橋:さて。今日もよしひろさんにオススメの映画をご紹介いただくんですが、これ、気になっている方も多いのではないでしょうか。1982年に公開されたSF映画の金字塔の続編『ブレードランナー 2049』いよいよ来週の金曜日に公開が迫っています。


中西:1982年の『ブレードランナー』は、『スターウォーズ』シリーズに負けないくらい熱狂的なファンを生みました。『スターウォーズ』よりもカルト的な人気があった、と言って良いと思います。


高橋:それから35年。この作品をよく知らない方のために、どんな作品だったか教えてください。


よしひろ:はい。『ブレードランナー』は、日本では1982年の夏に公開されました。『スターウォーズ』よりも…という表現が想像もつかないくらい、当時はヒットしなかったんです。何故かというと、同じころに『E.T.』が公開されたんです。なので、これはあとからジワジワとファンが増えていった作品ですね。もとは、フィリップ・K・ディックという人の小説が原作で、これがタイトルひどいんですけれど(笑)「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」っていうタイトルなんですけれど、これがよく「ブレードランナー」になったな、と。
こちらは「人造人間=レプリカント」が登場している近未来、2019年を舞台にしたSF映画です。現実ではあと2年ですね(笑)。植民地の惑星から脱走して地球に逃げ込んだレプリカントと、それを追うブレードランナー、これはレプリカント狩りみたいな人たちですね。そのお話なんですけれど、当時としては「ザ・未来」という「これ、未来だよね!?」みたいな風景を見せてくれた、映像美が凄い作品として、熱狂的なファンを獲得しました。ま、そこには日本語が書かれていた、というのが一番の話題だったんですけれどね。ネオン街は歌舞伎町をモデルにしているそうです。街のあちこちに漢字が登場したりして、だから余計に日本人は熱狂したのでしょうね。主演はハリソン・フォードでございました。


高橋:今回はその30年後が舞台ということで、どんなストーリーなんでしょうか。


よしひろ:はい。今回はLAが舞台となっていまして、LAはもう人が住めない様な状態になっているんですね。で、やっぱりまだレプリカントを退治するブレードランナーがいまして、今回の主役はライアン・ゴズリングが演じる“K”というブレードランナーなんですが、とあることで30年前の旧型レプリカントの骨を見つけるんです。それが世界を揺るがすことになるんじゃないか、ということで、ちょっと辿らなければならない。で、その時代の世界を牛耳っている巨大企業があって、そこにいけば何か分かるんじゃないかと。
この30年の間に世界規模での大停電があって、それが世界を破綻させたということになっているんですが、そのデータを発掘したところ、30年前に失踪した、ハリソン・フォード演じる“デッカード”が絡んでいることが分かるんですね。これによって“K”は“デッカード”を追わなければならなくなるんです。


高橋:じゃあ、ハリソン・フォードも出てくるんですね。


よしひろ:出るんです!ちなみに、来週来日します。


高橋:ハリソン・フォードとライアン・ゴズリングというだけでアガるんですが、実際にご覧になってどうでした?


よしひろ:それがですね…ものすんごく良いんです!!2時間40分もある長尺の映画なんですが、びっくりするくらいあっという間でした。冒頭はほとんど説明もセリフも少なく、映像だけで見せるので、はじめは何が起こっているのか分からないんですが、途中からどんどんアクション、サバイバルが入ってきて、ハリソン・フォードが入ってきてからは、物語がたたみかけるように転がっていくという。初めて見る人でも「あれ、これなんだろう?」と思っているうちに、どんどん物語に引き込まれます。


高橋:あっ、じゃあ前作を見ていなくても大丈夫なんですか?


よしひろ:全然大丈夫です!新しい世代のファンも獲得できます、コレは!


1982年の『ブレードランナー』に熱狂したお父さん世代も、ライアン・ゴズリング目当ての女子も楽しめそうな映画『ブレードランナー 2049』は10月27日より公開です。ぜひ大スクリーンでお楽しみ下さい!